21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

過熱する自民総裁選報道に危機感

2012-08-28 07:10:00 | 政治にモノ申す
 ここんとこ大新聞は自民党総裁選関連報道にご執心だ。自民党が政権政党であるかのごとく日に日に記事の量は多くなっている。一方、民主党代表選は野党時同様の扱いだ。どうやらマスコミは、選挙を待たずして、民主に見切りをつけたようだ。

 果たして、この先、マスコミの予定通りの展開になるのだろうか。11月総選挙が囁かれ、各党は真剣に照準を合わせ始めた。そんな中、橋下維新も新党立ち上げを宣言した。既存政党との連携は行わず、個々の現職議員を引き抜き、単独政党として決戦に挑むという。果たして、新聞では5人程度と書いていたが、その程度で収まるとは思えない。現状は、選挙に勝つには維新が最も近道だ。特に、今の政治家はドライだ。実際、40代以下の若手は、政党に執着していない。自民だろうが民主だろうが、維新だろうが、勝つためにはどこにでも乗る。イデオロギーが無くなったせいもあるのだろうが、何より義理人情に縛られなくなったせいだろう。善し悪しは別として、変革の足がかりにはなりそうだ。

 かく言う自分は義理と人情の塊で、これまでそんな場面を何度も見てきたが、その度に若い政治家のドライな感覚についていけず、「あいつは薄情なやつだ」などとジジイ丸出しでがっかりしたものだ。

 それはともかく、既成政党がこのまま骨抜き状態で、総選挙に突入することに一抹の不安を覚える。どう考えても維新に国を動かせる実力はないと思うからだ。とにかく、民主にしても自民にしても、せめて政策だけは真剣に取り組んでほしい。この国をどうするのか確固たる筋道と目指すカタチを示してほしい。それが、できなければ、実力以上に維新は躍進し、この国はますます混乱する。

 そんな中で、ことさら自民党総裁選を書きたてるマスコミの能天気さにますます不安を覚える。
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