
世界の広さには関心がないけれど、暗闇の闇の底には心を奪われる
一筋の光の存在すらも許さない漆黒の闇の中で男とも女とも分からない踊り子一人
観客などはもちろん居ない
スポットライトが当たるわけではない
それでも決してこちらに目線を送らない
向こうからすれば、願った光の先に居る助けてもらえるかもしれないはずの人間のはずなのに
凛とした姿勢に流水のような流れる動き、音楽がなくても動きが音を醸し出す
こちらが見ていようが見ていまいがその動きに変わりはない
手を指し伸ばすのは、今の自分には簡単な事なのかもしれない
暗闇の底から救い出すのに手を指し伸ばせばいいだけだ!
でも、どんな手で?
無理矢理引き上げたい?
光に満ちたこの世界が本当に幸せかどうかなんて分からない
現に闇の中で踊る姿に魅了された自分がいる
光の中であろうが闇の中であろうが自分を表現することに制限はない
その踊り子を救い上げたいのではない
その踊り子と共に踊りたい自分に気づいた
光がなければ自らが光となれ、
闇が恐ろしかったら闇に向かって笑え!
人の目を気にしすぎて、世間の反応を気にしすぎて
安心や安全を最優先にして自分を失ってまで守るものは本当に誇れるもの?
失敗したら一緒に笑おう!
成功したら一緒に踊ろう!
いつでも僕らはストーリーの真っ只中だ!!