光善寺から上総中野駅に戻ってきたものの、まだ列車までの時間がありました。
月崎駅のときのようにまた、椅子に寝そべって待っていました。
そうすると、“勝負の時”が来ました
なんと、小湊鉄道側の出発する数分前に
いすみ鉄道の方からも列車が来るということが駅にある時刻表で分かったのです。
これは、列車の写真を撮りまくらずにはいられない
ということで、まずはいすみ鉄道側から撮影
どんどん近付いてきます
おそらく通学にこの鉄道を使っている小学生たちがたくさん降りてきました。
小湊鉄道の車両と違ってカメラにすっぽり収まるほど、車両は短いんです。
いわゆる“レールバス”っていうやつです。
マイベストショット(逆光なのが、心残り…)
そうこうしているうちに、小湊鉄道のレールから音が。
今回は2両編成
いすみ鉄道の車両を見た後なので、でっかく、勇ましく見えます。
(今度は順光なのでバッチリ)
運転手さんはそそくさと折り返し運転の準備に。
この背中を見ると、小さな頃に憧れたのを思い出しました
小湊鉄道といすみ鉄道の共演
(こうして車両の写真をUPしてやっと“小湊鉄道を訪問したブログ”らしくなってきたでしょうか)
そして、写真を撮ったこの車両に乗って、五井駅まで戻ってきました。
到着したころには、もうすっかり日も暮れていました。
駅看板もJR(下)よりも小湊鉄道(上)のほうが愛着が湧くのは僕だけでしょうか……。
そんな味わい深い小湊鉄道の魅力を
このブログを通じて、少しでも共感していただければ幸いです。
それとも列車の本数が少なくて、歩きまくったこの旅の辛さの方が伝わってくれた方が、個人的にはいいのですがね
ちなみに、今回この旅で歩いた総距離は……、約15km
その日の夜はまさに“瞬眠”でした
そして、次の日からしばらく筋肉痛がしばらく襲って来ました
ぜひ小湊鉄道を訪れる際には、今回使用した「1日乗車券」を
終点(上総中野・養老渓谷)に行くだけでも片道¥1,000以上するので、
この切符はお得でしょう。
このブログ始まって以来の超大作「小湊鉄道訪問シリーズ」をお送りしました
まずは小さなお堂


(桜の有名な)展望公園に続く道がありましたので、桜の咲くころに是非


ここに来る前に訪れた出世観音とは対照的な小さな石塔

そして、今回ここを訪れて一番驚いた場所へ。

このように立派な構えをした参門があり、
「あー、表から参拝しなくて申し訳なかったなぁ。」と思って
門をくぐってみると……、

(うわぁ~

かんなり急な石段です。

見てください、靴の長さ(26.0cm)も一段は満たない箇所がたくさんあるんですよ。

この写真の方がよりキツイ階段だということが分かりやすいですかね?

紫陽花のころはとても良いロケーションになりそうですが。
なりそうですがぁ~。

危険なのには変わりありません


この石段一つ一つがもしも「歯」だったら、
おそらく歯科医はすぐに“歯列矯正”を勧めるでしょうねぇ


一番下まで降りたところから撮った写真です。
長くて、怖くて、大変でした

しかし、まぁこれもひとつのお寺の“味”が出ていていいのかと
ポジティヴに捉えておこうと思います

さて、この石段を上り直して、
再び来た(きれいに舗装されている)道を下って駅方面へ戻って行きました。

来た道をそのまま上って歩いて行っても展望公園へと続いているみたいです。

しかし、長そうなので、列車の時間も気に掛けなければならなかったので、
また今度にでも。

魅力満載の光善寺さんでした

列車までの時間までボーっとしているのも嫌だったので、
駅の観光マップに書いてあった近くの寺を訪問してみることにしました
駅前の道を出て、右折すると写真の交差点に差し掛かるのですが、
左側の「大多喜城」方面に向かいます。
(さすがにもう大多喜城(6.5km)は断念……。)
その道を進んでいくと、寺の出入り口を発見しました。
光善寺さんです。
急な坂道を上っていくと、
そびえたつ2本の木が見えてきます。
そして、上りきったところに本堂が見えました。
立派な鐘ですね。
さっきの2本の木に勝るほどの木がまだありました。
銀杏の木のようです。
紅葉はまだのようですが、
(さっきの銀杏の写真の奥を見てもらえれば分かるように)
少し色づいていた葉もありました。
秋の気配を感じさせてくれた光善寺さんでした
駅から500mほどなんで近くてイイですよ


駅舎の隣には竹を切った形の公衆トイレが。

ずいぶんデカイかぐや姫がいたのでしょうね

ホームに向かってみました。

ここは今回の主役、「小湊鉄道」だけでなく、「いすみ鉄道」の終着駅にもなっています。
(それでも無人駅なのにはびっくり

こちらはいすみ鉄道のレール

シンプルな3灯式信号。
一方こちらが小湊鉄道

なので、駅看板も2社それぞれのものが。

いすみ鉄道

小湊鉄道
せっかく、両方の鉄道会社の終着駅が同じならば
都会の私鉄のように相互乗り入れしてもいいのでは?
と考えてしまうのですが、


両社ともその考えは今のところなさそうです。
ま、これは“車両の大きさの違い”もあるのでしょうがね?
(詳しくは次々回にて)
ここにもお花が。


少し、元気がなくて、残念です



途中に趣のある神社を発見したので、寄り道を。

山神・水神神社だそうです。

水の神様と山の神様を一緒に祀っているのしょうか。
中央政府と同様の“スリム化”を図ったのでしょうかね


こちらにも神社界の「助さん」と「格さん」が。


さて、また歩き始めました


駅まであと少し。
なぜ遮断機の一部がぁ?

鉄道ファンなら軒先に飾りたい気持ちも分からなくはないです


この道は小さな商店街になっています。
商店街とは駅前によくあるものですが……、果たして無事駅に着くのでしょうか

看板が見えました


そして、駅舎が見えましたぁーーー


(ざっと約3.7km・1時間弱の道のりでした。)
あとは有名な養老の滝にでも行きたいと思ったのですが
もう昼下がりだったので、今回は断念しました。
養老の滝への訪問は、また……別のお話。
次の列車の時間まで2時間近くあり、
再び養老渓谷駅まで戻るのもシャクだったので、
まだ行ったことのない小湊鉄道の終着駅、「上総中野駅」へと向かうことに。

歩いていきましょう~。
国道465号線を歩いて行きました


長き道のりです。

(こんなに道路の写真ばかりのブログは稀なのでは

途中何の変哲もない歩道を歩いていたのですが、

右側は案外柵がスカスカで、怖かったです


緑で埋め尽くされています


頑張って歩いて行くと、小さな可愛らしい鳥居を発見。

耳の神様「庚申様」だそうです。


いつの間にか住所(集落?)が変わっていました。

踏切が見えました


『今回の鉄則』
踏切の近くに、駅近し。 ヨォ~~~、ポンッ (←小鼓の音)
というわけで、駅はもうすぐです

(昨日UPした)「露天風呂」を満喫した後、
いったん着替えて今度は「洞窟風呂」の方へ。
ここがその入り口。
引き戸を開けると、
す、すごい階段です
ともかく、サンダルを履いて階段を下りていきます……。
まさに洞窟です(コウモリ出てきそう、出てくるわけないけど)
閉所恐怖症や暗所恐怖症の方にはキツイもんですわ。
更衣室にようやく到着。
天井が低く、(約2m)
お風呂は“天然サウナ”になっているというのですが、
更衣室にいるだけでもサウナ状態です
ガラガラっと引き戸を開けると洞窟風呂~
どんなに撮り直しても曇ってしまいます
さすが洞窟風呂
こちらも黒湯です。
地面よりも低いですね。
いい湯でした
本当に入浴中は汗が滝のように出てきました
帰りの階段は不安もなくなり、軽快に上りました
(暗く、狭いのに変わりありませんが……)
一つの旅館で二つの楽しみを一気に味わうことができて、最高でした
これを読んでいただいて興味をお持ちになった方は
ぜひコチラへhttp://www.sinkawa.com/

看板の下に小さな飲泉所が。

右側には川が流れてます。

そして、玄関。

ここの温泉は「露天風呂」・「洞窟風呂」の2つに分かれていて、
一回一回風呂の移動に着替えなければならないのが面倒なんですが、
まぁ、宿泊すればその面倒くささが軽減されて、
その2つをより一層満喫できるのかと思います。
今回はまず露天風呂をご紹介。

玄関横の階段を下っていきます。



「河鹿の湯」だそうです。
ガラッと引き戸を開けると、露天風呂っ



お湯の色が黒いんです。
だから、ピラニアが潜んでいても分かりません……。
(注:ピラニアなんて、潜んでいるわけありません


なぜ、網がぁ


柵の外でも小川が流れています


さぁて、観音橋&出世観音を満喫したものの、
あ、汗が止まりません
そこでその汗を流す温泉に入るために、目的の温泉旅館を目指すことに
その温泉旅館は、“奥養老温泉郷”と呼ばれる一帯にあります。
さすが、「奥」養老温泉郷。
またもや長~い道を歩いていきます
2つのトンネルを抜けると、看板が見えました。
それぞれの旅館にちょっとしたキャッチフレーズ付きで
(“秘湯の宿”というところが葉っぱに隠れていると、秘湯らしさを感じさせられます)
この看板が見えた瞬間は、
ずっと海で漂流していた船から
「島が見えたぞぉ~」という感覚に近かったですかね
その近くに商店もありました。
先ほどの看板の先の三叉路を右に折れると、何枚もの看板を見つけるのですが、
今回の目的地の看板を発見。
今回お世話になったのは緑色の看板の方の「新川」さんです。
ここから清きせせらぎが……
その温泉旅館の行く途中にかわいらしい郵便局が。
そして……、
ようやく着きましたぁ。
観音橋から約2.5kmでした。(←いったい今回の旅で何km歩いているんでしょ?)
次回に詳しく施設の紹介を。
(To be continued...)

これはまた、急な階段を上らされます


(※下り階段ではないですよ

上ったと思ったら、下されて、そしてトンネルが。

曲がっているわ、上り坂だわで、苦戦します。

(ディズニー・シーの“センター・オブ・ジ・アース”のクライマックスみたいな感じ

そして、このトンネルを抜けて少し階段をトントンと行くと、到着します


出世観音、正式名所は「養老山聖天院 立國寺」だというそうです。


出世観音さまにおはします。


十三重もの石塔が。

“暇を持て余す”という修行に明け暮れる修行僧を撮影


標高が思いのほか高かったのを感じました



