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お粗末NHK「そのとき歴史は動いた」の真珠湾

2005年12月09日 | 日本の戦後処置と歴史認識
某MLへの投稿記事を転載します。
in article "[no_more_war:11932] 無防備都市への無差別爆撃"
とほほ wrote:
>思考錯誤掲示板:Re(1):南京渡洋爆撃とパナイ号より。

この記事をあえて掲載したのは、もちろんNHKの「そのとき歴史は動いた」で放送された「真珠湾の話」の嘘を暴くためです。
番組では「日中戦争開戦当初アメリカがあからさまに日本に敵対し中国を支援」と言うニュアンスを伝えていたと思います。中国を支援し中国に同情的で日本を批判していたのは事実でしょう。しかしそれはアメリカに限らず国際社会の評価だったのです。

なぜでしょうか?日本が国際条約や国際社会倫理規範に著しく反した中国侵略を行っていたからであり、更にあからさまに米英へ敵対心を示し挑発行為を行ったのは【日本海軍です】それがパナイ号への爆撃であり、英国戦艦クリケット・スラブ号への爆撃です。

アメリカでは「真珠湾を忘れるな」と言う言葉と同じくらい「パナイ号を忘れるな」と言う言葉は語り継がれています。実を言えばアメリカの報道は「南京虐殺事件」よりも、この「パナイ号爆撃」のほうが大きく報道されているくらいなのです。

「真珠湾」と言う象徴的な事件をだしに真珠湾へ至るまでの経緯をさもABCD包囲網による「仕方のない戦争」のような印象操作をし、あからさまに事実と異なる報道をしています。この手法は自由主義史観の歴史操作そのものです。そもそもABCD包囲網とは何のことでしょう。中国は日本に侵略されていたのです、侵略されている国がどうやって日本に経済封鎖をかけることができるのでしょうか?
なぜアメリカ英国オランダが日本に経済封鎖をかけようとしたのでしょうか?

原因は日本にあるのです、日本が仁義にもとる行為を中国大陸で繰り広げていたからです。

おそらくNHKに対し「日中戦争開戦当初、アメリカ(ルーズベルト)が中国を支援しあからさまに日本に敵対した」と番組で報道した根拠は何か?と聞けば下手すると「フライングタイガース」を持ち出すことでしょう。そのまんま自由主義史観の典型的嘘八百です。フライングタイガースとは日本海軍の非人道的空爆に飛行気乗りとしての激しい怒りを覚えたアメリカ空軍のパイロットらが中国人民を救いたいとの純粋な思いから軍を退役して編成した軍民混合の義勇軍です。

番組ではアメリカが敵対したので、仕方なく山本五十六や海軍は米英決戦に挑んだ、などと印象操作してますが、真実は全く逆です。このパナイ号攻撃によりアメリカは対日戦争の準備を始めたのです。

*参照文献:「日中全面戦争と海軍」笠原十九司、青木書店。
*コメントは思考錯誤まで