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2021年型ZX-6R KRTエディション 試乗

2021年12月06日 | 試乗

週末はZX-6Rを4時間レンタルして奥多摩方面を走ってきた。CBR650Rで良く走るルートだ。

 

胸のすくような加速、エンジン回転が高まるほどに澄んでいく排気音、加速及びコーナリング時に荷重のしやすいステップ。強力なストッピングパワー。スーパースポーツ(SS)の前傾ポジションはきついが、今回の練馬~奥多摩往復200kmほどの走行距離なら首も手首も身体のどこも痛くない。最近感じたことのない疲労感はかえって爽快だった。

 

エンジンはレスポンスが良い。さらに高回転は伸びていくパワーと緻密な操作感を味わえる(CBR650R比)。4千回転以下は使えないこともないがそういうバイクではない。4千回転以上と1万回転までが通常域。1万回転以上からはパワーにあふれ、1万2千回転回転からは胸のすくような加速が味わえる。このひと伸びが味わいたかった。。。走行モードは2種類選べるがフルパワーモードを選択した。トラクションコントロールは3段階中、最も介入度の少ないモードにした。

 

ブレーキは初期からストッピングパワーが強烈(CBR650R比)で頼もしい。かといって、繊細なブレーキコントロールもやりやすく信頼感の高いものだった。リアブレーキもたぶん効かせていたと思うがABSの介入はなかった。CBR650RであればABSが効いていたであろう路面コンディションであったが、裏切られることの無い好感触なブレーキフィーリングだった。がっちり効かせたい、路面を撫でるようにコントロールしたいそれぞれ感触が良いため安心してZX-6Rを走らせることができた。

 

前後サスペンションはプリロードが効いているのだが(標準セッティングだった)動き始めがなめらかで唐突なところがない。凸凹も突き上げが少なく一般道寄りのセッティングなんだなあと感じた。無駄な動きが少ないのでバイクの反応がキビキビしていて良く言う事を聞いてくれる。標準の前後サスペンションはプリロード伸圧が変更可能なので、自分が乗るならこのサスペンションで充分だと感じた。レンタル時は、リアの伸びだけを半回転緩めたが、途中で1/4回転戻した。標準の伸びから1/4だけ戻したセッティング。これでバイクなりに走らせて充分楽しめた。コーナリングは積極的な向き変えまではできなかったが、ラインをトレースするだけでこのバイクの基本性能の高さを感じることができた。所有するとなれば前後サスペンションのプリロードを少し下げることになりそう。

 

ステップは剛性感こそジェラルミンのバックステップには敵わないが、このままで充分と思わせる安心感があった。ステップのポジションはスポーツ走行に向いておりバックステップに交換しなくても良さそう。オートシフターは標準でアップのみ対応している。レンタル走行の間ではオートシフターに馴染めずクラッチを使っていた。クラッチも重くもなく軽くもなく操作感が良いものだった。お店の人の話だとオートシフターは慣れれば手放せなくなるくらい使い心地が良いそう。

 

シートの前部はすぼまっているので足つき良し、シート全体としては幅広で尻荷重がやりやすく、かつ少々固めだが多くの情報を伝えてくれるのがSSらしいと思わせるシートだった。段付きのタンデムシートは子供たちを乗せることになったらちょっとかわいそうかも。CBR650Rのリアシートだったらタンデムを楽しんでもらえそうなんだけどな。。。

 

ポジションは確かにきつい(CBR650R比)が、SSに乗っていた経験者であれば問題なく、峠・サーキットに最適、たまのツーリングはありという感覚。街乗りをしようとは思えなかった。バイクの操作を楽しむのであればやはりSSが良いだろう(当社比)と思えたレンタル時間だった。パワーで盛り上げる透明な加速感にやられてしまったようだ。

 

 

レンタル走行の途中で山梨県道18号の西原のびりゅう館でランチ。地元のそばを食す。立ち寄った時間は14:00くらいかな?そばが食べられる時間にびりゅう館に寄るのは久しぶり。いつもは朝駆けだからトイレは借りられてもそばを打つ音しか聞けなかった。そばは太目で歯ごたえを感じられるタイプ。タレは返しが少なく(無く?)あっさり目。付け合わせのこんにゃくがおいしい。

 

 

返却予定時間より30分早く帰着した。これが若いころならもう1つ峠に寄ってから帰るを選択してたと思うが今は予定前に帰れる方が嬉しい。充分満足できたレンタル時間だった。



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