スカッシュ

いつも行くパン屋さんは季節毎のデコレーションを施していて、来店した時はそれを見るのも楽しみの１つになっています。

この時期はやはりハロウィン、パン屋さんの一角の棚の上はこんな感じになっていました。ん、何となくオリンピックの表彰台みたいですね。一番上のカボチャは金メダル級なのかな。さてこの写真をブログにあげようかどうか、しばらく迷っていました。というのも この写真から何か話せる事はないかなと思っていたからです。すると今朝のラジオで面白い事を聞いたので、それをここに書いてみます。

実は私たちが食する皮が緑色で固いカボチャはパンプキンとは言わないそうです。正確にはあれはスカッシュと呼ばれるそうで、パンプキンは皮がオレンジ色のものを指します。日本で栽培されているスカッシュは、16世紀にポルトガル人によってカンボジアの産物として伝えられたそうです。なるほど、だからカンボジア→カボチャになったんですね。

今週から日本列島には寒気が南下して急に朝晩が冷え込むようになりました。私にとってこの時期には様々な思い出がありますが、やはりアメリカから帰国する間際の事が今でも鮮明に思い出されます。

ハロウィンの日がアパートで暮らす最後に日になりました。荷物のほとんどをムービングセールで売ってしまい、部屋にはスーツケースと退去時に捨てるようにした寝袋だけがありました。翌日には部屋を出て、知人の先生に車でダレス空港近くのホリディインまで送ってもらいそこで1泊し、次の日の朝の飛行機で日本へ戻りました。その当時の私の心の中は、もう少しアメリカで暮らしたかったという嘆きと、やっと日本に戻る事ができるという安堵感が混在していました。だからそんな複雑な心模様が蘇ってくる頃が私のハロウィンです

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