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ゆーたん’s world

想い出をいっぱい残して・・・
今日の出来事・発見したこと・感じたこと・気づいたこと

ホリデイ

2007-03-25 17:38:03 | Movie
人生に一度だけ、誰にでも運命の休暇がある

恋以外には、順調な人生を送っている2人の女性、LAで映画予告編製作会社の社長・アマンダとLondonで新聞記者をしているアイリス。
傷ついた心を癒すため、見知らぬ土地に旅立つ事を衝動的に決心したアマンダは、ネットを通じて「ホームエクスチェンジ」知りロンドン郊外の田園風景のコテージに住むアイリスと出会う。こうしてアマンダは、プール付の豪邸とロンドン近郊にあるお互いの家をクリスマス前から2週間だけ交換する事に。
こうしてロスからロンドンにやってきたアマンダは、同棲していた恋人と手ひどい別れをしたばかり。
一方のアイリスは、片思いしていた同僚の婚約発表により失恋…。
Holidayで訪れた新しい土地で彼女たちを待っていたのは、予想もしていなかった心のときめき。
アマンダには、アイリスのイケメン兄・グレアムとの出会い。
アイリスには、映画音楽作家のマイルズとの出会い。
さてその先に待っているものは・・・

9,600km離れたロサンゼルスとロンドンで、
刺激的でアバンチュールな恋と気がついたら側にあった恋が同時進行で進んでいく。
アイリスとアマンダが手に入れるものは、手放した恋とは正反対のもののような気がする。
グレアムとマイルズが全く違うタイプの男性像だからとっても楽しい。
手が込んでいると思うのは、Casting。
キャメロン・ディアスとジャック・ブラックはアメリカ生まれ。
ケイト・ウィンスレットとジュード・ロウはアメリカ生まれ。
その国の人にしかない雰囲気を作りこむことなく、表現できる自然さがなんとも心地よい。

2人の人生を取り巻く多くの状況を対比してとってもうまくまとめてあると思った。
そして最後、イギリスにが舞台になるのも多くのメッセージがこ込められている気がする。

この映画は、恋に疲れた人に見てもらいたい。

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バブルへGO!!タイムマシーンはドラム式

2007-02-25 17:57:08 | Movie
戦国よりも幕末よりもハイテンションな、あの時代へ

2007年、バブル崩壊後の景気回復のために膨らんだ、国の借金が800兆円!
さらに金利で2年後には、大手銀行・企業倒産が始まり・・・日本経済破綻・日本崩壊への道が。
元カレの借金を背負わされ、母・真理子まで突然亡くして八方塞がりの真弓を、財務省官僚の下川路が訪ねる。
実は真理子は死んでおらず、諸悪の根源であるバブル崩壊を阻止すべく1990年にタイムスリップしたまま行方不明になっていると言う。
17年前に戻って真理子を探してほしいと頼まれた真弓が乗り込むタイムマシンは、なんと古びたドラム式洗濯機だった!

母・真理子を想い、真弓は1990年にタイムスリップ。
タイムスリップした1990年の東京は、まさにバブルの絶頂期。
ワンレン・ボディコン・DCブランドに溢れ・お金が何気なく飛び交う世界。
大学生も卒業旅行でクルーザー貸切party・・・・
2007年で生きる真弓にとっては不思議の国。
そんな中、
17年前の下川路に出会う。
現在とバブル期の下川路のギャップに戸惑いながらも、協力を仰ぐ。

真理子を無事救出し、バブル崩壊を食いとめらるのか・・・

バブル時代を生きてきた人には、懐かしく楽しい映画。
まったくバブルを知らない人にとっては、真弓の感覚に。
コメディーとしては、面白いと思う。
企業広告の意味合いも大きな感じ。
マクドナルド・NTT・Docomo・ティファニー・日立製作所・・・・
サブリミナ効果は、抜群??

バブル時代がなんとなく下品な印象を受けてしまうが、
あの時代では、カッコイイ感じだったのだろう。

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カンバセーション

2007-02-11 18:45:17 | Movie
男はズルいロマンチスト、女は罪なリアリスト

マンハッタンのクラシカルなホテルのバンケット・ルーム。
そこで開かれたウェディング・パーティで、少し場違いな雰囲気を漂わせ、退屈そうにしている彼女。
おもむろに席を立ち、タバコの吸える場所を探し始めた彼女をじっと見つめる彼。
やっとホールの隅に居場所を見つけた彼女に、彼が近付く。
「招待客の男とワケありなの」。「聞きたいな」。「退屈な話よ」。
他人のふりをして会話を楽しむ2人は、元夫婦。
今は、ロンドンで暮らす彼女。彼は、NYで弁護士として成功していた。

10年ぶりに再開した昔の彼。
苦い別れを経験し、町を離れ幸せを掴んだ彼女は、過去がすべて思い出になったと思っていた。
しかし、彼との再会で止まっていた時計の針が動き出す。
たった1夜の物語をリアルな駆け引きを会話で魅せる。

元カップルだからこそのぎこちない会話とリアルな会話。
最後まで、お互いの駆け引きは続く。
決して二人がhappyになることがないと分かっていても・・・・
駆け引きは続く。
でも、お互いが分かっているからこそ続けられるgameなのだ。
それをうまく表現している。

デュアルフレームで彼と彼女・今と昔・現実と心の中・・・などさまざまな角度で表現する。

幸せなカップルには、見ないでほしい映画。
必要な嘘が散りばめられた、大人な映画。

こんな素敵な駆け引きができるなら・・・

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陽気なギャングが地球をまわす

2007-01-13 16:52:39 | Movie
「俺たちならもっとうまくやれる」
奇想天外な犯罪ドリームチーム結成?!

嘘をついている人間を瞬時に見抜いてしまう、成瀬。(公務員)
常に体内で正確な時計が回っている、雪子。(ドライヴィングスクール教官)
人間よりも動物の生き方に共感しているスリの天才、久遠。(大学生)
そして、しゃべることにかけては右に出る者がいない演説の達人、響野。(喫茶店マスター)

その日、かもめ銀行には、4人の特殊な人間が居合わせた。
この4人がここにいたのは、全くの偶然だった。
そしてこの4人はロマンを求めて銀行強盗をする。
完璧なまでの4人のチームワーク。
ある日、このギャングが襲われる。
そして、その日を境にギャングは解散するはずが・・・

ベストセラー作家・伊坂幸太郎による原作。
和田アキ子のソウルフルな歌声や日本の実力派ミュージシャンたちのセッションによる音楽。
目の覚めるような鮮やかな色のファッション。
そしてアメリカロケまでしてこだわったロケーション。
役者も個性は揃いで贅沢。
遊び心満載の映画。

雪子の子供がだすクイズ。
1.像を冷蔵庫に入れるには?
2.キリンを冷蔵庫にいれるには?
この答えには、おそれいりました。
さて皆さんには、この答えわかるかな??

明るくなりたいときには、是非オススメ。
仲間で観るにももってこい。
なにより陽気でリズミカルな映画でした。

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ENRON

2006-12-10 01:59:39 | Movie
巨大企業はいかにして崩壊したのか?
今世紀最大の企業スキャンダルを暴く、衝撃のドキュメンタリー!
売上高13兆円、全米第7位の巨大企業が、
なぜ46日間で崩壊したのか!?

負債総額2兆円、失業者2万人。
世界を震撼させた事件の全貌を暴く!

1985年に天然ガスのパイプライン会社として設立されたエンロンは、その後規制緩和の波に乗る。
ガス・電力の卸売業に進出し、エネルギー業界で大躍進を遂げる。
2001年10月、ウォール・ストリートジャーナル紙がエンロンと子会社の癒着を暴いた記事を皮切りに、粉飾会計・不正経理・不正取引など不正な株価操作の事実が次々と発覚。
このスキャンダルによって株価は大暴落。
2001年12月。売上高約1000億ドル(約13兆円)の巨大企業エンロンが、不正発覚からたった46日で破綻した。
負債総額が少なくとも160億ドル(約1兆9600億円)を超える。
当時のアメリカ史上最大の企業破綻となった。
わずか15年で売上高全米第7位、世界第16位に成り上がったエンロンの急成長と破綻を元社員の証言から追い、さらに世界を揺るがしたスキャンダルの数々を暴く。

"欲"の怖さを伝えるドキュメンタリー。
事実だからこそ、怖いものがある。
そして、そこにうごめく人間ドラマだからこそ怖いのだ。

お金の為であれば、モラルが飛んでしまうのだろう。
電気の価格をつり上げるため、故意に発電工場をストップさせるなど、
彼らの暴走には背筋が凍る。
この映画の中で元社員が言った一言に
「また同じことが起こる」
そう、これは必然なのかもしれない。
許されるべきことではないが、経済社会だからこそ紙一重の現象なのだと思う。

この事件を観て、ライブドア問題をはじめ、
多くの大企業による不祥事は、全ての火種になりうると感じる。
けしてアメリカでの話しではなく、日本でもある話なのだ。
そして、日本であればこんな大きな問題にならない。
アメリカだからこそ、これだけ世界的なスキャンダルになったのだろう。

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007カジノ・ロワイヤル

2006-12-03 15:02:38 | Movie
最初の任務は、自分の愛を殺すこと。

ジェームス・ボンドが007になるまでの物語

世界のテロリストの資金援助をするル・シッフルがテロリストから預かったお金を新機材を発表する航空会社に投資する。
新機材発表の日に新型飛行機を爆破。
そして、儲ける筈であったが・・・
この計画を察知したJamesがこのテロを阻止。
ル・シッフルは、1夜にして巨額の資金を失う。
そして、この資金をカジノにて取り戻そうとする。

このカジノでの対決こそが“007”の初の任務。
国家予算1500万ドルを賭けたカジノ。
ボンドのパートナーは、監視役として送りこまれたヴェスパー。
最初は、彼女を信用していなかったボンドだったが、
彼女の勇気と優しさに心を奪われていく。
全財産を賭けた白熱の闘いに負けたル・シッフルは、
ヴェスパーを拉致。
追いかけるボンドに更なる罠と危険がせまる。

ボンドに一生消えない刻印を残した真の衝撃は、もっと先に予想しないところにあった。
ボンドのかこに隠された秘密。それは最初で最後の“運命の女性”との切なく悲しい愛だった。

今までとは、全く違った顔を見せる“007”シリーズ。
宣伝の通り、人間味にあふれたジェームス・ボンドが見られた。
ただ、今までのシリーズを期待して行ったからか、
なんとなく物足りなさを感じた。
また、ジェームス・ボンドが007になるまでの物語のハズが、
最新鋭の車・携帯・PC・デジカメなので、どのように理解していいのか・・・。
ジェームス・ボンドはコードネームだった???の疑問が出てきてしまった。

次回作を時間をあけずに公開してもらいたい気がする。

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プラダを着た悪魔

2006-11-19 02:10:52 | Movie
上司と闘い、恋に悩み、
みんな幸せになりたいと思ってる。

大学を卒業し、大学院を蹴ってまでしてジャーナリストを目指しNYにやってきたアンディ。
お洒落に興味のないアンディが手にした職業は、世界中の女性が憧れる一流ファッション雑誌の編集長ミランダのアシスタント。
でも、それは時間に構わず鳴る携帯電話&横暴な命令の数々。
その上、ファッションセンスなしと指摘され、やる気だけではやっていけない世界だと痛感する。
仕事が出来るようになればなるほどそんな疑問を持ちながら、仕事をしているアンディが選ぶ道とは・・・。

20代の女性なら誰もが感じることをそのままに映画にしたようなそんな映画。
プラダ・D&G・CHANEL・カールラガーフェルドetc多くのブランドがいろんな場面でその個性を放ち、映画に華を添えている。
ファッションコーディネートは、とっても素晴らしい。
それだけでも観る価値はある。

でも、本当にこの結末がよかったのだろうか・・・?
ゆーたんは、ミランダの生き方も好きだ。
いろんな視点からこの映画を見るととってもいいのかもしれない。
アンディの視点から捉えるよりも数段素敵な映画を見た気分になれる。
アンディのような生き方がいいとは思えない。

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ただ、君を愛してる

2006-11-04 13:02:23 | Movie
「あのキスの時、少しは愛はあったかな?」
「君は、僕の世界のすべてだったー」

恋をしてはいけない運命にありながら、恋をしてしまった。
それでも好きな人のために一途に想いを寄せる、切ないラブストーリー。

静流(しずる)からの手紙を手に、クリスマスで賑わうNew Yorkに来た誠人。
2年前、何も言わずに自分の前から姿を消した静流に会う為、誠人はNYに来たのだった。
2人の出会いは、6年前の大学の入学式の日。
車通りの多い横断歩道を渡ろうとしている静流に誠人が声をかける。
「ここは渡れないから向こうから渡った方がいいよ。」
それでも、その横断歩道を渡ろうとする静流をそっと写真に収める誠人。
その瞬間、静流は誠人に恋をしてしまった。
誠人と一緒に過ごしたい静流は、誠人の趣味のカメラを始める。
しかし、誠人は静流の気持ちに気づかず、クラスメートのみゆきに片思いをしていた。
いつも一緒にいるけど女性としてみてくれない誠人のために、静流は大人の女性になることを決める。
ある日、コンクール応募用に誠人と森でキス写真がとりたいと言う。
誠人と静流は森でキスをする。
この瞬間、誠人の心に変化が・・・。
しかし、その日を境に静流は誠人の前から姿を消してしまう・・・。

本当は、もっとストーリーを書きたい・・・。
市川拓司ならではの作品だと思う。
失って初めて気づく大切な人への思い、見終わった後に今一緒にいる人の大切さを感じられる。そんな素敵なお話です。
誰もが一度は経験すると思われる、失った後で気づく大切な人への思い。そんな思いをとっても素敵に映像化されている作品。
そして、森をはじめとする自然がとても美しい作品である。

付き合い始めのカップル&別れようと思っている人に特におすすめ。

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カポーティ

2006-10-15 14:50:04 | Movie
Truman Capoteと「冷血」が書き上げられるまでの数年間をドキュメンタリー風に

1959年11月15日カンザス州の田舎町で一家惨殺事件がおこる。
その記事をNYで見たカポーティが興味をもち、取材を始める。
現場や遺体を見てまわり、捜査にあたった保安官や事件の関係者に話しを聞き、
逮捕された2人の犯人とも接触をする。
やがて、犯人に死刑判決が下る。
現代文学最高の小説が出来ると予感したカポーティの執筆活動がはじまる。
そして、これが小説家としての「恍惚と苦悩」の始まりになる。
小説のクライマックスである犯行の詳細について犯人から聞けず、
小説の結末になる死刑執行は延期されるばかり。
執筆が停滞してしまうことの作家としてのもどかしさ。
犯人が処刑されなければ小説は完成せず、犯人と心を通わせるようになったが故に友の死の恐怖の感情に大きく揺さぶられる作者の心理。
さまざまな思いが交錯し、そして・・・。

人間の持つ2つの顔がよく表現されている。
後味のいい映画とはいえないが、人として人を冷静にみられるのではないだろうか。
カポーティを演じるフィリップ・シーモア・ホフマンの演技は、とてもすばらしい。
カポーティの生前を知るわけではないが、きっと映画の中のカポーティがそのまま生きていた気がする。

明るいデートにおすすめできる映画ではないが、
よい作品であることに間違いはない。

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ザ・センチネル-陰謀の星条旗-

2006-10-09 10:13:08 | Movie
141年間、シークレットサービスから裏切り者は現れなかった・・・

大統領警護の任務を行うシークレットサービスの中に、大統領暗殺計画に関与しているという情報から、組織の中に激震が走る。
内部の裏切者のあぶり出しが始まる。そんな中で大統領専用ヘリが撃墜される。
大統領暗殺計画の存在が明白になり、シークレットサービスの中でも内通者探しが本格化。
内通者探しと共に暗殺計画主犯探し!!
この見えない2人の敵を追跡する緊迫した状況をリアルに映像化

内容的には、今までにシークレットサービスを描いてきたものと大きな差は感じられなかった。
また、容疑者にされるベテランエージェントとファーストレディの情事についてもなんとなく「また」って感じがする。
映像は、普段生活している中での目線の高さで、とっても見やすい。
リアルさ、シーンのスピード感がとってもよく表現されている。

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