
そうですか。アンパンマンは、今年で20歳なんですか。
と、いうことは、我々はアンパンマンより年上ということになるのですねw 知られざる事実を知ったような気がしました。
(以下、ネタばれ含む)
今朝の五時頃、ついに『ハリー・ポッターと死の秘宝』を読み終えました。
長かった・・・高校受験の時から読み始めていたので、私もハリーとともに7年成長したわけです。
思えば『賢者の石』が出版されたとき、その紺色の表紙と本の厚さから、絶対にこんな本は読まないだろうと思っていたのですが・・・何がきっかけでここまでハマることができたのか、実は当人もよく覚えていません。
おそらく、魔法使いが出てくるという情報をどっかしらから聞いて、昔からそういうのに興味があった私はw手に取ることにしたんだと思っています。
『秘密の部屋』を読み、『アズカバンの囚人』を読み・・・
毎年1冊のペースで本が増え、完全に魔法にかかったようでした。
そしてその魔法が解けたかのような晴れ晴れとした感じというか、読後感を覚えています。
ハリーポッターを読むのは、いかがなものかという人がいることは、この7年間のうちに新たにハリポタファンになった人と同じくらいいることが分かっています。
それでも私は、ハリポタシリーズが好きです。
ようやく明かされた「死の秘宝」。
ダンブルドアの過去。
ハリーとヴォルデモートの決着。
スネイプの過去。
この本を読んで、はっきりと近年まれに見る名作だと言ってもいい気がしました。
というのも、今回、この本の中で、主要登場人物のほとんどがこの世を去りました。まるでアメリカドラマ「24」のシーズンⅢにおいて、そのシーズンを締めくくるかのような感じでしたが、しかしそれはゲームや他のファンタジーと違いはっきりさせた点があります。
つまり、「死んでしまった人は、二度と生き返らない」のです。
この事実はやっぱり、受け入れるのは難しいのでしょうし、できることなら受け入れたくはありません。でも、現実としてこの事実は避けて通れません。しかしその死だけに恐れなくてもいいように、我々のうちには様々な力が眠っています。
「愛、友情、勇気」
うーん、確かに、と思わざるを得ませんでした。
ハリーがこれからどんな生活を送っていくのかは、マグルの私にはどんなに待望しても分からないことです。
ですがイギリス文学というジャンルに名を残したのは間違いないと思います(笑)
The Boy who lived.
風の声は何を届けるだろうか 風の声は誰に届くだろうか
生き残った男の子は 今 再び大地を踏みしめた
もう二度と恐れのない世界を 平和とともに歩みながら
強い者たちだけが生きていける世界ではなくて
弱い者たちだけが住みにくい世界ではなくて
手を取り合い 助け合いながら 築き上げていければどんなにいいだろうか
争いもなくなり 微笑みは絶えず
夢で見た夢のような世界が来る日はあるだろうか
風の声は夢をどこへ運ぶだろうか 少しでも多くの夢をさらに迎えながら
風の声は夢を夢へとつないでゆく 少しでも多くの夢をその手におさめるため