おはようございます
今日は雨ですね
ところで、一応目標の70柄に到達しました
\^^/ わーい
でももう少しデザインを考えないと
みんな頑張ろーーーーーーー!!!!!!
★ミナミ★
おはようございます
今日は雨ですね
ところで、一応目標の70柄に到達しました
\^^/ わーい
でももう少しデザインを考えないと
みんな頑張ろーーーーーーー!!!!!!
★ミナミ★
今回帯を作るにあたって、コンセプト・モチーフが「椿」になっています!!
なんで椿なん~??て思ってる方いてますよね?
やっぱり知りたいですよね??(笑)
ここに至るまでの私達の考え書きますっ!
続きをクリックしてね~
まず、この阪急祭のテーマが「春はロマンティック」なんですが、
ここから私達がイメージするロマンティックを考えてみました。
初めにロマンティックってまずどういう時に使うもので、どういう意味があるのかを改めて考えてみることにしました。
ロマンティックとは・・・
18世紀ヨーロッパでは懐古主義、異国趣味が流行しました。主流であった古典主義に限界を感じ、抑圧された感情の解放を求め華やかな古代ローマへの憧れをつのらせていきました。
ロマンティックとはローマ風ローマ主義を意味していたのです。
ロマンティックと言う言葉が初めて使われた時・・・
ロマンティックの言葉を初めて使ったのは哲学者のルソーでした。哲学者ルソーは『孤独な散歩者の夢想』という書の中で初めてロマンティックという言葉を使っています。
ルソーは自身の発表した思想を否定された上、スイスに亡命します。亡命先のサンピエール島で生活する中でルソーは辛い現実から逃避の末、穏やかな自然の中で新たな自分を発見することができました。
ルソーはサンピエール島で暮らした時間をのちに「僕を真に幸福にし、いつまでもそこを懐かしむ情を残した土地はないだろう。」と語っています。
この情景をルソーはロマンティックと表現しています。
つまり、現状から逃避するだけでなく、自身を受け入れ新しい自分と出会える存在をルソーはロマンティックと言っています。
今私達がイメージするロマンティックと少し違うようです。
私達にとって着物とは・・・
日頃することのない装いによって穏やかな気持ちが生まれたり、思いやりをもって相手に接することができます。自ら行動を起こそうという気持ちになるのです。
着物を着ることによって、いつもとは違った視点で世界を見ることができます。
つまりはルソーが言った自身を受け入れ、新しい自分と出会える存在=サンピエール島と私達が考える着物は同じだと思うんです。
少し話はズレますが、着物というのは洋服とは違い決まった形があります。季節や気分、場面によって柄や色が変わりますよね。でもその組み合わせで自分の個性を言葉に換わり、表現する事ができます。
例えば洋服で奇抜な格好をしていると世間の厳しい目にさらされますが、着物はその反対で優しい目で受け入れてもらえます。
別に奇抜な格好が悪いとかそういう事ではなくて、それも個性ですから似合っていればとても素敵なことだと思います。私も派手な物は好きですから(笑)
ただ、着物は優しい目で受け入れていただけることが多いです。それはなぜなのかと考えた時に、やっぱり知らず知らずのうちに共感できる日本の美意識が観るものにも魅せるものにも宿っているからだと思うのです。着物には身にまとうだけで周囲の人を和ませ、幸せにさせる力があるのだと思います。その魅力をもっと様々な人に伝えていきたいという気持ちで私達はものづくりをしていきたいと思っています。
さきほど言った日本の美意識ですが、具体的に言うと、花が満開の時はもちろん美しいと感じますが、散る時に散ってしまう様子をなんともろく儚く美しいと感じる時はないでしょうか?
これは日本人ならではの美的感覚だと思うんです。
この日本の美意識というのはいろいろあると思いますが、私達が共感する美意識は3つあります。
・隠す美学
・佇まいの美学
・儚さの美学
です。例えば隠す美学は、月が晴れ渡ってすっきり見えるより曇りがかって少し隠れている方が趣があるというように内に秘めたものに魅力を感じることであったり、佇まいの美学であればスッと伸びた姿勢に芯の強さを感じること。儚さの美学はさっきも言ったように花が散ってしまう様など・・・それにあてはまるのが椿だと思うのです。
椿には香りがなく自己主張しない控え目さがあり、緑の茂みの中に一つだけ映える色彩がとても魅力的です。また椿の最後は花がぽとりと落ちますが、その姿が儚くも潔く美しいものです。
ちなみに私達が考える3つの美学のイメージ画像です。
◎隠す美学 ◎佇まいの美学 ◎儚さのの美学 最後に、私達からのメッセージです。 洋服は着る前にデザインを完成させているのに対し、着物は着る人が着る時にデザインを完成させます。流行にただ合わせるのではなく、さまざまなアイテムの合わせ方で着る人それぞれの着こなしを楽しむことができます。このように、着物を着ることによって新しい自分を発見できるんです!その楽しさを一緒に見つけて行きたいと思っています。