気になるモノコト

気になるモノコトをゆるりと語るブログです

tidak apa apa

2021-05-28 11:06:00 | 日記
大学4年生だった私に突如訪れた
メンタルダウン。

身体がダルく
まるで
こうやってどデカいタイヤを
引っ張ってんじゃないか?って
感覚。

それに加え
吐き気と食欲不振。
ピザやマックのCMはキツかった。

なんで
外に出るなんて到底無理な話で。
たまに頑張って外に出るも
太陽の光や人が怖くて息苦しくなる。

そして
そんな自分が情けなくて
悔しくて悲しくて泣けてくる。

そんな状態でした。

そんなある日。
突然母が
「旅行に連れて行くから」
と言い出す。

行先はインドネシアのバリ島。
そんな所行った事もないし
家から一歩出るのも辛いのに
飛行機乗って海外へ?
絶対ムリ、行けない。

キャンセルしてとお願いしているのに
絶対大丈夫だから
行こ行こ、と言う母。

絶不調のまま当日を迎え
無理矢理飛行機に乗せられる。


バリ島に着いたのは夜。
今まで嗅いだ事のない匂い。
見た事もない人達。
薄暗い空港。
もう怖くてたまらない。
動悸や息切れが止まらない。

その絶不調から抜け出せた瞬間は
翌日の朝。


ホテルの窓を開けた瞬間
今まで見た事がない美しい景色と
鳥達のさえずりが聞こえて来て
久しぶりに息を大きく吸えたんです。

そのうち
外に出てみようかなと
思えるようになり
人と話してみようと思えるようになり
徐々に症状が軽くなり
帰国する時には
かなり元気を取り戻していました。

日本に帰国してからも
バリについて知りたいと思う意欲が
不安に勝って
あちこち外出を試みるように。
図書館で「バリ」と名のつくもの
全部借りたりね。
たまに「パリ」も混ざっちゃったり。

私をどん底から救ってくれた
バリ島と
私を無理矢理連れて行った母には
感謝しかありません。

題名の
Tidak apa apa
(ティダッ アパ アパ)は
インドネシア語。
日本語で大丈夫、なんとかなるよ〜
の意味。

調子がちょっと悪い時は
Tidak apa apaと
ブツブツ言ってます。

人それぞれ回復方法は
色々ありますけど、アタクシの場合は
こんな感じです。

ストレスフルな世の中で
窮屈ですけど
なるべくゆるゆるやっていきたい
ですよね。

※画像お借りしています。



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