Entre ciel et terre

意訳して「宙ぶらりん」。最近、暇があるときに過去log整理をはじめています。令和ver. に手直し中。

レオナール・フジタ展

2009年01月07日 | 日々雑感
レオナール・フジタ展(2008.11.15.→2009.1.18)が、
上野の森美術館で開催されていたので、見に行ってきました。

藤田嗣治は、実は大学で勉強していく上で知った人です。
そんで、昔、パリに行ったときに私の滞在したホテルに
「フジタも泊まったことがあるんだ!」という話を聞いて、
彼の名前を確実に覚えた経緯があります。

今回の展覧会では、幻の大作(?)とも言われるものがあると聞いて、
行ったのですが、確かにあの画面は迫力がありました。

それでいて、晩年の作品のモノトーン感。
藤田の描く猫【図】は、とても好きです。
しかし、こういうところに改宗したけれど、フランス人に帰化したけれど、
フランス人になりきれなかった一面もあるような気がします。

けれど、あそこまでキリスト教のイコンのようなものを描いている
とは思えなかったので、驚いた。
しかもその諸作品に、ふんだんに用いられていた「金箔」も興味深い。
展示場所の照明が、絵の保存から暗くなっていたが、
きっと太陽の光を受けて煌めくこれらの絵は、さぞ、神々しかったに違いない。


4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (カケル)
2009-01-07 18:26:05
レオナール・フジタは子どもの絵をたくさん描いてるけど、独特的だなって思った!
いろんな職業の姿の子どもを描いていて、どんな意味を持って描いたのかとっても興味がある~。
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Unknown (管理人)
2009-01-08 21:28:19
子供の絵もいいけど、フジタの宗教画には驚きました。
しかも金箔が貼ってあったりして!
あれはすごかったです。
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Unknown (ゆみえ)
2009-01-08 22:37:36
金箔…貼ってあったんだ(・ω・)!!!

おっきいのは、かなり迫力ありました…!
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Unknown (管理人)
2009-01-09 09:46:45
後半の宗教画は、バックに金箔はってあるわ、
キリストの頭のワッカ(光輪)が金泥で作られてるわ、で豪華絢爛!
だけど、その辺に西洋的でなくて、東洋的な絵画技術を見て取れたりします。
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