21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

民主党倒壊の予感

2010-07-30 13:41:57 | 政治にモノ申す
 菅首相が代表選への立候補を宣言し、にわかに党内がざわつき始めた。岡田外相はいち早く菅代表支持を宣言、前原グループ、野田グループも支持に走るだろう。
 小沢グループは間違いなく対抗馬を立てるとみられている。そのときキャスティングボードを握るのは鳩山グループというわけだ。前々回の代表選で、最大勢力の小沢グループが鳩山支持で動いた経緯からしても、1対1の選挙になれば鳩山グループは小沢に付くだろう。今度は小沢が本気になるはずで、前回のようなわけにはいかない。そのあたりの読みもあって、菅首相はいち早く代表戦出馬を宣言し、世論をバックにあわよくば無投票再選をもくろみ、幹部や閣僚から地固めをはじめたのだろう。

 とはいえ、いくら勢いは衰えたとはいってもここ一番で小沢が本気を見せると、日和見な議員もおいそれと菅支持とはならない。小沢本人に立ってほしいところだが、たぶんそれはないだろう。おそらく、原口か海江田あたりを口説き落とすはずだ。こうなると、一気に流れは傾く。今は菅支持の蓮訪だって、いざとなったらわからない。

 問題は樽床クラスを立てたときだ。いくら小沢が推すといったところで、候補者が世論受けしないと代表選は勝てない。政権与党ならなおさらだ。もし、今回の代表選で勝負候補を立てずにお茶を濁すにとどまったとしたら、そのときは小沢は民主党を割る。自民が完全に回復しているなら、民主でなければ勝負にならないが、今の脆弱な自民なら叩くのは簡単だからだ。

 みえみえの菅の失政を看過してまで、民主党にとどまることはないだろう。最低でも5、60人、へたすりゃ100人規模で党を出ることになる。そして民主党の倒壊が始まる。

 菅政権は立ち行かなくなり、やがて選挙管理内閣が発足し、乱世の総選挙となる。そのとき、民主、自民の二大政党時代は終焉し、政界大再編がおこる。

 政界再編はいずれ起こるが、時期が早まるか否かは小沢が本気で代表選を戦うかにかかっている。
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