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とほほブログ

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扶桑社教科書採択滋賀県教委区委員会への抗議文

2005年09月01日 | この国のゆくえ
扶桑社の歴史教科書が、非常に特異な思想宣伝を目的としている事はあまりにも知られている事で、そうした思想そのものに対しても批判的な立場をとる私であるが、それを度外視しても今回の滋賀県教育委員会の採択には驚いている。扶桑社教科書の特異性を滋賀県教育委員会が知らないはずもなく、全国でもその採用率は0.5%にも満たない事も報道されたばかりであり、国内のみならず諸外国からも強い批判が寄せられている教科書である。 あえてそれを採用している事は、扶桑社の特異な思想に滋賀県教育委員会も共感していると言う事であろうか?もしそうであるとすれば一市民として勧告する。滋賀県教育員は直ちに総辞職せよ。教育者の資格なしである。教育はあくまで科学的に正しい事を教えねばならない。何を教えるか教えないか?の選択は教育者に権利がある。しかし非科学や疑似科学、嘘を教える者に、その資格はない。 . . . 本文を読む

政策論争とイデオロギー

2005年08月26日 | この国のゆくえ
以下は半月ほど前に某掲示板に投稿した記事であるがブログ「世に倦む日日」が、興味深い記事[マニフェスト論の陥穽]を掲載したので私も書いてトラックバックを入れておこう。(^^ゞ 現在のマニフェスト主義や政策重視宣伝が二大政党化へ向けたプロバガンダであることは確かだ。しかし、日本の言う二大政党化とは政治権力の対立構造を単純化させ○か×を国民に選択させる、○×方式の国民総合試験のことなのだ、こうした二大政 . . . 本文を読む

百人斬り裁判本多勝一側勝訴

2005年08月23日 | この国のゆくえ
詳細はわかりませんが、百人斬り裁判勝訴 のニュースが入ってきました。 判決文を読まないと法廷の判断は良くわかりませんが、原告側の請求は全て棄却されたそうです。 判決の内容によっては例の沖縄戦の名誉毀損裁判にも良い影響が出るかもしれませんね(^.^) 東史郎裁判もやり直しだーー。 百人斬り裁判とは何の事だ?とおわかりにならない方は http://web.sfc.keio.ac.jp/~gaou/ . . . 本文を読む

どうでも良い様な郵政民営化の話。

2005年08月16日 | この国のゆくえ
私には「郵政民営化」がなぜにそれほど大問題なのか理解できない。マスコミも何もかもこの問題ばかりを取り上げて今回の選挙の争点にしている。 はっきりいってどうでもよい議論なのだ。郵政民営化反対勢力の主張が一見正論に見えるが、その実は郵政事業により利権を得てきた既存勢力の代弁者でしかないし、郵政民営化推進勢力もしかりである。従って私はこの問題でこれまで一度もコメントした事がない。しかしあまりにうるさいので答えを政治家連中に教えておこう。 . . . 本文を読む

「名誉ある孤立?」どっかで聞いた言葉だが(^^;、名誉などない。

2005年07月30日 | この国のゆくえ
アホとしか言いようがない。名誉などそこにはない、そこにあるのは醜い日本のエゴイズムである。日本が拉致問題を人権問題として扱っておれば今回のようにはならなかったのである。拉致問題を協議にのぼらせるのも可能であったろう。「救う会」や「家族会」の活動は人権とは何かを全く理解していないのだ。先の投稿「日本政府の外交失態(六カ国協議の顛末)」でも言及したが、北朝鮮への抗議は正しい、拉致問題は一刻も早く解決すべき問題である。しかし経済制裁の声は拉致被害者の人権、北朝鮮人民の人権を少しも考慮しない愚挙であったから、国際社会の賛同を得られないのだ。横田さん達は本当は良くわかっている。 . . . 本文を読む

右派の良識?(右翼の正体)

2005年07月30日 | この国のゆくえ
なーるほど「右翼の良心・良識」ですか?(^^; 確かに中には日本の将来を憂い本気で思い込んでいる右翼もいるのでしょうね。しかし、中国人・朝鮮人を差別虐待虐殺したのも、近隣諸国を蹂躙したのも【憂国】の思いであり、普通の人間であればそれを反省し決して繰り返さない、とするのが「良心・良識」というものでしょう。 . . . 本文を読む

日本政府の外交失態(六カ国協議の顛末)

2005年07月28日 | この国のゆくえ
小泉・町村の外交感覚は前時代的であり、小泉に至っては外交とは「対アメリカ対策」であるとしか考えていない。これがアメリカに対する全世界的な反米感情を覆い隠し、それへの不感症が日本国内の報道にも影響し、アメリカの軍事力にのみすがる国家体質を生んだ責任は重い。 これは湾岸戦争以来の自民党外交政策の最大の失敗であろう。国際政治への日本の発言に理念がない、その場その場を法(国際社会倫理)の網目をくぐって切り抜けようとする体質に限っては戦前と少しも変わらない。国際社会から孤立しようがなんだろうが軍事大国ドイツに擦り寄っていれば良い、としていた当時とどこが異なるであろう。 . . . 本文を読む

つくる会の戦略・戦法

2005年07月23日 | この国のゆくえ
私などは5年以上も前から「つくる会」等の動向を追ってきてますので、ここの教科書がトンデモであり非科学的な教科書である事を良くわかってますが、最近こうした問題に関心をもち始めた方の中には「そんなトンデモがなぜ検定を通るのだ」「検定を通るにはそれなりに科学的な根拠もあり、単なる政治的思想的対立が教科書問題になっているのではないか」と考える人がいても不思議ではないと思います。 . . . 本文を読む

わけがわからんぞ、社民党

2005年07月22日 | この国のゆくえ
あくまで憲法遵守、自衛隊は違憲、の立場を崩してはならない。その上で現実にある武装組織を解体する方向で外交努力その他の政策努力を強調していくのだ、その上で国民の納得を得ながら軍備を縮小していく。 妥協すべきなのは現状での自衛隊即廃棄が外交上・国民的合意上で不可能である事を認めることだ。外交政策による軍事バランスを鑑みながらの国際的軍備縮小努力と国民的合意を得るまでは自衛隊を維持せざるをえない、との立場を明言したらよろしい。言い逃ればかりしようとしているから支持を得られないのだ、現実をどうするのかを主張せよ。 . . . 本文を読む

コペル君(君たちはどう生きるか。吉野源三郎著、岩波新書)

2005年07月18日 | この国のゆくえ
「修身の読み物としては、古典に入る」と言うあとがきの説明でしたのでご存知の方も多いのかな?と思っていました、そうです、コペル君の話です。私が考え想像していた「戦前の修身」とは全く違ったものでした、もちろん一九三七年の時期ですのでその後の軍国教育よりはいくらかましだろうとは思いましたが、例えば私が小学生時代に読んだその手の読み物で道徳の教科書にもよく出てくる「クオレ、愛の学校」、母を尋ねて三千里、の挿話で有名な本ですね、のような感じかそれよりももっと軍国色に近いものだろうなと考えていたのです、クオレは全般にわたって「愛国心」で彩られています。もちろん偏屈なナショナリズムとは違ったものではありますが、それでも愛国心を前面に出し美しい愛国心を持った少年兵が戦死していく様子を英雄視し美化している部分も少なくない。 . . . 本文を読む

北朝鮮食料横流し報道の疑問

2005年06月25日 | この国のゆくえ
北朝鮮に関する日本の報道は余りにも恣意的です。実に大本営発表然としたプロバガンダ放送の様相を呈してきました。きちんと外信や各種情報に気を配り目を見開いていなくては日本の報道はほとんど信用できなくなってしまっている、と言っても過言ではありません。 DNA鑑定もしかりでしたが、この横流し報道も日本の報道機関が援助活動を実施しているNGOそのものに何の問い合わせもしていないと言うのは、うっかり誤報を流 . . . 本文を読む

自衛隊員が極悪旧日本軍人長勇、牛島を慰霊

2005年06月25日 | この国のゆくえ
長勇と言えば日本軍人の中でも極悪中の極悪人、それを自衛隊員が参拝する図、まさに怖気を奮う一場面である。おそらくこれらの自衛隊員はこの二人が何をしたのか知らないのであろう、長勇にいたっては南京虐殺事件資料においても同軍人仲間からさえ「長勇ならばさもありなん」と評価される人物である。時代錯誤な軍服の上に陣羽織姿の写真は極悪人そのものである。殺人訓練に躊躇する新兵をタタッ切った、と自ら豪語し悪びれない人 . . . 本文を読む

抗日戦争の資料を一般向けに初公開 湖北省資料館

2005年06月25日 | この国のゆくえ
以下人民網日本語版より。 湖北省档案館(資料館)はこのほど、抗日戦争勝利60周年を記念して関係資料を初めて一般公開した。資料の整理中に見つかった日本兵の日記「ある日本兵士の陣中日記」も公開される。この日記は元日本兵の中村義夫さんが戦時中に中国で書いたもので、侵略戦争における自身の経験を細かく記録している。(編集SN) 関係ない話ですが今香港ATVを見ていたらワシントンDCの国際世論 . . . 本文を読む

戦争責任問題とは内政問題なのか?

2005年06月19日 | この国のゆくえ
確かに、それは我々国民が真摯に考え解決していかねばならないものであるが、それを内政問題とすることは誤りである。すでに我々は自国のみの内的議論の帰結が必ずしも正しくはない事を経験している。また国際的な状況もそれを許さない。常に他者との共存を認識しながら議論を為さねばならない。 戦争責任の問題は常にそうした内的議論の中でうやむやにされていく、天皇に責任を押し付ければ軍部の責任が曖昧になり国民そのものの責任も曖昧になる。その逆もありえる国民に責任があるのであれば天皇には責任は無い。 . . . 本文を読む

中山文科相発言の欺瞞

2005年06月18日 | この国のゆくえ
> 当時そういう言葉がなかったから教科書に使ってはならないというのであれば、歴史教科書はいっぱい書き換えねばならないと思います。以前このMLでも、当時そういう言葉がなかったから、従軍慰安婦など存在しなかったというような意見もありましたが、いやしくもキャリア官僚上がりの文科相がそういう浅薄な発言するとは、驚きました。 中山文科相の認識の俗悪性はもっと奥深いものがあるように思います。釈明したテレビイ . . . 本文を読む