折紙時代

私、ヨネスケの創作折り紙です。
特に断りがない限り、作品はすべて不切正方形一枚折りです。
よろしくお願いします。

最近の活動

2012年07月25日 07時37分46秒 | 人物像

 お久しぶりです。ずいぶん長いこと更新が滞ってましたね。すみません…

 この間、折り紙から離れていたわけではなく、折り紙のある新しい分野に
挑戦していました。ヘクスプリーツと呼ばれているものです。簡単に言え
ば蛇腹折りの亜種ですね。





 ↑は正方形を敷き詰めたものです。1枚の紙を縦横16等分に折り目を
つけたらこうなります。蛇腹折り、別名ボックスプリーツはこのように
縦と横に等間隔で折り目を付けてから始めることが多いです。



 さて、ヘクスプリーツとはヘクス(Hex)つまり六角形のマスを敷き詰めたものです(↓)。





 1枚の紙を縦、斜め、斜めの3方向に16等分の折り目をつけたらこうなります。
ここ2か月ほどは、この形からいろいろなものを作っていこうという取り組み
をしていました。
 6月の中旬に出来上がった、ヘクスプリーツ作品第一号を公開します。







 題名はまだ決めていません。紙の大きさは40cmくらいで完成品の高さは
約22cmです。細かい造形に不満点がありますが、全体的にはいい感じに
仕上がりました。下半身の服のしわが妙に存在感がありますが…笑
 よく見ると、胴体のところに三角形がいくつか見えますね。
最初に32等分でヘクスプリーツの基本の折り目を折ったので、
三角の線が浮かび上がりました。

 展開図ですが、今までの私の作品のそれとは、一味違ったものになっています。





 実際にヘクスプリーツに挑戦してみると、ボックスプリーツとの違いや
ヘクスならではの表現方法など、いろいろ勉強になりました。
 本当は、ボックスとの違いやヘクスのメリット、デメリットについての
考察を書くつもりでしたが、とりあえず今日はこの辺にします。

 私の中でまったくの未開拓の分野のヘクスプリーツでしたが、おおいに
可能性を感じられる技術だと思いました。またヘクスプリーツで作った
作品を公開できたらと思います。

 なお、ロバート・J・ラング氏の昆虫作品の中には、ヘクスプリーツ構造の
ものがいくつかあります。興味のある方は探してみてはいかがでしょうか。

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