☆TorashigeItoBlog -いとしげぶろぐ-☆

役者・伊藤十楽成がお送りする 猪突猛進型ブログ    since 2005

2006PARIS―24―

2007-06-23 23:59:47 | 2006パリ旅行記
 12/9(2日目)その5

 10:30

 準備万端整い、集合。ホテルロビーでルームキーを預けて出発! 今日は初老の男性だった。

 何と緑川、ホテルから出る直前になってから「スリッパのままで来ちゃった」と言っている。。

 しばらく待つ間、ホテルすぐ隣接しているアーケードの商店街を散策。
 まだ開店前のお店も多く、ショーウインドーの間に入ってそうじをする人もいた。雑貨屋が多く、まれに飲食店もあった。

2006PARIS―23―

2007-06-22 23:59:10 | 2006パリ旅行記
 12/9(2日目)その4

 9:00

 朝食を終え、ひとまず306号室へ集合。今日回る場所と明日以降の仮日程を決める事にする。
 今日は市場が旅行出発前から行きたがっていた、シテ島にあるパリで一番有名なアイスクリーム屋さんに行く事は決まっていたのだが、自由に丸一日使える日は今日と11日くらいしか無いので、その後の事もざっと決めておく事にしました。

 シテ島の方まで歩いて行くので、途中で順路を工夫して、有名どころの観光スポットの外観や街並みを見ながら行きましょう、ということに。ガイドはもちろんカズさん。(お世話になります…。)

 問題はシテ島へ行ってからどうするか、だが、オルセー美術館は全員が行ってみたい場所だったので、折り返してオルセーへ行くことに決定!

2006PARIS―22―

2007-06-16 23:59:22 | 2006パリ旅行記
 12/9(2日目)その3

 ふと前方の席の家族連れを見ると、どこかで見た顔が…。

 ああああーーーーー!!!!

 シャルル・ドゴール空港の荷物受け取り所に居た、あの初老の女性、まさしくその人でした!!

 あちらも恐らくこちらのグループに気づいたと思うのですが、どうやら気恥ずかしさはあるようで…。「あんな姿見せてしまったわ」とどうやら思ってるんじゃないのかね?(カズさん見解)という事らしいです。空港で見た時は確かに一人でいたのに、まさか家族旅行だったとは。これも何かの縁ですかね。(笑)

2006PARIS―21―

2007-06-14 23:59:12 | 2006パリ旅行記
 12/9(2日目)その2

 8:20

 エレベーターで地下1階へ。食堂のおネイさんに「ボンジュー」とあいさつ。

 ビュッフェ形式で、パン×4、牛乳、コーヒー、チーズ×4、リンゴのデザートを手に取り、4人掛けテーブルへ。
 クロワッサンが柔らかくて、朝起きぬけだったとしてもこれなら全然美味しく食べられそう。
 案の定、すごく美味しい♪

 続いてカズさんオススメの「パンオレザ」をいただく。パンオレザ=レーズンパンの意で、干しぶどうがいっぱい入ってる日本のぶどうパンとは全然違くて、上品にレーズンが散りばめられて、しかもパンはフカフカ。すごくすごく美味しい!!

 そして「りんごのデザート」の中味は、すりおろしりんご。これがパンとよく合うのなんのって! デザートってよりは副菜的な役割でした。

 コーヒーはエスプレッソじゃなくて、普通の日本のコーヒーみたいな濃さ。これにミルクを注いで飲む。ミルクボトルとは別に、コーヒー用のミルクボトルが置いてあって、ちょろちょろ出るようになってた。便利!
 コーヒーはちゃんとおかわりして、オレンジジュースもいただいた。

 チーズはいろいろ種類があって、ひと通り全部食べてみたけど、どれも美味しい~♪ フランス人はこんなに豪華な朝ごはんを食べてるのか~~!!とカンドーするも、フランスの人からすればこれが普通のパンで、しかも現地ではそんなに高いわけじゃないらしい。まあ言ってみれば、ブレンド米ばかり食べてる人が、普通に日本のスーパーで売ってるブランドじゃない普通のお米を食べてカンドーしてるようなものらしい。ナルホド…。
 日本でこのレベルのパンを食べようと思ったら、よほどの高級カフェに行かなきゃならんだろうけど、朝食つきホテルで良かった。このホテルは2ツ星ですが、2ツ星でこのレベルは確かになかなかないらしい。(つーか朝食ビュッフェ自体がやってない事が多いそうな)

2006PARIS―⑳―

2007-06-13 23:59:46 | 2006パリ旅行記
 12/9(2日目)その1

 6:30

 目覚ましが鳴る1時間前に起床。
 カズさんも起きたみたい。とりあえず風呂に入る。

 8:00

 緑川、市場が朝食に行くため迎えに来てくれることになっていたが、8時10分になってもまだ来ない―
 そうしているうちに、真上の階でドタドタ足音が聞こえてきた。
 足音の主は23歳“女優”(フラ語では“コメディアン”)と思われる。「まぁ、フランス時間だからね」と皮肉る私とカズさん。(笑)

2006PARIS―⑲―

2006-12-30 23:59:41 | 2006パリ旅行記
 12/8(1日目)その19

 観劇を終えたカズさん、帰還。
 「ジゼル」の公演初日はドレスコードも特別らしく、この日ばかりはスーツで行くのがお約束らしい。興奮冷めやらぬカズさん。

 フランプライス?が見つからなかったのでショップ?という店に行ったことをカズさんに伝えた。
 「それはフランプライスじゃなくてフランプリじゃないの?」
 メモ書きをカズさんに見せてみると、現地の古い筆記体で書かれていたらしく、正しいつづりは「franprix」であったことが判明。
 「ショピよりはフランプリの方が安い」との事。やはり明日、もう一度探してみる必要がありそうだ。

 ようやくカズさんも合流しての夕食タイム。
 カズさん的にはちゃんとしたパン屋さんで買ってきたパンが食べたかったようだが、カット野菜は何気に好評だったようだ。



 ・・・気がつくと、緑川と市場は406へ行くようだ。僕が寝ている間に部屋割りが決まったらしい。おやすみなさいとか言っていたので、どうやらもうこのまま寝るのだろう。市場は飛行機で腐るほど寝ていてまだ寝る気なのか!?と思ったが、ツッコミ入れられるまでは頭が起きていなかった。
 時差ボケかどうかは知らないが、ここに来てついに疲れが出始めたようで、いつの間にか眠っていた。
 カズさんと相部屋になりました。お風呂も済ませていたカズさんも、やがて寝てしまったので、一人で何か腹ごしらえする事に。

 実はこちらで食べようと思ってチキンラーメンとどん兵衛を持ってきていたのだが、肝心のポットが無く、ロビーでも貸し出ししていないらしい。
 「どん兵衛はキツイが、チキンラーメンなら何とか食える!味の濃いベビースターラーメンみたいなもんだ!」そう信じて疑わなかった僕は、細かく砕いたチキンラーメンをミネラルウォーター片手にバリボリやり始めた。
 あっ!市場のヤツ牛乳持って行きやがった!飲みたかったのに・・・。
 ちなみにパリではパック牛乳は売っておらず、日本でも売ってるロングライフ牛乳みたいな超高温で殺菌されたミルクが、プラスチックのボトル入りで売られていた。

 今日は遅くなったので、お風呂は明日の朝入ることにしよう。
 とりあえず、寝て疲れを取るぞ!!

 明日から、よりよい刺激をたくさん受けるために☆

2006PARIS―⑱―

2006-12-29 23:59:32 | 2006パリ旅行記
 12/8(1日目)その18

 「Confort Hotel」
 日本のホテルに例えるなら「東○イン」のような感じらしい、二つ星ホテル。
 ホテルバウチャーを受付のお姉さんに渡す緑川。チェックイン後、続いてフラ語で質問するカズさん。他の宿泊客の方も居たが、丁寧に対応してくれそうなホテルであることは間違いなさそうだ。

 部屋は306と406の二部屋。とりあえず306に一旦集まることに。
 しかし、部屋の鍵がなかなか開かない。相当立て付けが悪くなっているようだ。最終的にカズさんが何とか開けるのに成功した。
 しかし、チェックアウトまでこの部屋に5泊もするんですけど。(汗)

 パリオペ7:30開演に間に合わせるべく、カズさんはスーツに着替えて颯爽と出かけていった。

 残った3人で、近くのスーパーへ買出しに行くことに。

 バス⇒市場、チェックイン⇒緑川が担当したので、おそるおそる僕がフロントのお姉さんにスーパーの場所を聞くことに。

 フラ語の説明はほとんど分からなかったが、最初の角を右に曲がるというジェスチャーをしていたのと、お店の名前を書いてくれたメモを頼りにお店を探すことに。

 メモに書かれた名前は「fran price」と読めた。

 とりあえず最初の突き当たりを右に進んでみた。すると右手のビルの奥に、スーパーらしきお店を発見!
 しかしそのは「SHOPI」という全然違う名前のお店だった。

 しかしまあ、今日は初日だし、そのお店は明日改めて探そう、という事になり、今日は「SHOPI」で買出しすることに決定!

 店内はちょうど清掃員の人が床を掃除中で、大変清潔でした。
 パン、お菓子、ハム、チーズなどを購入。個人的趣味で、牛乳と袋入りカット野菜もチョイスしてみた。
 さあ、そしてはじめてのおつかいタ~イム! お会計担当は市場。レジを通した商品を、その先で僕と緑川が待ち構えて袋に詰めていく。なんか楽しい♪

 「教えてもらったお店の袋と違っててガッカリされないかな~」とか話しながらホテルへと戻る。
 306号室の鍵はやはり開きにくい。しかし開け方をいち早くマスターしたのは市場だった。「鍵を回しながらドアノブを回す」らしいが、何回やっても要領を得ない。たまたまうまくいっても、二度目は出来なくなる。何故?? 

2006PARIS―⑰―

2006-12-28 23:59:03 | 2006パリ旅行記
 12/8(1日目)その17

 17:10(←ここから後は、パリ時間です。)

 待った甲斐あって、30分以上して遂にオペラ方面行きバス到着。もう少し遅れていれば、伊東さんも別の手段を考えたであろうが、兎にも角にもバスはこうしてやって来た。なぜ遅れたかは不明である。でも、深く考えてはいけない。これが“パリ時間”である。ようやく認識できてきたぞ。

 乗車口で、車掌さんにお金を支払う。8.5euro。
 車掌さんに「ボンジュー(ニコッ♪)」車掌さんも「ボンジュー(ニカッ♪)」気持ちよく挨拶を交わし、10ユーロ札を渡す。(「初めてユーロを使ったぞー!!」心の叫び)
 1ユーロと50サンチームのコインが返ってきた。両替の時は20ユーロ札と10ユーロ札だけでもらったので、コインを手にしたのもこれが初めて。日本の硬貨ではない。本当にフランスなのだ。ドッキリじゃないんだ。(←今更何を言うか!)

 日本のバスと比べてとにかく車体が長い。理由は2台の車両が連結しているから。後部車両へと移動し、緑川と二人で席に着く。少し離れた席にはカズさんと市場。

 空港付近を抜けると、日本の自動車道のような整備された道をずっとひた走っていく。建物もあるが何も建っていない土地の方が多かった。夕暮れ時、都会的とも幻想的とも取れる不思議な風景が続いた。

 僕は車酔いする人なので心配していたが、パリのバスは日本のバスと動力そのものが違うのか、そもそもバスに乗っているという感覚がせず、とっても快適♪

 途中、サッカーのスタジアム横を通り過ぎた。市街地からは少し離れた立地。ライトアップされた外観が立派。

 すっかり陽も暮れ、発車してから50分くらい経過しただろうか。バスはいよいよパリ市内へと突入した。
 街の看板、歩く人々、ネオンの灯り。日本とは明らかに違う光景。
 外の景色を楽しんでいると、バスがいきなり急ブレーキとクラクションを繰り返し出した。何とも危なっかしい運転だなあと思っていたら、何だかそこら中でクラクションが鳴りまくっている。パリとはそんなに運転がしづらい街なのだろうか。
 しかしそれすらも、日本のクラクションの音色とは違っていて面白かったりするのだが♪ ささいなこと何もかもが新鮮。

 そしてバスが到着した。オペラ近くのバス停。ここから歩いて約15分のところにホテルがある。
 パリに到着したばかりの日本人はここで写真撮影に興じたくなるところだが、荷物が多い状態でのんきに撮影に興じているとスリ・置き引きの標的になり易いので、とにかくまずは宿へ向かいましょう、という事に。

 伊東さん以外の3人ともキャスターバッグを引きずりながらの移動。人ごみを避けつつ、一目散に宿を目指して石畳を歩き続ける。
 ひたすら素通りするだけとは言え、初めての異国の街は何もかも新鮮で、何もかもが魅力的。今日から6日間をこの街で過ごすのだ! もう胸が弾みっぱなし!!!

2006PARIS―⑯―

2006-12-27 23:59:06 | 2006パリ旅行記
 12/8(1日目)その16

 別の日本人観光客の方々も一緒に9番乗り場で並んだ。オペラ行きバスは15分間隔で運行しているようだ。

 バスを待つ間、景色を眺める。

 雲の流れ方まで雄大だ。絵画に出てくるような、現実にはこんなんないだろと思っていたゲージュツ的な風景が、ここには確かに存在している。

 空気も、日本のどの地方のものとも違うニオイがした。
 車もけっこう走っていて、日本でこれだけ走ってれば排気ガスの臭いがスゴそうなんだけど、ここパリはたちどころにそういった空気も浄化されてしまっているようだった。何もかもが広い。

 飛行機の中のモニターで、空からパリの街を見下ろした時の景色がフラッシュバックした。田園風景と、センスよく区画整理された道路・市街地が織り成す光景。
 そう、空から見ても、パリは“芸術の街”だったのだ。

 16:50

 待てども待てどもバスは来ない。他のルートのバスは続々と到着している。それも何回も。
 ちょっと焦り出すカズさん。(実はカズさんだけ、今夜のパリオペラ座「ジゼル」公演のチケットを予約していたのだ。)
 もしかして、初めから運行中止で自動ドアもわざと開かなくしてあったのかも!?との憶測が飛び交う。

 あ、ちなみにその自動ドア、マックの店員さんは開かないドアを手でこじ開けて強引に出て行った・・・。そして5分後、戻ってきた時にももう一度こじ開けて・・・ドサクサに紛れて別のご婦人も一緒に中へ・・・。
 しかし開けはするが、閉めては行かないのか!?

 すごい感覚だパリジャン・・・。ハイペースで洗礼を受け続ける僕。

2006PARIS―⑮―

2006-12-26 23:59:26 | 2006パリ旅行記
 12/8(1日目)その15

 オペラ方面行きのバスに乗るため、9番乗り場へ移動。

 乗り場への出口付近にマクドナルド発見! バリューセット(に相当するセット)がちょっと高かった。

 表の乗り場に出たいのだが、9番乗り場の自動ドア(ボタン開閉式)が開かない。ボタンを押すが全く反応せず。

 仕方ないので隣の乗り場のドアから出て周り込んだ。「いきなりトラブル続きですね~」の僕の一言にカズさん「これをトラブルと思っちゃいけないの。これも含めてフランスだから、楽しまないと」。

 僕は二度目の洗礼を受けた。