Entre ciel et terre

意訳して「宙ぶらりん」。最近、暇があるときに過去log整理をはじめています。令和ver. に手直し中。

モネ大回顧展

2007年04月27日 | 日々雑感



4時間の授業を早めに切り上げて、母校へ向いました。(先生には許可とったもん!)
地下鉄に久しぶりに乗って、あらためて乗客のマナーがなってないなぁ~と思いました。
(道徳教育研究の影響かしら?w)


担当の先生としばらく話したり、司書の先生と雑談をしたりと。
教育実習の申込は、すんなり行きました。
急な変更さえなければ、来年、母校でやれそうです。

地下鉄を乗り継いで高校から六本木・国立新美術館へ。

ちょうど今、『モネ大回顧展』がやっているのです。
ほいでもって、できたばっかりの国立新美術館も、始めていきました。
都営大江戸線で六本木駅経由で行きましたが、まぁ、なんとも辺鄙な場所にありますw

でも概観はパリで近代的な美術館の概観を見かけるときのような感じ。
概観はガラス張りで、どこかルーブルのピラミッド下を思わせる(大袈裟?)
展示会場自体はあまり大きくないものの、複数の会場があるからとても大きい。



『日傘の女』はオルセー美術館には右左で二作あります。
今回、六本木に来ているのは「Femme à l’ombrelle tournèe vers la droite」つまり、右側で左側はオルセーで相方の帰国を待っているのでしょう。
個人的にはオルセーでいわばセットのようにしてみてしまったので、今回、片方だけあるのを見て少しガッカリというか消沈気味でした(贅沢かしら?)。ただその代わりに、左側のデッサンが飾られていました。これは初めてみました。

モネの睡蓮もありましたが、やはりオランジュリーの睡蓮を見てしまうと、どこか……というのが今回の感想。

じゃあ、どこで惹かれたんだよ、と聞きたくなる人もいるでしょう。
印象派が浮世絵の俯瞰図の影響を受けているのではないか? とされている諸絵画を見直すことができたこともさながら、やはり毎度『霧のルーアン大聖堂』で対比できるようになっているところは圧巻だと思いました。

あと今回、とりわけ気に入ったのが、『サン・ラザール駅』という絵。
某大学講義でオルセーが昔、駅だった頃の写真を見ましたが、まさにその世界でした。
そしてその古いんだけどどこか郷愁的な絵に見とれていた気がします。





(美術館情報)
◆国立新美術館(近くには東京ミッドタウンがあります)
開催期間:2007.04.07~2007.07.02
開館:10:00~18:00(ただし金曜日は20:00まで) 火曜休館



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