プーチン大統領 歴史認識質問に逆ギレ「これ以上何をすればいいんだね! 謝罪は一回言えば十分だ」

2005年05月11日 | 国際
プーチン大統領 歴史認識質問に逆ギレ

 【モスクワ=常盤伸】「これ以上何をすればいいんだね! 毎年、謝れということかね」

 モスクワで十日に行われた欧州連合(EU)ロシア首脳会議後の記者会見でプーチン大統領が、バルト諸国との歴史認識問題で逆ギレし、放言を繰り返す一幕があった。

 記者会見は対独戦勝六十年記念式典関連の外交行事の最後を飾る公式行事。余裕たっぷりに質問に応じていたプーチン大統領だが、エストニアの女性記者が「ロシアはなぜ、(ソ連のバルト諸国併合をドイツと密約した)モロトフ・リッベントロップ協定について謝罪しないのですか」とロシア語で質問すると、とたんに不機嫌な表情に。

 「あなたはロシア語がお上手だから、一九八九年の資料を正確に読めるでしょう」と、同協定に法的根拠がないことを認めたソ連人民代議員大会の決議を持ち出した。そのうえで、感情がたかぶったのか「この問題は決着済みでこれ以上取り上げません。(謝罪は)一回言えば十分だ」と言い放った。

 さらにロシアと係争中のエストニア、ラトビアとの国境問題について「ばかな領土要求をしなければ、協定調印の用意はある」と、上品とはいえないロシア語で応じ、地元記者らを驚かせた。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20050511/eve_____kok_____000.shtml


最新の画像もっと見る