感染症、それは人類の最大の敵ですよね。
なんなんだろう。
物事には無駄がないと言いますから、人口を減らすことを目的にウイルスたちは蔓延したのでしょうか。
今しがた、地球にとって人間は害悪でしかなくなっていますものね。温暖化にプラスチックゴミ、どの切り口をもってしても人間がいてよかったという部分があるのか甚だ疑問です。
それに加えて人間同士で歪みあって苦しめあって、こんなんでは神さまがいるとしたら怒られても仕方ありません。と、真摯に思います。
でも、やっぱり負けたくないです。ウイルスに。
勝ちましょうよー。
主人にですね、こんな提案をしてみました。
「あのさ、ウイルスから逃げ回っていたら、いつか捕まるわけよ。負けるしか方法がないの。ステイホームも限界よ。」
「まあね。適度にストレス溜めずにがんばるしかない、って結局我慢だものね。うつになって死んでしまったらそれもウイルスに負けたと言っていいよね。」
「でね、ここは勝ちにいかないと。と思うの。」
「は?」
「ウイルスを攻撃する方法はないわけ?勝ちに行かないと。攻撃は最大の防御なり!!」
「あのねえ、そういうことは偉い人たちが考えればいいことなのよ。」
「だからさ、その偉い人たちが素晴らしい頭脳でもって考えて、今なのよ。逃げるしかできない。つまり、こういうバカな人達が考えてこそ、という段階に来たと思うわけ。今こそ私たちみたいなおバカな発想が求められているのよ!」
「あー、まあ、そお?」
すんごい呆れています。
「考えるのはタダだし!」
「あー、まあ、それは確かだし、理屈は通るけれども、じゃあやってみればいいじゃん、僕は無理よ。難しすぎる。」
まったくつまらない男であります。これでは負けてしまうではないですか。
「とりあえず!何から考えたらいいかな。とにかくやるしかないでしょ」
ということで、突然思い立って勉強をすることにしました。が、教えてもらったその本、読もうとしましたけれども、本文に入りましたらですね、前提と言いますか、基礎知識がない私にとっては3行くらいで「ん?」となってしまいました。
おバカ、、はパパであります。わたしは素人なのです。この本ではどうしようもありません。
そーいえば南極は寒すぎてウイルスすら生存できないって聞いたな。温度はウイルスを殲滅する方法のひとつかな、なんて思ったりしました。どのくらい寒い時間があれば死滅するんでしょうか。もし数秒でいいなら液体窒素とか役に立ちそうですよね。
そんなことをうつらうつら考えながら、子ども向けの感染症の本を購入しまして、いましがた読んでおります。基礎知識からまずは。
読み進めますと、何にも知らないのね!と自分の知識の浅さに驚愕しつつ、かといって敵を知ったところで手も足もでないぞと思ったり、まあ、要するになんの成果も出ていません笑。でも発想は間違っていない気がするので、何か思いついたらいいなあなんて希望を捨てずにいます。
こういう時、病気の人間は強いのかも知れませんね。無駄に。
しかしですね。こういう間にも感染は広がっている。大問題です。
もうステイホームもほとほと疲れました。娘も私もそりゃそりゃストレスが溜まる時間もあります。
給食をですよ!放棄して家で作る私!えらくないですか?しんどいんですよ!そしてお弁当持たせて、パパは大忙し。もちろん私も友達との会食キャンセルだし、主人に至ってはここ1年、予定すら組んでいません。特に医療系の友人たちは声かけすらないです。お互い頑張ろうって短い連絡しあってるだけ。
1番の問題はですね、そこまでして頑張る意味がだんだん見えてこなくなってくるほど街が賑わっていること、感染者数が減らないことなんです。
完全に心の問題なんですけど。
私たち、なんでがんばってるんだろう、みたいになる。
当然自分たちが罹患しないように気をつけなければという観点は大きいですよ。
感染症にかかって死にかけてからでは遅いんです。
私たちは私を通じて感染症の怖さを知っています。
コロナの症状は知らない。でも怖さはわかる。娘も私の姿を見て知っている、だから学校に行きたい気持ちを抑えられるんです。
でも、一方でここまで減らないとどうして?と責めたくなる気持ちが湧いてくるのも事実です。だって辛いんですもん。ステイホーム。学校に行かないのも、今やマイノリティですから、いろんなご意見もあります。自分たちのためだけに頑張るのなら、パパが休んでしまえばいい。数週間くらい休みをとったりリモートの診療にしたりしたほうがよほど安心できます。家族としては。私みたいな既往がある家族の場合、パパはコロナに罹患したら、即日隔離。今日の朝、いってらっしゃいとして、もう会えなくなって、おしまいかもしれません。
例の如く、パパは無事でも私がアウトになる可能性だって十二分にあります。
この際旅行でもいってですね、巣ごもりしていればいい。わざわざ休みなく忙しく働いて、保菌して帰ってくるなんてされる必要がないんです。
だから、知って欲しいです。
大切な人を亡くしてから、自分が苦しくなってからでは遅いんです。
明日どころか、今日は我が身です。
コロナはきっとものすごい感染力と悪影響をもたらします。
死ぬんだという危機感を。目の前の人が明日いなくなるかもしれない恐怖を。自分がいなくなってしまうかもしれないということを。
今は、そうして自制して過ごすこと、ウイルスから逃げ回ることしかできない現状に歯痒い気持ちでいっぱいですけれども、一緒にがんばりませんか。