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トドママのあるがままに

難病指定を受けている母親です。
笑顔を忘れないように、そんな思いだけでつらつら書きます♪

自分と違うことで、異常と思わないでー

2021-01-09 14:15:42 | 日記

これはほんとに切実にお願いしたいことなのですが、自分と違うことがあると「異常」としてしまう傾向があると思うんです。

できればそうやって「異常」と捉えて排除しないでほしいのです。

そういう人がいる、という程度でいいのです。理解してほしいなんて思っていません。ただ、「おかしい人」扱いしないでほしいのです。

頭ではやりたくないと願っている私自身も、本当によくやってしまうことなので、人間の本能的なことなんだと思うんですね。自分と違うものに出会ったら「おかしい」って思ってしまうのは仕方のないこと。だから、むしろ、差別的な思考が頭を駆け巡ったところでそれは仕方ないと思うようにしています。で、そのあと訂正するのです。訂正しきらないこともありますけれども、そこは根気強く。訂正を続けています。

 

私が自分によく思うことは、変に涙もろくなったりすると、

「涙もろいね」ではなくて

「ちょっとおかしいねー」と

いつもと違うことをストレートに捉えることはしません。いつもが「正常」であって、今起こっている普段体験しない現象を「異常」だと捉えるのです。

自分に起こることですらそんな塩梅ですから、人様に起こる出来事のうち自分では体験していないことなどは「異常」と捉えるのはむしろ普通のことと思うのです。

 

私は一時期、感染症対策のために花粉症や冬のシーズン以外にもマスクをしていました。

「なんでマスクをしているの?」

当時はむしろ泥棒ではないですけど、よからぬことを考えている人というイメージでした。

一生懸命弁明しているうちに嫌気が差してきました 笑

(これだけが理由ではありませんが、結局マスクが大っ嫌いになり、外しました。コロナ禍でもギリギリまでしなかったくらいです 笑。当時はマスクを求める長蛇の列でしたものね。医療従事者の主人と患者さんや同僚の方々など、どなたかに譲れるようにと思っていたので、ストックはなるべく使わないようにしていました。嫌でもありましたけど笑。)

他にもなんでいちいち外食の時にテーブルをウェッティで拭くのか、子どもが残したものを残すなんてもったいない、とか。神経質おばさんとして好奇な目で見られることも、またたしなめられることもありました。フードコートのテーブルを拭くなんて普通だと思うのですが、子どもの方がよほど汚すから、拭いてくれたスタッフさんに失礼だとか、そんな理由でした。

こちらは生命がかかっているので、「こんなこと」で防げるならやるしかないという気持ちでした。

取り分け用にいくつも取り皿をお願いするし、必ず取り分け用のお箸かカトラリーを1セットはお願いするので、はあ、という反応をされてしまって、すみませんということもしばしばありました。

外食するなと言われそうですが、せっかく生きてるんだし楽しむこともしたかったのです。

やっぱり外食でしか味わえない味も、動物園とかの中で食べるハンバーガーも、とっても美味しかったです。

 

こうした神経質な感染症対策は「異常」なこととして片付けられることが多かったため、私は防御策として自分をおとしめるというか、ばかですよねー、神経質ですよねー、こだわり強くてほんとすいません、ごめんなさい、と先んじて言っていたし実際に今もそう思っています。迷惑かけている側面がゼロではありませんからね。

 

ところが、コロナ禍では私から見ても「異常」なことが多々出現しています。

人間、生命が、生活がかかれば同じことになるのだなと。

あれ、なんだ、私、全然異常じゃないんだ・・と呆気に取られた出来事でした。

 

正しい知識がなんなのかはまだわからない部分はあります。

でもやるしかない、罹患して後悔なんかできませんものね。

そんなふうに、必死にもがいている人に「異常」と伝えることには何の意味があるのでしょう。

よく考えたら、私もその神経質さでそこまで迷惑をおかけした覚えはないのです。しかも、私のママ友さんたちは幼稚園のなかでもみなさん感染症には気を付けている方々だったので、みんなでお食事(ああ!今は考えられないほど大人数の密な、しかしとっても楽しい大切な思い出ですね!)となれば、テーブルを拭くママがいれば、トイレに連れて行ってくれて手をしっかり洗うように見てくれるママもいました。手分けして、みんなで感染症対策は自然のこととして行っていました。もちろん、私はその中でも神経質な方だったと思いますが、それを指摘されたり文句言われたりなどはなく、普通に受け入れてもらっていました。何とも心地よい空間でした。

 

感染対策の内容をうんぬん意見するつもりはないんです。

ただ、何かトライしていることを、また自分と違う外見だったり、状況だったりを「異常」として排除しないでほしい、というのが私の切なる願いです。応援してほしいとは言いませんから。

でも、私はできれば応援できる人間になりたいです!できるようになるかなあ。なりたいなあ。

きっとどこかで差別的な発想を持ってしまっているんだろうなと自戒しながら過ごす日々です。


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