昨日は早起きして、自宅にて邦画ばかり3本ばかし鑑賞いたしました。
まずレンタルしていたDVD2本。
1本目は『続・男はつらいよ』。寅さんシリーズ48作のうち2作目にあたります。第1作を観てからだいぶ経ちましたが、先日、例の34作目を観てから、続きが見たくなったもので。
何というか、初期の頃にこれだけ濃い人間模様を繰り広げられたら、作品のしっかりとした基盤が観る人々の記憶にもしっかり刻まれ、息の長いシリーズになるのもうなずけます。
あんなに若いミヤコ蝶々さんのお姿を拝見したのも初めてでしたし、さらに終盤にはバラエティ番組で数えきれない程見てきた堺正章さんや井上順さんのめちゃくちゃ若いお姿まで!! これには昭和のテレビっ子として純粋に感動を覚えました!!
2本目は、山田洋次監督繋がりということで借りてみた、ハナ肇さん主演の『喜劇・一発勝負』。他にも谷啓さんなどクレージーキャッツでお馴染みの面々も登場。
一度は勘当された温泉旅館の息子が、実母の葬式に10年ぶりに戻ってきて、起業して温泉を掘り当てようとするというサクセスストーリー。それを軸として繰り広げられる人間模様。
「喜劇」と銘打っているせいからかは知りませんが、寅さんのような流れるようなストーリーと比べれば、突っ込みどころは多々あったりします(笑)。
しかし見どころはいろいろありまして。
たとえばこの作品でも主人公の妹というポジションの倍賞千恵子さん。寅さんの時よりもご本人の性格により近いキャラはこちらではないかと。どうやら他の山田洋次作品を観ても、倍賞さん出過ぎ!ってなくらい必ず名前を見かけます。今度は他のも観てみることにします。
クレージーキャッツの映画もそうでしたが、その時々の時代の情景、人々の価値観が投影されていたり、その中で目新しいもの・最先端のものを登場させてみたりする好奇心的なものも見られる。昭和期の映画には、そういう楽しみだけで観たとしても価値がある。
さて、今年は映画監督の小津安二郎さんの生誕110周年・没後50周年という記念の年であり、動画視聴サイトGyao!で、毎日日替わりで小津作品を無料配信しています。
これまで小津さんの作品は、おそらく一度も観ておりませんでしたが、今回の企画を知ってからはここまで毎日観ています。昨日も当日限り無料の『落第はしたけれど』を観ました。
白黒の無声映画です。学生たちの様子が純粋にベタで面白く、ずいぶんとお若い田中絹代さんのお姿も必見です。
アメリカかぶれだったと思われる小津さんの魅力、無声映画の頃にはふんだんに見受けられます。割と新しめの小津映画の印象を知る人からは、この頃の映画は意外に移るようなのですが、自分はいままで観たことがなかったものですから、サイレントでモノトーンな画面から醸し出される無声映画の面白味も含め、純粋に楽しんでおります。
ちなみに今日の無料作品は、これまた無声映画の『母を恋はずや』。お時間のある方はどうぞご覧になってみてください。
まずレンタルしていたDVD2本。
1本目は『続・男はつらいよ』。寅さんシリーズ48作のうち2作目にあたります。第1作を観てからだいぶ経ちましたが、先日、例の34作目を観てから、続きが見たくなったもので。
何というか、初期の頃にこれだけ濃い人間模様を繰り広げられたら、作品のしっかりとした基盤が観る人々の記憶にもしっかり刻まれ、息の長いシリーズになるのもうなずけます。
あんなに若いミヤコ蝶々さんのお姿を拝見したのも初めてでしたし、さらに終盤にはバラエティ番組で数えきれない程見てきた堺正章さんや井上順さんのめちゃくちゃ若いお姿まで!! これには昭和のテレビっ子として純粋に感動を覚えました!!
2本目は、山田洋次監督繋がりということで借りてみた、ハナ肇さん主演の『喜劇・一発勝負』。他にも谷啓さんなどクレージーキャッツでお馴染みの面々も登場。
一度は勘当された温泉旅館の息子が、実母の葬式に10年ぶりに戻ってきて、起業して温泉を掘り当てようとするというサクセスストーリー。それを軸として繰り広げられる人間模様。
「喜劇」と銘打っているせいからかは知りませんが、寅さんのような流れるようなストーリーと比べれば、突っ込みどころは多々あったりします(笑)。
しかし見どころはいろいろありまして。
たとえばこの作品でも主人公の妹というポジションの倍賞千恵子さん。寅さんの時よりもご本人の性格により近いキャラはこちらではないかと。どうやら他の山田洋次作品を観ても、倍賞さん出過ぎ!ってなくらい必ず名前を見かけます。今度は他のも観てみることにします。
クレージーキャッツの映画もそうでしたが、その時々の時代の情景、人々の価値観が投影されていたり、その中で目新しいもの・最先端のものを登場させてみたりする好奇心的なものも見られる。昭和期の映画には、そういう楽しみだけで観たとしても価値がある。
さて、今年は映画監督の小津安二郎さんの生誕110周年・没後50周年という記念の年であり、動画視聴サイトGyao!で、毎日日替わりで小津作品を無料配信しています。
これまで小津さんの作品は、おそらく一度も観ておりませんでしたが、今回の企画を知ってからはここまで毎日観ています。昨日も当日限り無料の『落第はしたけれど』を観ました。
白黒の無声映画です。学生たちの様子が純粋にベタで面白く、ずいぶんとお若い田中絹代さんのお姿も必見です。
アメリカかぶれだったと思われる小津さんの魅力、無声映画の頃にはふんだんに見受けられます。割と新しめの小津映画の印象を知る人からは、この頃の映画は意外に移るようなのですが、自分はいままで観たことがなかったものですから、サイレントでモノトーンな画面から醸し出される無声映画の面白味も含め、純粋に楽しんでおります。
ちなみに今日の無料作品は、これまた無声映画の『母を恋はずや』。お時間のある方はどうぞご覧になってみてください。