音と美と文と武と食の愉しみ

自己参照用。今まで紙に書いていたものをデジタル化。
13歳でふれたアートが一生を支配するようです。

20240620 Anouk Aimée

2024-06-20 01:51:01 | 日記

訃報が流れました。

どのシーンを切り取っても芸術品という奇跡の映画「男と女」

しかしその最大の価値は1966年の彼女を記録したことにあると思われます。

何度見ても胸が締め付けられるラストの抱擁シーン。

男の胸に顔を埋めながら、微かに寄せる眉間の皺が万感の思いを観る者に伝えます。

彼女は、そういう演技ができる人でした。また自分をそういう演技が似合うアイコンとして保っていました。

あの作品が2024年に封切られたらどうなるでしょう。

もし最大級の評価が得られなかったとすれば、それはあの作品のせいではなく、我々が劣化したからに違いありません。

合掌。

 

 

 


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