女性と握手拒否、国籍認めず=「同化していない」と判断-仏

2010年07月10日 | 国際
女性と握手拒否、国籍認めず=「同化していない」と判断-仏

 【パリ時事】仏移民省は9日、フランス人女性と結婚したモロッコ出身の男性からの国籍取得申請を拒否したことを明らかにした。この男性が移民省の女性職員との握手を拒み、妻に全身を覆うイスラム衣装を着用させるなど「フランスの社会習慣に同化していない」と判断したためという。
 移民省によれば、この男性は1999年に入国後、2004年に結婚するまで不法滞在を続け、08年に国籍取得を申請。審査の過程で「信仰に反する」として女性職員との握手を拒んだほか、妻も夫以外の男性がいる場で顔をさらすことを拒否した。
 同省は、男性の振る舞いが「共和国の価値、とりわけ個人の自由と男女平等の原則と相いれず、定められた同化条件を満たしていない」と判断。ベッソン移民相が8日に申請拒否を決めた。(2010/07/10-14:54)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010071000192





フランス:下院、ブルカ禁止法案可決…違憲判断の可能性も

 【パリ福原直樹】フランス下院は13日、イスラム教徒の女性が使う顔や全身を覆う衣服「ブルカ」を公共の場所で全面禁止する法案を圧倒的多数で可決した。野党第1党の社会党の議員の大部分が投票をボイコットした。9月に上院で審議されるが、その後、法律の違憲審査をする憲法会議が違法とする可能性もあり、成立は微妙だ。

 サルコジ仏大統領は昨年以降、「フランスはブルカを受け付けない」と主張。今年に入り政府法案を提出していた。禁止法案は、学校など公共の建物のほか一般道路など社会のほぼすべてでのブルカ着用を禁止している。

 しかし、フランスではブルカ着用者が約2000人と少ないことから「法の実効性がない」との意見や、人権団体から「信教・表現の自由の侵害だ」などの批判も強く、論議を呼んでいた。

 欧州では仏のほかベルギーも同様の法案を審議中で、スペインなども禁止法案を検討している。

http://mainichi.jp/select/world/news/20100714k0000m030152000c.html










アリゾナ州新移民法 米中間選挙の争点に? 人種差別vs根強い支持
2010.5.25 06:00

 【ワシントン=佐々木類】不法移民の取り締まりを強化する米アリゾナ州の新移民法に対し、「人種差別」との反発が全米に広がっている。一方で、成立の背景となった麻薬密輸など不法移民による凶悪犯罪の多発という現実から同法を支持する意見も根強くある。同法への姿勢が、11月の中間選挙の争点になる可能性が出てきた。

 メキシコと国境を接するアリゾナ州では660万人の人口のうち30%がメキシコなどからのヒスパニック系とされており、不法移民の流入が後を絶たない。このため、同法は「犯罪の疑いがなくても外見などから、警察官が不法移民かどうかの職務質問ができる」などと定めており、これらの部分が「人種差別」と激しい反発を招いた。

 メキシコのカルデロン大統領が、米議会の演説で同法への不快感を表明するなど外交問題にも発展しているが、実はアリゾナ州だけの問題にとどまらない。全米には不法移民が1200万人いるとされ、「不法移民を米市民として扱うのは公正を欠き、まともな市民がばかをみる」(米紙ウォールストリート・ジャーナルに掲載されたミネソタ州在住の男性の意見)など、連邦レベルでの対策を求める声は以前からある。

 このため、選挙区にヒスパニック系住民を抱え、11月の中間選挙で再選を目指す議員らにとっては単純に賛否を表明できる問題ではなくなっている。

 一方、新移民法成立の旗振り役を務め、中間選挙で再選を目指しているアリゾナ州のジャン・ブリューワー知事(共和党)は共和党支持者の間で着実に評価をあげている。

 米世論調査会社「ラスムセン」が17日に行った電話世論調査によると、ブリューワー知事は共和党支持の有権者内で新移民法成立前の19%から45%と、26ポイントも支持率を上げた。同州では4月下旬の時点で、64%の有権者が同法に支持を表明、共和党支持者に限れば87%にのぼっている。

http://sankei.jp.msn.com/world/america/100525/amr1005251812011-n1.htm





「現代のゲシュタポ」 波紋広げる移民法強化 背景に不法入国者の増加
2010.5.2 23:06

 【ワシントン=佐々木類】米西部アリゾナ州で、不法移民の摘発強化を目的とした移民法が成立し、全米に波紋を広げている。警官が外見などから不法移民と疑うに足る合理的理由があれば逮捕ができるとした州法にヒスパニック系市民から「人種差別だ」と批判の声が上がり、ホワイトハウスや連邦議会を巻き込む動きに発展しているためだ。オバマ政権の対応次第では11月の中間選挙に影響を与える可能性もある。

 ■広がる反発

 メーデーの1日、移民法をめぐり、全米各地で移民による反対デモや集会が開催された。集会では連邦議会に移民の地位向上をはかる法律の制定を求める主張が打ち出された。

 警察当局や集会主催者などによると、ロサンゼルスの5万人をはじめ、全米各地で10万人以上がデモに参加したという。

 「州法はまったくばかげたものだ。警察官がその気になれば、何だって疑わしくなる」

 メキシコと国境を接することから多くのヒスパニック系住民を抱えるアリゾナ州フェニックス市のゴードン市長(民主党)は4月30日、米メディアに州法に反対する考えを表明した。同じくヒスパニック系住民の多いフロリダ州のマック下院議員(共和党)は、「(ナチス・ドイツの秘密警察である)ゲシュタポを連想させるひどい法律だ」とこきおろした。

 メキシコのカルデロン大統領も「憎しみや差別を助長するだけ」と批判し、近く予定しているオバマ大統領との会談で問題提起する意向だ。 

 ■麻薬密輸の増加

 「(不法移民による)犯罪の取り締まりに追われる日々で、それは想像を絶するほどの忙しさだ」。

 23日に同法に署名したブリューワー知事(共和党)は、州法の正当性と必要性をこう主張している。

 国土安全保障省や司法省によると、米国全土にいるとみられる不法滞在者は約1100万人。このうちアリゾナ、テキサスなど3州だけで全体の約42%に当たる4700万人を占める。麻薬密輸事件に絡んだ誘拐事件は昨年1年間で267件発生。国境警備警察に対する襲撃件数も2008年は前年に比べ46%増の1097件に上った。

 こうした事情から同州選出のマケイン上院議員(共和党)も、「不法移民問題を解決するのに重要な一歩だ」と州法に一定の評価を与えている。

 しかし、「不法」ではあっても移民が米社会の労働力を担っているのは事実。 州法を「見当違いの努力」と批判したオバマ大統領は11月の中間選挙をにらみ、国境管理強化と不法移民への人道的配慮を備えた「良識的な法」を連邦議会が早期に可決するよう要請した。

 民主党内では「移民に関する連邦法の改正は、国境警備の強化が先決だ」(ネバダ州選出の民主党上院議員、リード院内総務)との考えを軸にしながら、すでに米国内にいる不法移民には滞在資格などで配慮するという政策も検討されている。

http://sankei.jp.msn.com/world/america/100502/amr1005022307006-n1.htm





米の移民法批判、メキシコだって「差別的」
6月23日13時4分配信 産経新聞

 米国内で、不法移民対策に静かな注目が集まっている。「人種差別的」とすこぶる評判の悪いアリゾナ州の新移民法ではない。米国への不法移民が多く、同州の新移民法成立の引き金となった隣国メキシコの移民法に対してである。同州の新移民法が「人種差別的」だとしたら、「メキシコの移民法はどうなのか」(米CNNテレビ)というわけだ。

 「警察官は、不法移民として疑わしい人物に身分証明書の提示を求めることができる」

 これがメキシコの改正移民法の規定だ。2008年の改正で人道上の観点から罰則規定が緩和されたとはいえ、警官に見た目で職務質問する権限があるのはアリゾナ州の新移民法と同じだ。この新移民法は移民に登録証の常時携行を義務付け、外見で不法移民の疑いがあれば警官が職務質問できる。

 今年5月、メキシコのカルデロン大統領は訪米した際に、米議会でアリゾナ州の新移民法について「あらゆる意味で人権感覚に反する」と異例の批判を展開した。米国の内政というより、外交問題に発展しているとの認識が背景にある。

 しかし、メキシコにこれと同様の移民法があることは案外知られていないことから、「他国の国内法を批判する資格はあるのか」(米CNN)という見方がくすぶっている。

 メキシコは米国への不法移民が多い一方で、ホンジュラスやエルサルバドルなど中米諸国からの不法移民の流入にも頭を悩ませている。不法移民の“輸出大国”であり、“輸入大国”でもあるのだ。

 メキシコ移民法では、不法入国は2年の懲役。不法再入国には懲役10年の厳罰が科せられる。(ワシントン 佐々木類)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100623-00000558-san-int













ホットドッグ早食い元王者・小林さん、拘束される NY
2010年7月5日7時31分

 米独立記念日恒例のホットドッグ早食い大会が4日、ニューヨーク市コニーアイランドで開かれ、6連覇の記録を持つ小林尊さん(32)=長野市出身=が終了後、警官に拘束される騒ぎがあった。
 地元メディアによると、小林さんは契約上の問題から今大会には出場せず、客席から観戦。競技が終わった後、ステージに上がろうとしたところ、警官に制止され、もみ合いになった。周囲の観客は「彼は(有名な)コバヤシだ」などと訴えたが、そのまま拘束された。
 大会では3連覇中の米国人、ジョーイ・チェスナットさん(26)が10分間で54個を平らげ、王座を守った。小林さんは昨年まで毎年チェスナットさんと大接戦を繰り広げ、大会の顔となっている。(時事)

http://www.asahi.com/international/update/0705/JJT201007050010.html



元王者の小林さん、拘束される=早食い大会妨害の疑い-NY

 【ニューヨーク時事】米独立記念日恒例のホットドッグ早食い大会が4日、ニューヨーク市コニーアイランドで開かれ、6連覇の記録を持つ小林尊さん(32)=長野市出身=が大会の進行を妨害した疑いなどで警官に拘束された。
 地元メディアによると、小林さんは競技の様子を客席から観戦。その後、表彰式の最中にステージに駆け上がろうとしたところ、警備担当者から制止され、その後も抵抗を続けたため、複数の警官に拘束された。
 小林さんは今大会への参加を目指したが、主催者側が示した契約条件では他の早食い大会への出場を制限されるとして、断念した。3日付の自身のブログで、「体が続く限り出場し続けたいと思っていた」と語る一方、契約内容への不満もにじませていた。
 大会では3連覇中の米国人ジョーイ・チェスナットさん(26)が10分間で54個を平らげ、王座を守った。小林さんは昨年まで毎年チェスナットさんと接戦を繰り広げ、大会の顔となっている。(2010/07/05-08:13)

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010070500026



早食いの小林さん米警察が逮捕 出場見送った大会で
4日、ニューヨークで行われたホットドッグ早食い大会の後、警官と小競り合いになって連行される小林尊さん(右)(共同)

  【ニューヨーク共同】ニューヨークで4日行われた米独立記念日恒例のホットドッグ早食い大会の終了後、過去の大会で6連覇し、今年の出場を見送った小林尊さん(32)=長野市出身=が警官と小競り合いになって逮捕され、警察署に連行された。目撃者が明らかにした。米CNNテレビによると、公務執行妨害などの容疑という。
 目撃者によると、小林さんは大会終了後、ステージに歩み寄ろうとして警官に押し戻され、そのまま拘束されたという。
 小林さんは2001年から06年まで同大会で連続優勝し、07年以降は準優勝。今年の大会は、大会運営団体との契約内容が「団体の許可なしに北米で他の早食い大会へ出場してはならない」との条項を含むなど厳しすぎるとして、出場しなかった。
 4日の大会は、ジョーイ・チェスナットさんが4連覇した。
2010/07/05 08:28   【共同通信】

http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010070501000040.html


http://www.youtube.com/watch?v=sAwrD0et2aU
http://www.youtube.com/watch?v=ACO6rYK5dhM





逮捕の“早食い王者”小林さんの妻 「ステージに上がって注目を引こうとしただけなのよ」
2010.7.5 12:52

 アメリカで「TSUNAMI(ツナミ)」の愛称で親しまれたフードファイター、小林尊さん(32)は、4日の米独立記念日恒例のホットドッグ早食い大会に出場できず、警官ともみ合った末に公務執行妨害などの容疑で逮捕されてしまった。妻のヴィンセント・オリベリさんは、大会を妨害する意図はなく、「ステージに上がって、観客の注目を引こうとしただけなのよ」と弁護した。

 小林さんは大会終了後、セレモニーが開かていたときにステージに上がろうとして警官に制止され、そのまま拘束された。優勝者に声をかけようとしたといい、オリビエさんは「彼は出場すべきだった」と悔しさをにじませた。

 小林さんのマネジャーは地元メディアの取材に、「彼はホットドック早食いの記録をやぶり、真のチャンピオンであることを証明するためのチャンスを得たかっただけだ」と述べた。昨年の大会では10分間にホットドッグ64個半を食べたが、準優勝。優勝者は68個の世界記録を樹立した。

 小林さんは今大会へも出場のために交渉を続けてきたが、「米国内の他大会に出場できない」とする条項がネックとなり、マネジャーは「残念なことに、合意に達することができなかった」と話している。

 優勝した米国人、ジョーイ・チェスナットさん(26)も小林選手への実力を認めており、出場できなかったことに「悲しいことだ」と述べ、「僕は彼を尊敬している。彼は偉大な選手だ」と賛辞を惜しまなかった。

http://sankei.jp.msn.com/world/america/100705/amr1007051254004-n1.htm



早食い元王者の小林さん逮捕で代理人が経緯を説明

ニューヨーク(CNN) ニューヨークのコニーアイランドで4日開催された毎年恒例のホットドッグ早食いコンテストで、今年の参加を見送って観戦していた日本人元王者、小林尊さんがステージに上がろうとして警察に逮捕された。

ニューヨーク市警によると、小林さんは大会終了後、スタンドからステージへ向かったが制止された。容疑は侵入禁止違反と逮捕に抵抗し警官の職務を妨害した軽犯罪2件で、ブルックリンの警察署に留置された。

逮捕に関連して、小林さんがステージに上がろうとした経緯を同氏の代理人が説明した。

ジェームズ氏によると、小林さんはステージに上がろうとしたのはパフォーマンスとしてではなく、観客から彼を呼ぶコールが起こったためだったという。

「コンテスト終了後に彼の名を呼ぶ声があがり、(中略)彼は自分を呼んでいる観客に自分の姿を見せようとしてステージに飛び乗った」と代理人を務めるジェームズ氏は説明した。

http://www.cnn.co.jp/fringe/AIC201007050015.html





早食いの小林さん釈放 「熱気の中」と無罪主張

 【ニューヨーク共同】ニューヨークで4日に行われた米独立記念日恒例のホットドッグ早食い大会の競技終了後、公務執行妨害などの容疑で逮捕された小林尊さん(32)=長野市出身=が5日、釈放された。AP通信が報じた。

 APによると、小林さんは5日、ブルックリンの裁判所での罪状認否手続きで無罪を主張した。当日は、観客として会場に行ったが、聴衆から名前を連呼され「その熱気の中で」ステージに向かい、大会運営者が自分の参加を認めてくれることを期待していた、と説明した。

 早食い大会の過去の覇者である小林さんは、大会運営団体との契約がまとまらず、今年は参加しなかった。4日の競技終了後、表彰式が進行中のステージに歩み寄ろうとした際、警官らに制止されて抵抗したため逮捕された。

http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010070501000905.html



逮捕の「早食い王者」小林さん釈放 「お腹がすいた」
2010.7.6 07:51

早食い王者、小林さん釈放。第一声は「お腹がすいた」 (AP)
 ニューヨークで開かれたホットドック早食い大会で、警察官ともみ合いになり公務執行妨害などの容疑で逮捕された「フードファイター」、小林尊さん(32)が5日、釈放された。弁護士に付き添われ、ブルックリンの裁判所から姿を現した小林さんは「お腹がすいた。拘置中はサンドウィッチとミルクしか口にいれていないんだ」と笑顔を見せた。
 駆け付けた報道陣に対して、小林さんは「かつて戦った仲間を励まそうと、一人の観客として会場に出向いた。会場から『彼に食べさせてくれ』という大合唱が起きて、自分はまだチャンピオンなんだということを証明しようとしてステージに上がった。そしたら、逮捕されたんだ」と話した。
 弁護士は「ステージに上がった直後、背後から警察官につかまれたんだ」として、容疑について無罪を主張をした。小林さんは8月、改めて裁判所に出廷する。
 大会関係者は今回の出来事について「小林さんの行動は不適切で間が悪かったが、(優勝した)ジョーイ・チェスナットさんの勝利を貶めるものではなかった。彼は偉大なチャンピオンだ。問題を解決して、現在の状況をくぐりぬけてほしい」との声明を出した。

http://sankei.jp.msn.com/world/america/100706/amr1007060758000-n1.htm









大食い王小林尊逮捕 「奴隷契約書」の存在明かす
7月05日 23時07分

 世界的な大食漢として知られる小林尊さん(32)が、7月4日にニューヨーク市で行われたホットドッグの早食い大会でステージに駆け上がり、警備担当者の制止に抵抗を続けたため、その後逮捕された。

 同大会はホットドッグチェーン「ネイサンズ」が毎年米国独立記念日に行うものだが、過去に6連覇し、アメリカ人の間でも高い知名度を持つ小林さんは契約の問題で今年は出場しなかった。

 小林さんは「契約」についてブログで言及していた。その内容は、「許可なく、早く食べること、多く食べること、人と競争すること、動物と競争することが、一年間できないのです」というもの。これについては「法律的な立場からではなく、個人的な実感として言わせてもらうと、なんにもできないのです」と説明している。

 小林さんはたくさん食べることを特技としており、それが仕事にもなっているため、このような契約にサインをすることはできないと判断したのだ。さらには、出場させてもらえるのなら、お金もいらないとまで弁護士を通じて主催者には伝えていたようだ。

 そして、小林さんが全米で注目されるきっかけとなった大会なだけに「僕にとって本当に大切な大会ではありますが、独立記念日に奴隷契約書のようなものにサインするなんて、絶対したくありません」と意思を表明している。

http://news.ameba.jp/weblog/2010/07/72593.html



小林さん、契約厳しく出場困難に NY早食い大会

 【ニューヨーク共同】7月4日の米独立記念日にニューヨークで行われる恒例のホットドッグ早食い大会で6連覇の記録を持つ小林尊さん(32)=長野市出身=が1日、大会の運営団体の要求する契約内容が厳しすぎ「現時点で出場は困難だ」と述べた。共同通信のインタビューに応じた。

 一方で「自分を育ててくれた大会でもあり、無報酬でもやりたい」と強調、大会直前まで交渉を続けるとした。出場すれば「優勝できる自信がある」とも述べた。

 大会はホットドッグ・チェーン「ネイサンズ」の主催。小林さんは今年1月から運営団体「メジャーリーグ・イーティング」と契約更改交渉に入ったが、新契約書には「団体の許可なしに北米で他の早食い大会へ出場してはならない」との条項が入るなど「早食い・大食いのプロとしては受け入れがたい内容」として署名に応じていない。署名しない場合、大会には出場できない。

 小林さんは3月に米国の労働査証(ビザ)を取得、ニューヨークで本格的な活動を開始している。

2010/07/02 09:49 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010070201000197.html


すべての人の独立記念日 My freedom

気が滅入るほど長く続いた戦いがやっと終わります。
交渉期間中、嫌な思いもたくさんしました。
昨年、一昨年は契約の期間中でしたが、契約での、彼らの独占的権利が強すぎると感じ、弁護士をたてて何度も契約の改正を試みていました。
彼らにもメリットがあるような、Give and Takeの話し合いをしたつもりではいたのですが、全く契約内容の改正をすることはできませんでした。
契約期間がおわり、今年二月には契約がない状態で交渉できるようになったのですが、これまで以上に厳しい契約を迫られました。
初参加から数年間は契約なしで出場していま事実から考えると
年をおうごとに契約内容は厳しくなっている実感があります。

ホットドッグコンテストは、世界の人々が僕を知るきっかけになった大会です。
この大会でこれまでの世界記録を二倍に塗り替えることによって、僕はたくさんの人に知ってもらえるようになりました。
そのため、僕はホットドッグコンテストに大きな思い入れがあります。
身体が続く限り、出場し続けていたいと思っていたのですが、今年の出場の許可を得るためには、これまで以上に厳しい契約書にサインしなくてはならない状況です。
メディアの前でホットドッグを食べることができませんし、彼らの許可なくテレビに出演して、早く食べるパフォーマンスを披露したすることもできません。
許可なく、早く食べること、多く食べること、人と競争すること、動物と競争することが、一年間できないのです。
さらに、ジャッジやタイムキーパーなどもできません。
法律的な立場からではなく、個人的な実感として言わせてもらうと、なんにもできないのです。

ネイサンズの大会の出場者の中には、それが可能な人もいるのですが、僕の契約書では不可能になっています。
僕のビザはO1、Extraordinary Ability(たぐいまれな能力)に対してアメリカ国家が労働を許可したビザです。
僕の桁外れの能力といえば、早く食べる、多く食べる能力ですから、食べる能力や食べる行為自体を大幅に制限されてしまう契約内容では、ビザが泣きます。
もちろん、お金なんて全くいらない。
出場させてもらえるなら、全くお金はいらないと、弁護士を通して伝えてあります。

今年は、初めてアメリカでの生活をはじめて、大会と同じホットドッグで練習ができましたので、大会の出場が楽しみで、もちろんまた、世界記録を更新して優勝する準備はできています

ですが、僕の優勝や、出場自体を拒んでいるようにさえ思ってしまう、厳しい契約内容を受け入れることができずに困っています。

僕にkとって本当に大切な大会ではありますが、独立記念日に奴隷契約書のようなものにサインするなんて、絶対したくありません。

独立記念日に、自由を手に入れてホットドッグコンテストに参加できることを望みます。
応援よろしくお願いします。

投稿者: takeru-kobayashi 日時: July 3, 2010 12:33 AM |
http://www.takeru-kobayashi.com/blog/2010/07/b.html






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