守るべきものがあると強いと聞きます。
確かに、私はこれを強く実感しています。
で。
コロナの日々も、発想を変えればもう少し心もち楽に感染予防できるのでは?と思い始めました。
先日、娘に聞いてみたんですね。
「コロナで感染しないように頑張ろうって言われて手を洗うのはちょっと面倒だなって思うことない?」
「んー、でも仕方ないと思う」
面倒!と言わないだけえらいなあと思いました。
「でもね、手洗いをすることで隣のお友達をコロナから救えるって考えたら頑張れない?」
「うん!頑張れる!」
と、なんとまあ教科書にありそうなほどストレートな反応で、パァッと笑顔になってくれました。
同じことを主人にも聞いたら、スッと背筋なんか伸びて目をキラッとさせて「いいね〜、その考え方」みたいなことを言います。笑
でしょ〜?と自慢気な私。
よく考えたら、私自身がまさにそうだったんですけど、守るべきものがなければここまで頑張れないですよね。私ひとりならまずもうこの世にはいません。いる必要ないですからね!
いわゆる、自暴自棄ってここにあると思います。
ひとりだとね、もういいよね、死ねばいいんだから、みたいに自暴自棄になれちゃう。誰も見てないし、誰も助けてくれないし、最後くらい誰に迷惑かけてもいいじゃん、みたいな感じでしょうか。
最近、コロナの陽性反応が出ても市中を歩き回ってしまう人がいると聞いてびっくりしました。正直、あり得ない!って思ったんですね。
しかし、その人たちも耐えられないんだろうなあと思い始めました。
コロナにかかってしまったこと、急変するという恐怖、どんな苦しさが待っているかわからない、治ってももしかしたらいじめを受けるかもしれない、離職の可能性が出てきた、後遺症も心配。。渦巻く後悔の中で、もしかしたら耐えきれなくなっているのかも、と。
そうして無症状であれば尚のこと、自暴自棄にでもなって今のうちとばかりに市中に繰り出すのかなと。
もちろん許されることではありませんが、それだけ心がめちゃくちゃなのではないかと思ったのです。行動が常識外なので、要するに心もめちゃくちゃに違いないだろうと。
そんなことをポツポツ考えていたら、あゝそっか、そもそも私自身も毎日がしんどいなあというのは、自分たちや周りの皆さんだけ守られればいいと思っていたからだなと。自戒するに至りました。
ということで!
思いやりの心で感染対策するぞー!って家庭内で大号令をかけまして、みんなで標語とか考えてました。
でも思いつかない 笑
そんなに器用ではないんですよね、私たち。
ですが、そんな心意気を乗せまして。
思いつかないなりの最初の作品が冒頭のものです。
後悔しても誰のせいにもできない
という切迫感だけではなくて
思いやりの心で、人さまのために感染予防する
そんなのはどうでしょう?
情けは人の為ならずと言いますから、それは必ず自分自身に返ってくるはずです。
そして、私自身お伝えしなくてはいけないことがあるなと思いました。
出かけにくい状況ですけれど、実は去年よりよほど今の方が安心して買い物ができます。私みたいな人間にとっては、世の中が感染予防してくれていることでとても生活しやすくなりました。
ありがたいことです。
亡くなってる方、苦しんでいる方がたくさんいる中でこんなことを言ってはいけないと思っていました。しかし、むしろきちんと感謝の気持ちがあることをお伝えした方が良いのではと今は考えています。
がんばりましょー!
でもそれは耐えるのではなくて、思いやりの心で。
少なくとも私は助かっています。
全ての感染対策を頑張る皆さんに、心から感謝申し上げます。ありがとうございます。