ろうそくの火 改訂版

2017年08月16日 06時23分15秒 | 日記


北極星にはなれないかもしれない



君がどれだけ道に迷っても



僕は君の進む道を指し示すことは出来ない



空に輝く北極星のように頼りにされることはないだろう



その他の星たちのように輝くこともないだろう



でも、遠い空のあの星たちには出来ないことを僕には出来るんだ



それは、君が不安や悲しみの闇に足を取られないように



君の足元を照らす小さな、小さな灯りにはなれる




激しい閃光にはなれないけれど、穏やかな灯火にはなれる




夜の闇が君に襲い掛かってこようとも、僕を見て安心させれることが出来る




だから僕は常に上を向くんだ




ロウが溶けて火が消えてしまっても



君の心が少しでも安らぐなら



それもいいかもって笑って消えてみせる