お久しぶりです。ずいぶん長いこと更新が滞ってましたね。すみません…
この間、折り紙から離れていたわけではなく、折り紙のある新しい分野に
挑戦していました。ヘクスプリーツと呼ばれているものです。簡単に言え
ば蛇腹折りの亜種ですね。
↑は正方形を敷き詰めたものです。1枚の紙を縦横16等分に折り目を
つけたらこうなります。蛇腹折り、別名ボックスプリーツはこのように
縦と横に等間隔で折り目を付けてから始めることが多いです。
さて、ヘクスプリーツとはヘクス(Hex)つまり六角形のマスを敷き詰めたものです(↓)。
1枚の紙を縦、斜め、斜めの3方向に16等分の折り目をつけたらこうなります。
ここ2か月ほどは、この形からいろいろなものを作っていこうという取り組み
をしていました。
6月の中旬に出来上がった、ヘクスプリーツ作品第一号を公開します。
題名はまだ決めていません。紙の大きさは40cmくらいで完成品の高さは
約22cmです。細かい造形に不満点がありますが、全体的にはいい感じに
仕上がりました。下半身の服のしわが妙に存在感がありますが…笑
よく見ると、胴体のところに三角形がいくつか見えますね。
最初に32等分でヘクスプリーツの基本の折り目を折ったので、
三角の線が浮かび上がりました。
展開図ですが、今までの私の作品のそれとは、一味違ったものになっています。
実際にヘクスプリーツに挑戦してみると、ボックスプリーツとの違いや
ヘクスならではの表現方法など、いろいろ勉強になりました。
本当は、ボックスとの違いやヘクスのメリット、デメリットについての
考察を書くつもりでしたが、とりあえず今日はこの辺にします。
私の中でまったくの未開拓の分野のヘクスプリーツでしたが、おおいに
可能性を感じられる技術だと思いました。またヘクスプリーツで作った
作品を公開できたらと思います。
なお、ロバート・J・ラング氏の昆虫作品の中には、ヘクスプリーツ構造の
ものがいくつかあります。興味のある方は探してみてはいかがでしょうか。