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ウッチャンのBC日記(改)写真日記

還暦過ぎのおっさんの日々の日記です

春用ワックスについて 2

2020-04-23 | ワックスの話
咋シーズン、春から夏にかけて使用したワックスは、
kashiwaxのC.W.DとSPRING BREAK。

言ってみれば、kashiwaxの春・夏用ワックスを使ってみたくて、すべてのワックスをkashiwaxに変更したようなものなのだ。

結論から先に申し上げる。
前回も言ったように、ワックスの比較レポは非常に難しい。
同じ場所で同じ板でそれぞれのワックスを変え比較しなければ、正直本当の比較結果にはならない。
だがそれは素人レベルでは無理というもの。
単なるその時の感覚的な印象でしかない。
なので、最後にこのワックスを次シーズンも使うか使わないかで、ざっくり判断してもらいたい。


C.W.D


今までとは異なる発想の新型ワックス
                  
汚れを多く含んだ雪に対して、今までとは異なるアプローチで一つの答えを出しました。メリットを積み重ねるのではなく、デメリットを消していく。もちろんアンチな材料は使わない。アイロンの作業温度を上げないことは、すべてのメリットに繋がる。KWX-1でクリーニングした滑走面にC.W.D.をホットワクシング。
                  周囲が汚れで真っ黒になった滑走面を見ながら「今日はもうダメだ」と言う中を、快適に滑走してください。レースからBCまでストレスから解放します。滑走後はスクレイピング、ブラッシングで表面の汚れを落とし、KWX-1でクリーニング・ワックスを行ってから再度C.W.D.をホットワクシングしてください。



SPRING BREAK



これが最強の春用万能ワックス!
#SPRING # NEW&OLD SNOW # DIRTY SNOW

春の複雑なコンディション変化に高い次元で対応する万能タイプ。他のワックスでは当たりハズレが大きいような状況ほど差が出ます。化学合成で作られた最新テクノロジーのワックスが諦めていた春のストレスから解放します。汚れが付着しづらいので持続性にも優れています。 




どちらのワックスも使用したのだが、冒頭にも書いたが比較というものがやはり難しい。
滑走時の雪の状態、雪温、汚れ具合、新雪、古雪、ストップ+ザラメ、いろいろな条件の中、以前のガリウムと比較しての感想。


1番の問題はストップ雪。
だが、巡り合う回数と滑走距離を考えると、回数的にも、距離的にも、全体的には僅かなもの。完全に掴まれなければ、転倒の危険も少ないだろうし、完全に対処できるワックスは今のところなさそうなのでここは我慢であろう。
ただ、どちらのワックスも急ブレーキがかかって前に飛んでいくことはなかった。
減速するだけで多少ふらふらするぐらいで済んでいた。完全な比較対象とはならない、あくまで感覚的なものだが、今までよりは板の掴まれかたが弱かった感じがする。



汚れによるストレス
かなりのブレーキにならなければ特別な問題にはならないであろうが、毎回ソールが汚れてしまえば、毎回クリーニングの必要があるということ。
汚れが少ないということはメンテが楽なうえに、少なくてもその日は快適に滑走できるということになるだろう。
これも滑走日数、滑走回数で感じ方は変わってくるだろう。
汚れによる1番のストレスは、滑走時というよりは、長いトラバースや滑走後の緩斜面の帰りとかに起こりやすいと思う。
感覚的なものではあるが、以前のガリウムよりはストレスが少なかった感じで、板が幾分滑ったような感じがする。



個人的な感想
北海道で使用する場合はC.W.Dよりは、SPRING BREAKの方が合っているような感じがした。あくまで個人的な感触。

でっ、今シーズンはどうするか?
自分は今年もSPRING BREAKを使おうと思っている。


ただどちらも100g 13,200円という価格。
これをどういう風に判断するか?
それぞれの価値観が左右すると思われる・・・


興味のある人は参考まで。
今のご時世、今シーズンは参考になるかどうか・・・

春用ワックスについて

2020-04-22 | ワックスの話
昨年も春用ワックスの試験的なものをやっていたのだが、どうにもワックスのレポートというのは難しい。

様々に変化していく雪質にワックスが効果的に効いているか?
を他の物と比較できないので(単独では)ほとんど感覚的なものになってしまう。

いろいろなメーカーから春用として出てはいるが、いまだストップ雪に絶対的に有効というものは存在しないようだ。

ならば、ストップ雪には、がっちり掴まれずに減速はするがひっくり返るまでには至らない程度で我慢し、汚れに強いワックスというものを探した方が賢明のような気がする。

実際にはワックスにストラクチャーということになるのだろうが、ここではワックスの話だけで。

ほとんどの老舗のメーカーでは雪温で、ワックスを分けている。この雪温というのは雪そのものの温度ではなく、雪上10cmの温度だったはず。(ちょっとうるおぼえ)いずれにせよ、わかりづらいことには違いない。

おそらくはこれからは、設定0°C~などというワックスを使用することになるだろう。
いわゆる排水効果の高いワックスだ。
水分の多い雪の水分を早く排出したいということ。
だからフッ素系を使い、フッ素の含有率が高いと高額になる。
だがこの手のワックスは汚れを吸いやすくソールに汚れがついてしまう。
そこで汚れが着きにくいと言われるグラファイトソールということになるのだが、ソール自体が真っ黒なためクリーニングしなければ、汚れてるのかどうかもわからない。

これとは別に昔から、汚れが付きづらい硬いワックスこそ春用に相応しいという人もいる。
汚れを吸うのはワックスが柔らかいためなので、硬いワックスで汚れを吸わさないという考え。

排水効果を求めるか、いかに汚れさせないかという違いになりそう。

どちらも試したが、これというところには至らなかった。


このどちらとも言えないようなワックスが数社から出ている。


でっ、昨年から変えているワックス「kashiwax」について。




パウダーシーズンは基本的に3種類のベースワックスを重ねる。(写真はプラス硬さアップ用) に加えて、いろいろな滑走ワックスが存在する。(かなり種類が豊富、自分はどれも使用はなし)
だが、BCではベースとなる3種類で十分滑る。
昨シーズンから今シーズン、パウダーライディングは全てこのワックス。
すなわちベースワックスのみの滑走。
KWX-3のワックスは雪温対応するということで、雪温の変化によるワックスの変更は一切なし。
11月から4月まで、ただこの1種類のみ。












たぶんこれを聞いてビックリしている人もいると思う。
今までのガリウムだと11月~4月で最低3種類は使っている。
もしもピンクまで使ったら4種類。
それを、ただの1種類のみで対応している。
でっ、滑走はというと動画を参照していただければわかるはず。
以前のガリウムでの滑走と変わるところはない。

こうなると、いったいワックスとはなんなんだろう?
と、知れば知るほどわからなくなる。
いわゆる奥の深いものなのだと知らされる。

このkashiwax、融点が低いためアイロンの温度設定が低めでも作業ができる。
とは言えワックスの設定温度よりは上げた方が作業効率は良い。
つまり厳冬期に使う硬いワックスの作業が軽減されるということになる。
加えてただ1種類のワックスで長い期間に対応するのは楽ではないだろうか。

パウダーシーズンには、kashiwaxの1、2、3(たまに+4)の工程の作業で、十分だったというのが2シーズンの感想です。

いよいよ春に試したワックスの話ですが、長くなったので次回に。


ワックスの話 5

2014-07-20 | ワックスの話
ワックスの話をしていすが、ワックスをかけ終わって、
いよいよ仕上げに入ります。

まずはスクレイパーをかけて、ワックスを剥がしますが、
スクレイパーをかける前にスクレイパーの目立てを
是非やってほしいんです。
これをやるとやらないじゃ比べ物にならないと言うか、
やらないとワックスを剥がせません!

平ヤスリの上にスクレイパーを置いて、前後こすって、
スクレイパーの角が出るまで研いで下さい。上下ともです。



もしくはちょっと高いですけど(3000円くらい)
スクレイパーのシャープナーを買って研いで下さい。



シャープナーは、4~5種類の幅の違うスクレイパーを
研げるようになってますので、スクレイパーをシャープナーに
斜め(30度ぐらいの角度)に入れ、引けば削れるという優れものです。
何回か使ってスクレイパーが真っ直ぐじゃなくなったら、
平ヤスリで平らになるまで削って下さい。

この作業が仕上げのための大切な部分です。
作業効率のアップと仕上がりの良さがここで決まります。

スクレイパーは常に研いで使って下さい。あまり太い物より、
3mmぐらいの物をしならせて使った方がいいです、

あまり無理して削って滑走面を痛めないように。

結局スクレイパーが削れないと、ワックスを落とすのに時間がかかるのと、
不十分でブラシの仕上げが出来なくなるためです。

スクレイパーでワックスをおおかた削ったら、
ブラシで残ったワックスを掻き出します。



最初はナイロンブラシで掻き出しますが、
ブラシの進行方向の前側を上げ、
後ろ側の角で押し出すように、掻き出して下さい。

ブラッシングは必ずトップからテールです。
毛羽立ちや滑走面のひっかかりがないように
トップからテールにブラッシングします。
滑る方向に少しでも抵抗をなくすためです。

板の幅をまた3等分にして10回ぐらいずつ
ブラッシングします。
トップからテールまで一気には行けないので、
トップからテールまで3~4等分にしてかけていきます。

2回目はブラシの全体を使ってブラッシングします。

これをもう1~2回繰り返します。
滑走面にひかりが出てきたらOkです。

次は馬毛のブラシで細かい粉と静電気を取って行きます。
馬毛ブラシも10回ぐらいずつ、トップからテールまで
1~2回粉が出なくなるまでブラッシングすれば十分でしょう。
馬毛のブラシも是非用意してほしいです。



最後にフィニッシングマットで数回トップからテールにかけたら終了です。



結構大変ですが、出来上がった滑走面を見ると
、しっとりとした感じで光ってますよ!
自分でやった達成感と充実感を感じると思います。

きっと自分で仕上げた滑走面は大事にするでしょう。
滑走面をそのまま床に置いたり、社外に汚れるような
積みかたがなくなってくると思います。

車内に置くにしても必ず滑走面が下にならないように、
デッキ側を下にするか、ソールカバーを着けるか、
ボードケースに入れるか、きっと滑走面を大事にするでしょう。
そうしてほしいのです。
スノーボードは板が滑って、初めて楽しいのですから!

硬いワックスを使用する時はスクレイパーで剥がすのも大変!
ブラッシングも大変です。
1回目にブロンズのブラシを使うと楽になります。

スクレイプする時もブラッシングする時も、
ワックスや粉が出ると思いますが、
小さなホウキか塗装用のはけを使ってきれいにするといいですよ。

以上ウッチャンの今までの経験からの
ワックスの話をしましたが、参考になるところがあれば参考にしてください。

それでは


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ワックスの話 4

2014-07-15 | ワックスの話
あくまでウッチャンの経験の話をしてます。ご参考までに。

さていよいよワックスをかけていきましょうか!

1回目ポツポツと垂らしたワックスを溶かしながら全体にワックスを広げて行きます。



2回目ボードの幅を3列に分けて、デッキが熱くなりすぎない程度の
スピードで1列につき5回程度アイロンを動かします。
作業台や一気にトップからテールまでいける人は行って下さい。
でも普通は家の中で、床に置いての作業でおそらくそんなに広くないところで
すると思うので3回ぐらいに分けて下さい。

トップからテールまでアイロンを動かしたら、
先にやった方は少し熱がさめているだろうから、
また3列に分けて5回程度ずつ2~3回程度アイロンを
動かしてワックスをかけて下さい。

バィンディグ部分はワックスがかかりにくいので、
そこだけ丁寧に熱くなりすぎないようにかけて下さい。

アイロンを動かすスピードによって、かける回数は調整して下さい。

なぜなら滑走面は同一箇所で最大に浸透しても2分と言われています。
2分以上アイロンをかけても無意味で無駄で、滑走面を痛める可能性もあります。
ですから個々のスピードで回数を調整して下さい。

前にも話したゲレンデで乗る場合のエッジ近辺のワックスがけは、
先に中央部分をかけてからエッジ近辺をかけて下さい。
シートを使ってワックスをかける場合は同じシートを使うとワックスが
混じってしまうので、それでいい人はそのままで。
別にかけたい人は、2枚用意して別にかけるといいでしょう。



ウッチャンもハードにも乗ってたし、ソフトにしてもハードに負けないぐらい
カービングしてたのでわかってますが、エッジ近辺は1日で白くなります。

その日に仕上げたい人は最低30分ほど待って、滑走面が常温に戻ったら、
仕上げ作業に入って下さい。

ホットワックスでないといけないわけは、アイロンで熱を加えることで
滑走面の中の隙間が熱で広がるのでそこに浸透させるのが、1番効率良く、
最大限に浸透させることが出来るからです。

液体系のフッ素ワックスでただ塗るだけという商品もありますが、
ウッチャンの話を聞いたら、補助的な物、応急的、ホットワックスに
プラスという感じがしませんか?

何十年間も続いているやり方は、 今でも変わらなくベストな方法のはずです。

めんどくさいじゃなく、ワックスがけも楽しんで出来れば、
また一層スノーボードの幅が広がり楽しくなるんじゃないかと思います。

是非そうしてもらいたいです。

さぁ次はブラッシングですけど、この続きは又次回に。


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ワックスの話 3

2014-06-29 | ワックスの話
ウッチャンのワックスの話の続きです。

バックカントリーをする人より、ゲレンデを乗る人の方がワックスの回数を増やして下さい。

バックカントリーを滑る距離より、ゲレンデを滑る距離の方が圧倒的に長いからです。

滑走面が白くなっていませんか?
白くなっていたら明らかにワックス切れです。

ワックスは滑走性能を上げる役割と滑走面保護の役割があります。

滑走面は空気に触れると酸化していってしまうのです。
だからシーズンが終了したら、
柔らか目のワックスを全面にかけて、出来ればエッジまでかけちゃう。
空気に触れないように保管します。

ゲレンデを滑る人で、カービングの得意な人!
エッジ近辺だけ白くなっていませんか?
これはカービングをするのに滑走面中央よりエッジ近辺の方が多く使われているからです。

このような時は、ウッチャンはエッジ近辺だけ硬めのワックスをかけます。
ゲレンデで滑走する時そのほとんどでエッジが立っているのでワックス切れがおこるのです。

ワックスの合う合わないは、板が雪面に全てまたは大部分がついている時に重要なだけで、
エッジが立っている時にはエッジ近辺には必要ではありません。

滑走性が落ちるのでは?
と考えの方、スピードに乗らないうちにカービングはできません!
滑走面全体で滑って初めてスピードに乗るのです。
ですからエッジ近辺には硬いワックスをかけてワックス性能をのばした方がいいです。

バックカントリーの場合はエッジだけで滑るということはありません。
滑走面全体を使って滑って行くのでこういうワックスのかけ方はしません。

こういう風にウッチャンはワックス単体だけで使用することはありません。
たいがい2種類を合わせて、その割合を変化させて使っていきます。

簡単な事です。
ワックスを滑走面にたらす時に、2種類たらせばいいだけです。
その時々に割合を変えて。
単体でいい時はそのままで。

さぁいよいよワックスかけていきましょうか!
まずはボードを滑走面を上にして置きましょう。
台はなんでもいいんです。
専用の鉄製の台でも、プラスチックの物入れのボックスに滑り止めを置いた上でも、
新聞紙や雑誌を重ねて束にして滑り止めを置いた上でも・・・
とにかくボードを置いた時からバィンディグが床から浮いていればOKです。



床が汚れるのが嫌ならば、新聞紙やカットされたカーペットやブルーシートをひけばいいんです。

アイロンを設定温度にして温めて、ワックスをアイロンにつけて溶かして滑走面に垂らしていきます。
垂らす量は経験で判断して下さい。
幅10cmぐらいでポツポツと波形のようにトップからテールまで垂らせば十分です。



アイロンシートを使えば量も少なく、きれいにのばせます。
シートを左手に持ってアイロンを右手に持ってワックスをのばしていくなんてよく言われますが、
ウッチャンはシートをアイロンに巻いて固定しちゃうか、シートはアイロンより長いので、
アイロンを持つのと一緒にシートの端を持って片手でワックスをかけて行きます。




続きは又次回に。


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