“日本への移民受け入れと定住化は不可避” 経団連、自民党外国人交流推進議連(中川秀直会長)に説明

2008年12月17日 | 外国人問題
移民政策に関する考えを説明

-自民党外国人材交流推進議連に/外国人材受け入れや定着のあり方で

日本経団連の村岡富美雄経済政策委員会企画部会長は3日、自民党外国人材交流推進議員連盟(会長=中川秀直衆議院議員)の会合において、日本経団連が先般取りまとめた提言「人口減少に対応した経済社会のあり方」(10月16日号既報)について、外国人材の受け入れや定着のあり方を中心に説明し、意見交換を行った。会合には中川会長をはじめ、衆参約20名の国会議員が出席した。

はじめに、村岡部会長が、人口減少が本格化する中、中長期的に国の活力を維持していくために、迅速かつ同時並行で着手すべき課題として、「成長力の強化」「未来世代の育成」「経済社会システムの維持に必要な人材の活用と確保」の3点を指摘。とりわけ、高度人材、留学生をはじめ、海外から幅広い人材を受け入れ、定住化を進めていくことが不可避の課題であり、日本語教育や雇用、就労のあり方の見直しを含め、総合的な日本型移民政策を検討すべき時期にきていると問題提起した。その上で、優先的に取り組むべき課題として、担当大臣の設置を含む行政面の体制整備、外国人材の積極的な受け入れと円滑な定着を図っていくための基本計画の策定を要望した。

席上、議員からは、「日本を、外国人にとって働いてみたいと思える魅力的な国にするとともに、諸外国の模範となるような制度を構築すべき」「企業として、先端的な事業・研究や、ダイバーシティ・マネジメント等を通じて、職場の魅力を高め、優れた人材が集まるような環境を整えるべき」「外国人材の円滑な受け入れのための法整備の加速や、行政面における担当の部署や大臣を設置すべき」「社会統合を円滑に進めていくための日本語教育の充実が必要」との指摘があった。また「国民的なコンセンサスの形成に向け、経済界としても努力してほしい」との意見が出された。

【経済第一本部経済政策担当】
日本経団連タイムス No.2932 (2008年12月15日)
http://www.keidanren.or.jp/japanese/journal/times/2008/1215/07.html
「人口減少に対応した経済社会のあり方」 http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2008/073.pdf

日本は女性進出と移民受け入れを 将来の衰退回避策と米報告書

ウーマン・リブとは何だったか?
http://jp.youtube.com/watch?v=f0PDhMZf6Yc






人口が減ってどこが悪いのでしょう
2006年12月21日 木曜日
宋 文洲
 「少子化」と「人口減少」という言葉は、誰もが前向きにとらえません。「このまま減り続けると…」日本人がやがて恐竜のように地上から絶滅するような杞憂が横行しています。

 しかし、今日もあなたとあなたのご家族が世界でも珍しい狭い住宅に住み、世界でも珍しい込み合う電車に乗り、いつやってくるか分からないリストラの恐怖に怯えています。これは人が多いからです。

 為替レートで見れば日本人の所得は紛れもなくトップレベルですが、別荘を持ったり、ヨットを楽しんだりする日本人は何人いるでしょうか。欧米と比べて日本人が豊かな暮らしを満喫できないのは、無駄や規制や公共事業なども関係していますが、狭い国土に密集して暮らすために不動産など居住にまつわるコストが必要以上にかかり、余暇や遊興にお金を回しにくいこともあるかと思います。

日本の人口密度は中国よりはるかに高い

 ご存じの通り、中国は人が多すぎて困っています。しかし、そんな中国の人口密度は、日本よりはるかに低いのです。「日本には生活に適する地域が少ない」と解釈する専門家が多いようですが、技術力と経済力を備えればインフラ整備が進み、住めない土地も人間が住めるようになるケースが多いです。

 戦前では今よりずっと人口が少なかったのに海外に移民させた日本ですが、なぜ戦後にこれだけの人間を増やしても大丈夫なのでしょうか。それは明らかに経済力と技術力のお陰です。このことは砂漠に国家を建設したイスラエルを見ても分かります。

 しかし、日本の絶対面積は変わっていないのです。日本列島にもう十分に大勢な人々が住んでいることは、通勤や居住など日々の生活の実感や、データなど定量面から見ても分かることです。しかし、不思議なことに多くの人々が、人口増こそが日本にとって重要だと考えてしまいます。

 産業界の人は消費人口が減ると市場が萎むと危惧します。政治家と官僚は若い人が減ると年金が足りないと心配します。有識者は人口が減ると日本人が居なくなると恐れます。

 グローバル経済の恩恵を受けて大勢の人口を養えるようになった日本ですが、ゆっくりした人口減にも怯える企業は日本の人口減を心配する前に自社のグローバル展開を心配した方がいいと思います。

 年金は若い人が増えないから問題になったのではなく無駄遣いとそれに起因する不加入が原因です。人口を増やし続けることは老齢化対策の邪道です。増やした人もいずれ老人となります。増やさなくても「老齢化」の後に必ず「正常化」や「若年化」がやってきます。

人口も自然現象、上下があってよいはず

 人口は増える時もあれば、減る時もあります。それを決めるのは個々人の勘です。1億人以上の人々が体を張って「人口を減らすべきだ」と言っているから、それはそれなりの深い理由があるはずです。株の世界も同じですが、一見合理性に欠ける個々の投資家の投資行為によって形成された相場は不思議に合理性に富んでいます。

 「このまま人口が減り続けると…」という議論はほとんど杞憂です。それはお腹が空いていないために食べない子供を見て「このまま食べないと餓死する」と考えるようなものです。そんなひ弱な人間たちではありません。つい最近までは国の公共投資も企業の製品戦略も「このまま増えていく」ということを前提にしていたのではありませんか。

 僕の議論が間違っているかもしれません。なら逆説で考えてみましょう。仮に人口を増やすとして、この島国の日本に適切な人口数はどのくらいなのでしょうか。1億5000万人、それとも2億人でしょうか。まさか10億人と思わないでしょう。日本にとって、どのくらいの人口が妥当な数かということを考えず、とにかく増やすというのは、近視眼的だと思います。上下水道が整備され、少人数で充実した教育ができ、居住面積の広い家屋に住めるような「美しい国」にするには、もしかしたら8000万人が妥当かもしれませんし、今より多くても美しい国をつくれるかもしれません。

 中国で生まれたからなのでしょうか、今の日本が「人は多いほどいい」という強迫観念にとらわれている理由が、僕にはさっぱり分かりません。分かるのは昔、毛沢東が人口を増やす必要があるということを言っていたことです。その中国は、一人っ子政策で人口抑制をしてきているのだから皮肉なものです。

 高齢化も社会問題として誰もが口にしますが、高齢化は戦争がもたらした不自然な年齢構成であると同時に、人口構成の正常化への準備でもあります。人はやがて死亡していくので、不自然な若年化も高齢化も必ず時間とともに解消されていきます。

 経済と消費の立場で人口の多寡と構成に危機感を持つよりも、豊かな自然を守りながら、個々の生活者の幸福を高めることをもっと議論されるべきではないかと思います。「少子化」が進んでいるのは、大多数の日本人にとって潜在意識の中で賛成していることが顕在化しているたのだと思います。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20061215/115790/?P=1

人口減少社会なんて怖くない~外国人労働者の受け入れは、社会構造改革のチャンスを逃す~










<移民1000万への道>

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)
          +
「外国人材交流推進議員連盟」(会長・中川秀直元幹事長)
  移民1000万人受け入れを 自民議連提言
  http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080612/stt0806121949006-n1.htm

          I I

「難民鎖国」のまま「移民開国」はできない
人権の普遍性:難民も移民も日本国民も享受すべき
ttp://www.unhcr.or.jp/ref_unhcr/pdf/PressSeminar_July_08.pdf





日本経済新聞 2008年7月22日 朝刊 経済教室
難民受け入れへの日本の対応
「地球公共財」の視点で
定住促進で“開国”を 市民社会や企業巻き込め
滝澤三郎(国連難民高等弁務官事務所駐日代表)

 注目すべきは最近日本で活発になっている移民受け入れ論議だ。自民党の外国人材交流促進 議員連盟は、今後50年で1千万人の移民の受け入れを、との提言をまとめた。移民基本法の制定などの具体策も含んだ日本で初の包括的移民政策の提言だが、画期的なのは、当面難民などを含む1千人の「人道的移民」の受け入れを提案していることだ。
 日本での難民受け入れを計画的に進める上で効果的なのは「難民再定住」であろう。これは、 既に外国で難民として認められたが、その国での定住も本国帰還もかなわない難民の何人かを、 定住枠を設けて受け入れる政策で、かつて日本のインドシナ難民受け入れの際に採用された。
         (中略)
 政府は昨年夏に再定住についての勉強会を立ち上げて真剣な検討を続けてきたが、これが実施 されれば、アジアでは初の再定住国として、日本の国際的イメージは著しく改善しよう。再定住は、 難民が日本にたどり着くのを待たず積極的に難民を迎え入れる点で、難民条約の義務を超えた政策的オプションである。政府の勉強会の立ち上げ自体、日本の「難民開国」の予兆として歓迎されている。

日本型移民政策 地球的な課題に積極的関与を(毎日新聞06.29)
国際移住機関(IOM)駐日代表 中山暁雄

日本で庇護を求める難民、第三国定住難民、新日系人(いずれかの親が日本人である子ども)、北朝鮮からの帰還者、本国に帰国できない人身取引の被害者等、日本が国際法上の義務や道義責任を持つ人々の受け入れによる国際貢献を推進することは、日本社会の成熟度を示すものとして国際的な評価を受けるだろう。
http://www.bochao.jp/article/13292443.html



ミャンマー難民30人受け入れへ
http://tech.heteml.jp/2008/12/post_1235.html





【対馬が危ない】「北朝鮮騒乱で10万人以上の難民が上陸も」東海大・山田吉彦准教授(寄稿)
2008.11.24 20:24
 北朝鮮の情勢が再び緊迫している。金正日総書記の健康状態の悪化がささやかれる中、米国は北朝鮮のテロ支援国家指定を解除したが、同国の核開発の姿勢や近隣国への攻撃的な発言は加速しているように感じられる。軍部がポスト金正日体制を念頭に集団指導体制の構築を目指し、韓国や日本にとっては、軍事的な脅威が増加していると指摘する専門家もいる。
 仮に北朝鮮が、軍事クーデターもしくは、韓国との騒乱を起こした場合、最大で400万人の難民が流出するといわれ、そのうち10万から15万人が、在日の血縁者をたより日本を目指すと考えられる。
 しかし、元山や清津などの日本海側の港にある船の数は少なく、直接、日本へ向かうのは5000人から1万人程度であり、その他は韓国経由である。その際に、難民の多くは、海峡を越えて対馬に上陸することになり、人口3万8000人の対馬に10万人以上の難民が押し寄せる事態も考えられる。
 残念ながら、日本の難民対策は十分ではない。1989年に長崎県に、インドシナ難民と中国の福建省からの偽装難民が、3000人以上も流入し、五島列島の小島が中国人に占拠されるなど、地元はパニックとなった。しかし、その教訓は生かされず、現在も難民の収容方法、収容施設など難民受け入れの施策はないに等しい。

 大量の難民が対馬に流入した場合、350人の自衛隊員と80人の海上保安官で島の秩序を維持することは困難である。北朝鮮では衛生環境が悪く、伝染病や栄養失調などの問題があり、検疫・医療体制を整える必要もある。2007年に青森に漂着した脱北者が覚醒(かくせい)剤を所持していたことから、難民が薬物を日本に持ち込むことも考えられ、所持品などのチェックが不可欠である。心して準備をしておかなければならない。
 国境の島、対島の人々は、常に朝鮮半島の影響を受けながら暮らしてきた。近年では、韓国人旅行者の急速な増加により混乱が生じている。2006年に4万2000人であった韓国人旅行者が、今年は、8万人を超えると予測されている。旅行者の多くは、登山や釣りなど自然を楽しむために来島しているが、これらの旅行者に反日活動家がまじり、地元の人々と問題を起こしている。
 今年7月、韓国の退役軍人ら21人が対馬を訪れ、竹島の領有権問題への抗議集会を開いた。この集会で、「対馬も韓国の領土だ」と書いた横断幕が掲げられたため、市民が怒り、「対馬は日本だ。韓国へ帰れ」などの声があがり緊迫する場面もあった。

 2005年に馬山市が「対馬島の日」を制定するなど、韓国人の一部は対馬を韓国領と主張している。これは、韓国における歴史教育と国際感覚の欠如の表れである。
 対馬が日本の領土であることは、3世紀末に編纂(へんさん)された中国の歴史書「魏志倭人伝」にも記述されている。「倭人帯方東南海の中に有り、山島に依りて国邑をなす」ではじまり、「はじめてひとつの海を渡ること千余里、對馬國に至る」と書かれ、朝鮮半島の沖に倭人=日本人の住む対馬があると紹介されているのだ。
 7世紀、大和朝廷は、唐と新羅により侵略された百済を救済するために軍を派遣したが、663年に錦江河口の白村江で唐軍に破れ帰国した。この翌年、唐軍の日本侵攻に備え対馬に国境警備隊にあたる「防人」を置き、朝鮮半島情勢を監視した。対馬は国境最前線であったのだ。
 13世紀、「元寇(げんこう)」の時にも、対馬は朝鮮半島からの侵略者と戦い、守護代の宗助国以下80騎の守備兵が全滅した。江戸時代には10万石の対馬藩が存在していた。このように対馬は歴史的に日本の領土であることは疑問の余地もないが、7月27日付の朝鮮日報は、豊臣秀吉の「文禄・慶長の役」の時、対馬を日本が占領し、1870年代に再び不法占領したという李承晩初代大統領の1949年の発言があたかも正しいことのように掲載している。これでは、先祖代々、対馬で暮らしてきた人々が怒るのも当然だ。

 現在、韓国人旅行者は、年間15億円ほどの経済効果を対馬にもたらし、過疎化に悩む対馬にとっては、無視できない収入源である。しかし、韓国人観光客と地域住民の間のトラブルが絶えない。そのため、対馬の市民は、観光業者やNPOが中心となり、韓国人に日本の慣習を守らせるためのルール作りを進めている。歴史問題も同様で、韓国旅行者のガイドは韓国人が行い、空想的な歴史講釈をしているが、本来は、日本人が正しい歴史をガイドする必要があるだろう。
 国際化が進む社会において、国境の島・対馬の発展と安全保障は、日本人の未来にかかわる重要な問題であると考える。
 やまだ・よしひこ 1962年、千葉県生まれ。埼玉大学大学院博士課程修了。日本財団(日本船舶振興会)海洋船舶部長、海洋グループ長などを歴任。2008年4月より現職。海洋安全保障、現代海賊問題、離島政策などに詳しい。著作に「海のテロリズム」(PHP新書)、「日本の国境」(新潮新書)など。

http://sankei.jp.msn.com/world/korea/081124/kor0811242027004-n1.htm











目覚めました (イギリス在住)
2008-12-17 10:27:33
戸井田先生、はじめまして。先生のブログを毎日かかさずイギリスで読ませていただいています!
なんだか日本は大変なことになってきていますね。といっても私もつい最近政治、経済に興味を持つようになり危機感を持ちはじめたところですが。。。
今回の国籍法のことを日本にいる家族、友人にたずねたところ、その法案の存在すら誰も知りませんでした。テレビで大々的に放送されていたら知ることは出来たのでしょうが。。。相手の思う壺、ですね。
昨年、イギリスで永住権を取得したのですが、ものすごーく困難になっていました。私は即日発行してもらったのもあるのですが、申請料もものすごく高くなっていて当時のレートで18万円くらい。通常でもたしか14、5万円したと思います。
英語力、イギリスに関する知識を問うためのテストも新しく実施され受けました。もちろんテキスト代、テスト代実費。
私の知り合いも同じ年に永住権を申請したのですが、3月だったので前年度の内容が適用され、テストは無し、申請料はたしか半額くらいでした。
国籍法とは関係ない話でしたが、イギリス政府は外国人が入ってこないように、どんどん壁を高くしていっているように思えます。そうでなければビザを高値で売って商売をしている!?なので日本は手招きをして外国人を受け入るようなことをして、時代を逆行してるとしか思えません。
安い労働力がたくさん入ってきて、同じ境遇のイギリス人労働者は仕事の奪い合い。移民の方の方が暮らしは厳しいとは思うのですが、だからといって公営住宅がそちらばかりに優先されるというのは納得できない。ある白人男性が他民族の男性とケンカをし、”お互い”にそれぞれを差別的な言葉で罵りあいました、(日本人に対してジャップと言われるような)しかし、白人男性のみがそのことで裁判所に送られ、刑務所にいれられました。
以上のようなことが実際に起こっています。移民受け入れは本当に大変なことです。これが日本だとまた状況も一段と厳しいことになるんじゃないでしょうか。
でも、魔法の杖で”えいっ!”とすべてを変えることは出来ません。まずは自分の意識を高め、自分が知っている政治、経済について周りの人に伝えていくことを地道にやっていこうと思っています。一人一人の意識が変わればこの世の中も変わっていくと信じて! 支離滅裂、拙い文章ですみません。
戸井田先生、大変お忙しい毎日だとは思いますが、お体お大事になさって下さいね。これからも応援してます!

http://blog.goo.ne.jp/toidahimeji/e/37b995fe686a04b74805aa0bd1919d53

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