上越新幹線は１往復減～北陸新幹線の開業時ダイヤが発表に

来年3/14(土)からのJR各社のダイヤ改正が、12/19(金)に発表。
北陸新幹線（東京～金沢）の詳細なダイヤも発表されました。
→「2015年3月ダイヤ改正について（PDF）」（JR東日本）

Area51は新潟県民ですので、“新潟県民目線”で上越新幹線のことを中心に書きますよ…。

上越新幹線では、この改正によって、１日あたりの運行本数は、
新潟～東京の“とき・Maxとき”は、
27往復　→　26往復　（１往復減）
越後湯沢～東京の“たにがわ・Maxたにがわ”は、
16往復　→　９往復　（７往復減）

そうすると、このままで一番デメリット（＝停車しない）を受ける駅は、上毛高原駅（群馬県）。
上毛高原には、現在は、
“たにがわ・Maxたにがわ”のほとんどの列車と、
“とき・Maxとき”の一部列車が停車しています。

情報によると、上毛高原での停車本数は、改正後も変わらない、とのことらしい。

すると、考えられるのは、
現在、上毛高原を通過している“とき・Maxとき”（上下各20本ほどある）の一部を、
同駅にも停車させる、ということですね、きっと。
そうすると、新潟～東京間の所要時間は、５分ほど延びるでしょう。
列車本数が大きく減るよりは、まだマシかもしれませんが…。

………と思っていたら、新潟支社のHPに、改正後の上越新幹線のダイヤも載っていました…。
（最初から、よく見ればいいじゃないか……）
→「2015年3月ダイヤ改正について（PDF）」（JR東日本新潟支社）

どうやら、朝の時間帯（８～９時台）で上下各１本、減便されるようです。
あと、所要時間はやはり、６分ほど余計にかかりますね（上毛高原停車の場合）。
日中の時間帯だと、これまで、
新潟駅・毎時13分発→東京駅・毎時20分着
のパターンの列車が、
新潟駅・毎時07分発→東京駅・毎時20分着
になっています。


以前にブログで「2014年問題」という言葉を書きました。
それが、実際には「2015年問題」となったわけですが。
地元紙には、「１便減にとどまってよかった」などという声も紹介されていましたが、
そうじゃないでしょ。

新潟方面の旅客需要が、この先、中長期的に上向きになるという見込みなど、何もないのですから、
そんなのんきなことは、言ってられない。

新潟県民の利便性が低下することは、
東京方面から新潟へ向かう利用客の利便性も低下させる、ということ。

「2014年問題」も、以前は新潟県のHPにも載っていたような気がしますが、
ここ数年は、ほとんど聞かれず。
「上越妙高駅のホーム構造が、高速通過可能な設計になっている」などと
某知事さんが言っていたのが目立つくらい。
上越妙高と糸魚川の「停車問題」ばかりが注目されていた感じ。

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さて、金沢延伸で、利便性が上がる（一番恩恵を受ける）のは、
一見すると、富山・金沢エリアのような気がしますが、
実は、長野エリアではないでしょうかね。

現在の長野新幹線は、東京～長野を１日27往復。
これが、40往復（※）に増え、東京とのアクセスが抜群に上がる。
そして、長野～富山・金沢方面へのアクセスも良くなる。
（（※）かがやき10往復、はくたか14往復、あさま16往復）

新幹線だと、
長野～東京は、１時間30分～１時間50分ほど。
長野～富山は、45分～１時間ほど。
長野～金沢は、１時間～１時間30分ほど。
（長野～金沢は、現在は、普通列車と特急を使って３時間30分ほどかかる）
これって、すごいんじゃないか？。
東京へも北陸へも２時間以内、というのは。

ちなみに、長野～名古屋は、特急で３時間かかるので、長野起点で見ると、
金沢エリアの方が、東海エリアよりも時間的に近い場所になる、ということか。

長野県内の他の駅（軽井沢、佐久平、上田）の停車本数は、現状維持とのこと。
いいですねぇ…。


あれっ、“新潟県民目線”で書いていたのに、いつの間にか、“長野目線”…。