とほほブログ

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民主主義とナショナリズムと

2005年12月16日 | 民主主義と人権問題
では民主社会の「民」すなわち民衆とは何か? それは個人個人の集まりである、個々人の集合が「民」である。 「主」は主権の事であり民衆が主権を持つと言う意味になる。 では「社会」とは何か? これはつまり集結した個々人の関係式に相当する。 個々人は各個人ごとに全て意見を持ちそれが完全に一致する事はなく多種多様な意見が混在する。この多種多様な意見を統一し(その手法が議論であれ武力であれ権力であれ経済力であれ多数決であれ同じ事である)社会(関係式)をまとめようとするのが全体主義である。そして全体主義が民主主義を廃した事は周知の事実である。よって民主社会とは意見を統一しようとの試みではない、意見の異なるもの同士が如何に互いの人権を尊重できる関係式を構築してゆくか、と言う試みの事である。 . . . 本文を読む

基本的人権と外国人参政権

2005年12月01日 | 民主主義と人権問題
私はあまりややこしく考えない性質なので何なのですが(^^ゞ 憲法を解釈する上で、憲法前文を決して無視してはならないと思います。憲法はすべて前文を基本理念として制定されているのですから、解釈の際はその理念が基本にあります、ですからこそ指輪さんが提示されているような解釈が成立するのであり決して言葉を都合よく解釈しているわけではないと考えます。 . . . 本文を読む

民主主義と外国人参政権・押し問答

2005年11月26日 | 民主主義と人権問題
「民主主義は外国人参政権を認めるべきか」と言う思考をする上で、国民とは何か?ではなく、外国人とは何か?と言う風に考えるのですね。というより、民主主義はそういう風に思考すべきなのです。なぜなら、リーさんがおっしゃっているように「非国民」と言う概念が発生してしまうのです。 . . . 本文を読む

平和主義と民主主義

2005年11月22日 | 民主主義と人権問題
であれば「一国平和主義」と言う言葉がよく使われるが「一国民主主義」ももはや成り立たない。つまりこれは、敗戦国だから、戦争犯罪を犯した国家だから、と言う枠にもとらわれない事になる。己の民主主義(一国民主主義)を守るために、他国(それが民主主義の敵であるとしても)を攻撃する、と言う行為そのものが己の民主主義をも破壊する事に他ならない。戦争を否定する我々は「一国民主主義」がもはや成り立たない事に気がついたのである。国境がある以上他国の民主化に言及する時、情報戦略、非民主国家人民へ対する民主国家内の全ての情報公開、がこれまでのところ最善の方策である、そのためには国境の内側にいる我々の民主社会こそが真の民主主義国家として成熟しておらねばならないのだ。 . . . 本文を読む

フランス暴動と移民政策

2005年11月21日 | 民主主義と人権問題
フランスの移民制度について****さんが以前に言及しておりますのでこれも例えて見ます、例えばフランスは「不法滞在者の合法化」と言う政策を1981年に世界中でただ一度だけ取った事があります。結果は芳しくありませんでした、がなぜそう言う政策が行われていたのかと言うと不法滞在者の人権は極力保護されねばならない、と言う【指針】が明確だからです。劣悪労働環境が問題になるので、不法滞在者であってもちゃんと行政府の駆け込み寺があり不法滞在者だからと言うだけで移民局に引き渡す事はしません。 そして現在の政策はEU統合と言う前提があります。これは「基本的には人の流通がある程度自由(合法)」になったがゆえ「不法滞在」に厳しくしているのです(あくまで労働市場は開放の方向に向っています)。が、これは****氏の指摘の通り現在のフランスの不法滞在者へ対する扱いを調べてみます。それが不当なものであればそれこそフランスも右傾化の流れにあることは疑いようがないでしょう。 いずれにせよ諸外国の移民政策を言及する場合その歴史を正しく見ないと【指針】が見えてきません。日本はこの【指針】を持たずにいるため「外国だってそうじゃん」と言うアホみたいな議論しかできないのです。日本は経済がグローバル化しはじめた1980年代から今日におけるまでなーーーんにも進展してません。 私はこの問題における主張をここで一つだけしておきます。 「日本よ、差別をおそれるな、差別は恐れるものではなく克服するものだ」 . . . 本文を読む

民主主義と外国人参政権(2)

2005年11月20日 | 民主主義と人権問題
「日本人の条件」ってのは何なのですか?と言う事を言っているのですよ。どこの国の人間であれその国に住む国の人々と同等の権利を持つことは民主主義の基本です、人は法の下にすべからく平等でなくてはなりません。 日本人になりたいか否かなどその人の自由です。日本人になりたい人も居るでしょうしそうでない人も居るでしょう。日本人だって日本人と言うアイデンティティーがその人の精神を支えている人も少なからずいる事と同じです。 . . . 本文を読む

民主主義と外国人参政権(1)

2005年11月20日 | 民主主義と人権問題
その国独自の帰化基準を作る事に異議はありませんよ、その帰化基準が民主主義国家日本でどうあるべきか?民主主義は永住権を持つ外国人に対して参政権を与えるべきか?を今議論しているのではないですか? で、日本の国の伝統文化を持つ日本の独自の民主社会はどうあるべきとお考えですか? または日本の建国思想とはどのような思想ですか? 前に「捕鯨の話」でも少し触れましたが、日本の伝統文化って例えばどういう奴ですか? . . . 本文を読む

想像の共同体

2005年11月16日 | 民主主義と人権問題
天皇と言うのも一つのフィクションですよね。 私は、これは日本に限らずですが、国民国家以前の体制に対して「国家統一」であるとか言う言葉を当てはめてしまうから正しい歴史観が養われていかないのだと思います。国民国家以前の「国家」と言うのはいうなればやくざの勢力範囲のことです。民衆への行政サービス機関ではなくただただ強盗団のボス争いですよね。 . . . 本文を読む

共産主義は失敗?資本主義は成功?

2005年11月05日 | 民主主義と人権問題
共産党が党名を変えるべきか否か等は外部の人間がどうこう言うものではない、共産主義に対する刷り込みを我々は日本国家およびアメリカ国家にいやというほど受けており、かなりきつい色眼鏡によって共産主義が見えていることの自覚のない評論は愚かなだけである。 現在の資本主義陣営の民主主義は共産主義の影響を強く受けている、いや共産主義がなければ資本主義に現在のような繁栄はない。 . . . 本文を読む