2007/06/15-21:48

厚生労働省は15日、中国から輸入された練り歯磨き3種から、有毒化学物質ジエチレングリコールが検出されたと発表した。いずれも旅館やホテルに置かれるごく小型のもので、これまでに2000万本以上が出荷された。販売した2社は自主回収を始めた。 国内で中国製練り歯磨きから同物質が検出されたのは初めて。健康被害の報告はない。
同省は「普通に使っている限り、健康被害が生じることはないが、使用している人はすぐ中止してほしい」と話している。 検出されたのは、大手旅行会社JTB子会社のJTB商事(東京都豊島区)が販売した「Cool・White」(3グラムと5グラムの2種)と「Js’BEAU-FRE」(3グラム)、昭和刷子(愛媛県内子町)が販売した「BEAU-FRE」(3グラム)。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2007061500883
中国製練り歯磨き、毒性物質表示せず…自主回収始める
厚生労働省は15日、JTB商事(東京都豊島区)など2社が中国から輸入、販売した練り歯磨きから、毒性のあるジエチレングリコール(DEG)が検出されたと発表した。
いずれもビジネスホテルなど宿泊施設で使われている業務用で、健康被害の報告はないが、製品の成分表示にDEGの記載がなかったため、2社は同省の指摘を受け、商品の自主回収を始めた。
同省医薬食品局は「練り歯磨きは食べるわけではなく、検出された量も少ない。仮に毎日使ったとしてもほとんど影響はないが、念のため使用は中止してほしい」としている。一方、同省は、家庭用などとして市販されている国内14社の147製品には混入はないとの報告を受けている。
同省によると、JTB商事が輸入した「Cool・White」などから全重量の0・1%から5・9%のDEGが検出された。また、昭和刷子(ぶらし)(愛媛県内子町)が輸入した「BEAU‐FRE」からも0・1%検出された。
JTB商事によると、2005年4月から輸入を始め、今年5月だけでビジネスホテルや旅館約1000施設に計約107万個を販売した。同社は、大手旅行会社JTBのグループ会社。昭和刷子の製品は、06年7月以降、約120万個が販売されたという。
◇
同省によると、DEGを巡っては、昨年、中米パナマで、中国産の原料を使ったせき止め薬をのんで多数の死者が出ていたことが発覚。せき止めはシロップ状で、主成分となるグリセリンの代わりにDEGが使われていた。
このほか、練り歯磨きからもDEGが検出されたケースがあり、米食品医薬品局が今月に入り、消費者に使用中止や廃棄を呼びかけ、腎臓病や肝臓病の患者らが誤ってのみ込むと危険だと警告していた。
(2007年6月15日23時59分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070615it16.htm
中国製歯磨き粉から毒性物質 JTB商事など自主回収
2007年06月15日20時19分
厚生労働省は15日、ホテルや旅館で使われる中国製歯磨き粉から、大量に飲むと健康被害の恐れがある毒性物質ジエチレングリコールが検出されたため、製造販売元が自主回収を始めたと発表した。今のところ、健康被害の報告はないという。
検出されたのは、JTB商事(東京)などが中国で製造した「Cool・White」「Js’BEAU?FRE」「BEAU?FRE」の3製品。1個3~5グラム入りの使い捨てタイプで、ジエチレングリコールが0.1~5.9%含まれていた。出荷先は約1000カ所で、5月の出荷量は計約108万本。
同省によると、ジエチレングリコールを短期間に大量に飲むと腎臓障害などを起こす可能性があるが、「歯磨き粉として数回使った程度では健康被害の恐れはまずない」という。国内の店頭で販売している歯磨き粉については、主要メーカー14社が調べた結果、検出されなかったという。
米食品医薬品局(FDA)も今月から、ジエチレングリコール検出を理由に、中国製歯磨き粉の使用自粛を米国内で呼びかけている。
http://www.asahi.com/national/update/0615/TKY200706150393.html
トーマス4万3000個回収へ 塗料に米基準超えの鉛含有
2007年6月15日 17時53分
ソニーのグループ会社「ソニー・クリエイティブプロダクツ」(東京)は15日、子どもに人気のキャラクター「きかんしゃトーマス」の米国メーカー製玩具の一部商品の塗料に、米国の安全基準を超える鉛が含まれていたとして国内で出荷した約4万3000個の商品を無償で自主回収・交換すると発表した。
回収対象は「トーマス木製レールシリーズ」の「ジェームス」や「はね橋ベーシックセット」など11商品で、2005年4月以降に販売した分。
現在まで健康被害などの報告はないという。製造元の「RC2」(イリノイ州)から12日に連絡があり、13日から出荷先の玩具店や百貨店などの店頭から撤去を始めたという。
「RC2」から自主回収の届け出を受けた米消費者製品安全委員会(CPSC)によると、対象は約150万個に達する。玩具は中国で生産され、米国内では05年1月から今月まで販売された。
(共同)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007061501000555.html
中国産ピーマンから基準値超える殺虫剤、厚労省が検査命令
冷凍食品用の中国産ピーマンから殺虫剤のピリメタニルが基準値を超えて検出されたとして、厚生労働省は20日、食品衛生法に基づく検査命令を出した。
同省のモニタリング検査で同様のケースが2度にわたり見つかったことを受けた措置。これにより、当面の間、中国産ピーマンは、ピリメタニルの残留を調べる検査に合格しなければ輸入できなくなる。
同省によると、今年1月、兵庫県の業者が輸入した冷凍食品のピーマン(約8トン)からピリメタニル0・04ppm(基準値0・01ppm)が検出されたと届け出があり、今月11日には、東京都の業者が輸入した冷凍食品の赤ピーマン(11トン)から同じ農薬が0・02ppm検出されたと届け出があった。
中国産の食品では、現在、ホウレンソウ、シジミ、鶏肉など計42品目が検査命令の対象になっており、各輸出国の中で最も多い。昨年5月から、食品の残留農薬・抗生剤の規制対象を強化した「ポジティブリスト制度」で基準値が厳しくなったことも影響している。
中国産ピーマンは今年に入り、計約4800トンが輸入されている。同省食品安全部は「残留農薬が基準値を超えた食品を一度食べたからといって健康被害が出るわけではないが、問題ないと確認されるまで、検査を強化する」としている。
(2007年6月20日20時4分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070620i212.htm?from=main2
<朝鮮総連本部売却>公安庁職員が仲介者を元長官に紹介
6月17日3時6分配信?毎日新聞
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の中央本部の土地と建物の売却問題で、売買を仲介した元不動産会社社長の男性(73)を緒方重威(しげたけ)・元公安調査庁長官(73)に紹介したのは、公安調査庁の現職職員だったことが関係者の話で分かった。検察当局も、こうした関係を把握している模様だ。仮装売買が疑われる当事者の関係構築に現職が関与していた実態が浮かんだ。
この職員は、主に国外の公安動向の調査を担当する「調査第2部」に所属。北朝鮮関係の情報収集・分析は2部が扱っており、朝鮮総連も調査対象としている。緒方氏も84年から86年まで2部長を務めた。
元社長は、今回の売買に関して、緒方氏と朝鮮総連側との間を取り持ったとされ、東京地検特捜部が東京都内の自宅を電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで家宅捜索している。
元社長は、何度も訪朝したことがあって朝鮮総連とつながりが深いとされる。職員は総連の調査の過程で知り合い、元社長の要請を受けて、退職していた緒方氏を紹介したとみられる。
元社長は、旧住宅金融専門会社(住専)の大口融資先だった不動産会社を経営していたことがあり、住宅金融債権管理機構の債権回収を逃れようとしたとして、警視庁に強制執行妨害容疑などで98年に逮捕されたことがある。
中央本部の売却問題についての現職職員の関与の可能性については、柳俊夫・公安庁長官が13日の自民党の会合で「当庁の職員は一切関与していない。元長官の在職時の職務とも一切関係ないと認識している」と否定している。
緒方氏は93年から95年まで公安庁長官を務め、97年に広島高検検事長を最後に退官している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070617-00000014-mai-soci
進む新華僑華人の両極化
李恩民(リ・エンミン)桜美林大学助教授(中国)
改革開放以来の四半世紀に来日した「新華僑華人」は35万人。いま両極化し、岐路に立っている。
包丁やはさみを手にコックや理髪師、裁縫師として生き抜いた年配の華僑華人と違って、新世代のほとんどは日本留学歴または就学歴の持ち主。ビジネス以外の分野でも存在感を増している。
中でも、大学、研究機関で教授、助教授を務める約1000人の活動が目立つ。博士号をもつ高学歴者で、日本語で本を書く。著名な賞を受けた者も少なくない。
IT、ハイテクの開発にも不可欠な人材だ。ここ数年、IT人材の日本への大量流出があり、中国側が危機感を抱いているほどだ。
新華僑華人社会のマスコミも活発だ。CCTV大富、楽楽チャイナ、中文導報、東方時報などは、在日中国人の日常生活に欠かせない存在。女子十二楽坊の活躍は、日本で中国伝統民楽の旋風を巻き起こした。
しかし、華僑華人社会は現在、深刻な問題を抱えている。90年代以来、在日中国人の犯罪が増え、かつ凶悪化しつつある。マフィアの殺し合い、蛇頭の密航、地下銀行の不正送金、住宅街を狙う窃盗団など、枚挙にいとまがない。最近は20代の留学生・就学生の悪質犯罪が際立つ。大分の「留学生の父」殺害、今年6月の福岡一家4人惨殺事件への関与などだ。
後を絶たない犯罪は、在日中国人の名誉を著しく損なっただけでなく、日本国民と在日外国住民の平和な生活を脅かしている。
かつて留学生は、来日のために厳しい選考を突破しなければならなかった。だが、バブル崩壊後、定員割れの補充、10人留学生目標の達成などで容易に来日できるようになった中国人留学生・就学生10万以上の一部は、学習の目標を失い、「淘金(タオジン)」(金もうけをたくらむ)の下心を持ち始め、拝金主義へ落ちてしまった。20代の学生は「徳育」をきちんと受けていない。経済成長の落とし穴というべきか。
統計によると、罪を犯した在日外国人検挙者の5割弱は中国国籍で、その3割以上は留学生・就学生だ。中国関係当局は、日本側と緊密に連携して真剣に対処しなければならない。在日新華僑華人も立ち上がるべき時だ。大学で教鞭(きょうべん)をとっている教師は、後輩に留学の動機をあらためて認識させ、時には彼らの心のケア、道徳教育を担う責任があるだろう。
* * *
筆者の横顔:山西省生れ。一橋大大学院で日中関係を研究。宇都宮大外国人教師などを経て現職。『転換期の中国・日本と台湾』で大平正芳賞受賞。41歳。
http://www.asahi.com/international/aan/column/031027.html
「和の技」挑む留学生
2007年06月20日
練ったくずをまんじゅうにするのはマレーシアの、トビウオのたたきを形にするのは韓国の留学生だ=新宿区西新宿で
アイナメの椀(わん)もの、丸ナスの揚げ出しなど、初夏の会席料理を実習する調理室。名札を見るまで気づかないが、クラスの半数近くを外国人が占めている。
東京調理師専門学校(新宿区)の日本料理専攻コース。韓国、中国、マレーシアなどから約30人。世界的な和食人気とアジアの経済発展の波に乗ろうと、留学生が集まっている。
「目立って増えてきたのは、すしブームに火がついた5年ほど前から」と同校の青島和之教育部長は話す。授業を日本語で受けるのが条件。東京で自活しながらの学校通いは経済的にも楽ではないが、「技術を覚えて何をやりたいか、学生の目的意識は強い」。
同校の卒業生が最も多い韓国には、200人規模の同窓会組織もできている。
2年生の韓相一(ハン・サン・イル)さん(24)は、ソウルの和食店で働いていた。東京帰りの先輩の盛りつけはセンスが違った。「ごまあえ」や「炊き合わせ」など知らない料理をぱっと作る。「韓国には日本料理のほんの一部しか紹介されていない。伝える側になりたいと思った」
週末以外は、授業が終わった夕方から、ホテルと和食店でアルバイトをしている。生活費のためだけではない。「限られた時間に、できるだけ多くのことを吸収したい」と韓さん。
和食を志す留学生たちは、卒業で日本の調理師免許は取れても、日本の店では修業できない。ビザの壁があるからだ。
現在の省令で認められるのは「外国で考案された日本において特殊な」調理の場合に限られる。和食を外国人が職業にすること自体が「想定外」なのだ。
同校の教員(37)は「基礎を身につけこれから、というときの帰国。入学前に説明するのがつらい」。制約のある彼らの要望に少しでも応えようと、すしの集中講座を設けたり、課外活動の「日本料理クラブ」を支援したりする。
「睡眠時間を削っても店にいたい」という韓さんの熱意を感じ、アルバイト先の調理長(40)は、店が目玉にする「関(せき)さば」のさしみを韓さんに任せた。「高い食材で正直おっかない。いい魚を扱った経験が生きればという、せめてもの応援です」
西欧に負けない日本の菓子技術を学ぼうというアジア人留学生も増えている。
東京製菓学校(新宿区)では、全校650人のうち100人が留学生だ。
「洋菓子は学校として受け入れられる枠いっぱい」とパティシエ志望が多いなか、韓国の兪定何(ユ・ジョン・ハ)さん(27)は、和菓子を選んだ。釜山の大学を卒業後、企業の秘書をしていた。
「日本とは古くから文化の交流があったせいか、初めてなのにほっとするおいしさ。若い人にも受け入れられるはず」。和菓子で海外進出する日本企業もあり、人材として期待される卒業生も出てきたという。
中国吉林省出身の韓勝玲(ハン・ション・リン)さん(22)は、来夏開かれる北京五輪で和食の腕をふるうのが夢だ。今は東京調理師専門学校で学びながら、和食店の厨房(ちゅう・ぼう)入りを目指し、一流ホテルの求人情報を集めている。「いい時代に日本料理と出会った。前を向いていきます」
故郷の食卓は肉料理中心で、唐辛子の味に慣れていた。「実習で一番難しいのは味つけ。『うまみ』を、舌のどこで感じたら分かるのか、感覚を鍛えないと」
昨年暮れに、里帰りをした。両親へのお土産はチューブ入りのワサビ。餃子(ギョーザ)につけて食べるほど、気に入ってくれた。
asahi.com:「和の技」挑む留学生-マイタウン東京
http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000330706200001
「入れ歯の輸入認めるな」歯科技工士80人、国を提訴へ
2007年06月22日10時02分
中国など海外で安く作られた入れ歯の輸入を厚生労働省が認めているのは問題だとして、歯科技工士80人が22日、国を相手に8000万円の損害賠償請求訴訟を東京地裁に起こす。診療報酬が低いため、歯科医が義歯類の作製代の大幅な値引きを求めてきたり、海外業者に委託したりしているため、廃業した技工士が増えているという。
提訴するのは「訴訟を起こして歯科技工士を守る会」(東京)の脇本征男代表(64)ら全国の技工士たち。
歯科技工士法では、義歯類を作れるのは歯科医と、国の免許を得た専門職の技工士だけ。違反者には刑罰があり、材料も指定されている。ところが近年、日本人患者の義歯類を中国などで作らせるあっせん業者が出て、かなりの歯科医が利用するようになった。
脇本さんらは何度も「海外なら無資格者が作ってもよいのか」「粗悪品や有害物質を検査しなくてよいのか」と厚生労働省に実態調査や規制を求めてきた。
しかし、同省は05年9月、各都道府県に対し、「歯科医が患者に十分、情報を提供し、同意を得ればよい」と歯科保健課長通達を出した。
このため、訴状では、国は歯科技工士法に違反し、歯科技工士制度の根幹をゆるがしているなどと指摘、1人100万円の損害賠償を求めている。
http://www.asahi.com/national/update/0622/TKY200706210410.html
【中国】【写真】使い捨て食器半数に問題、催奇性・発がん性も
6月22日12時6分配信?サーチナ・中国情報局
国家品質監督検験検疫総局(質検総局)が使い捨て食器の半数以上で品質が不合格だったとの調査結果を発表した。 <サーチナ&CNSPHOTO>
国家品質監督検験検疫総局(質検総局)はこのほど、使い捨て食器の半数以上で品質が不合格だったとの調査結果を発表した。
特に問題が深刻なのはプラスチック製の弁当箱、椀やトレーで、原料に廃棄プラスチックが使われていたり、薬品が添加されているために、熱い食品や油を入れた際に有害物質が溶け出し、急性あるいは慢性中毒の原因になるという。胎児に奇形を生じさせる催奇性物質や発がん性物質も指摘された。
政府関連部門は今後2年内に金属、紙、陶器製の食品包装、容器などに対して許可制を導入する方針だ。
写真は昨年11月14日に浙江省寧波市の中華ファストフード店で使用される使い捨て食器。(CNSPHOTO)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070622-00000007-scn-cn

厚生労働省は15日、中国から輸入された練り歯磨き3種から、有毒化学物質ジエチレングリコールが検出されたと発表した。いずれも旅館やホテルに置かれるごく小型のもので、これまでに2000万本以上が出荷された。販売した2社は自主回収を始めた。 国内で中国製練り歯磨きから同物質が検出されたのは初めて。健康被害の報告はない。
同省は「普通に使っている限り、健康被害が生じることはないが、使用している人はすぐ中止してほしい」と話している。 検出されたのは、大手旅行会社JTB子会社のJTB商事(東京都豊島区)が販売した「Cool・White」(3グラムと5グラムの2種)と「Js’BEAU-FRE」(3グラム)、昭和刷子(愛媛県内子町)が販売した「BEAU-FRE」(3グラム)。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2007061500883
中国製練り歯磨き、毒性物質表示せず…自主回収始める
厚生労働省は15日、JTB商事(東京都豊島区)など2社が中国から輸入、販売した練り歯磨きから、毒性のあるジエチレングリコール(DEG)が検出されたと発表した。
いずれもビジネスホテルなど宿泊施設で使われている業務用で、健康被害の報告はないが、製品の成分表示にDEGの記載がなかったため、2社は同省の指摘を受け、商品の自主回収を始めた。
同省医薬食品局は「練り歯磨きは食べるわけではなく、検出された量も少ない。仮に毎日使ったとしてもほとんど影響はないが、念のため使用は中止してほしい」としている。一方、同省は、家庭用などとして市販されている国内14社の147製品には混入はないとの報告を受けている。
同省によると、JTB商事が輸入した「Cool・White」などから全重量の0・1%から5・9%のDEGが検出された。また、昭和刷子(ぶらし)(愛媛県内子町)が輸入した「BEAU‐FRE」からも0・1%検出された。
JTB商事によると、2005年4月から輸入を始め、今年5月だけでビジネスホテルや旅館約1000施設に計約107万個を販売した。同社は、大手旅行会社JTBのグループ会社。昭和刷子の製品は、06年7月以降、約120万個が販売されたという。
◇
同省によると、DEGを巡っては、昨年、中米パナマで、中国産の原料を使ったせき止め薬をのんで多数の死者が出ていたことが発覚。せき止めはシロップ状で、主成分となるグリセリンの代わりにDEGが使われていた。
このほか、練り歯磨きからもDEGが検出されたケースがあり、米食品医薬品局が今月に入り、消費者に使用中止や廃棄を呼びかけ、腎臓病や肝臓病の患者らが誤ってのみ込むと危険だと警告していた。
(2007年6月15日23時59分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070615it16.htm
中国製歯磨き粉から毒性物質 JTB商事など自主回収
2007年06月15日20時19分
厚生労働省は15日、ホテルや旅館で使われる中国製歯磨き粉から、大量に飲むと健康被害の恐れがある毒性物質ジエチレングリコールが検出されたため、製造販売元が自主回収を始めたと発表した。今のところ、健康被害の報告はないという。
検出されたのは、JTB商事(東京)などが中国で製造した「Cool・White」「Js’BEAU?FRE」「BEAU?FRE」の3製品。1個3~5グラム入りの使い捨てタイプで、ジエチレングリコールが0.1~5.9%含まれていた。出荷先は約1000カ所で、5月の出荷量は計約108万本。
同省によると、ジエチレングリコールを短期間に大量に飲むと腎臓障害などを起こす可能性があるが、「歯磨き粉として数回使った程度では健康被害の恐れはまずない」という。国内の店頭で販売している歯磨き粉については、主要メーカー14社が調べた結果、検出されなかったという。
米食品医薬品局(FDA)も今月から、ジエチレングリコール検出を理由に、中国製歯磨き粉の使用自粛を米国内で呼びかけている。
http://www.asahi.com/national/update/0615/TKY200706150393.html
トーマス4万3000個回収へ 塗料に米基準超えの鉛含有
2007年6月15日 17時53分
![]() |
ソニーのグループ会社「ソニー・クリエイティブプロダクツ」(東京)は15日、子どもに人気のキャラクター「きかんしゃトーマス」の米国メーカー製玩具の一部商品の塗料に、米国の安全基準を超える鉛が含まれていたとして国内で出荷した約4万3000個の商品を無償で自主回収・交換すると発表した。
回収対象は「トーマス木製レールシリーズ」の「ジェームス」や「はね橋ベーシックセット」など11商品で、2005年4月以降に販売した分。
現在まで健康被害などの報告はないという。製造元の「RC2」(イリノイ州)から12日に連絡があり、13日から出荷先の玩具店や百貨店などの店頭から撤去を始めたという。
「RC2」から自主回収の届け出を受けた米消費者製品安全委員会(CPSC)によると、対象は約150万個に達する。玩具は中国で生産され、米国内では05年1月から今月まで販売された。
(共同)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007061501000555.html
中国産ピーマンから基準値超える殺虫剤、厚労省が検査命令
冷凍食品用の中国産ピーマンから殺虫剤のピリメタニルが基準値を超えて検出されたとして、厚生労働省は20日、食品衛生法に基づく検査命令を出した。
同省のモニタリング検査で同様のケースが2度にわたり見つかったことを受けた措置。これにより、当面の間、中国産ピーマンは、ピリメタニルの残留を調べる検査に合格しなければ輸入できなくなる。
同省によると、今年1月、兵庫県の業者が輸入した冷凍食品のピーマン(約8トン)からピリメタニル0・04ppm(基準値0・01ppm)が検出されたと届け出があり、今月11日には、東京都の業者が輸入した冷凍食品の赤ピーマン(11トン)から同じ農薬が0・02ppm検出されたと届け出があった。
中国産の食品では、現在、ホウレンソウ、シジミ、鶏肉など計42品目が検査命令の対象になっており、各輸出国の中で最も多い。昨年5月から、食品の残留農薬・抗生剤の規制対象を強化した「ポジティブリスト制度」で基準値が厳しくなったことも影響している。
中国産ピーマンは今年に入り、計約4800トンが輸入されている。同省食品安全部は「残留農薬が基準値を超えた食品を一度食べたからといって健康被害が出るわけではないが、問題ないと確認されるまで、検査を強化する」としている。
(2007年6月20日20時4分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070620i212.htm?from=main2
<朝鮮総連本部売却>公安庁職員が仲介者を元長官に紹介
6月17日3時6分配信?毎日新聞
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の中央本部の土地と建物の売却問題で、売買を仲介した元不動産会社社長の男性(73)を緒方重威(しげたけ)・元公安調査庁長官(73)に紹介したのは、公安調査庁の現職職員だったことが関係者の話で分かった。検察当局も、こうした関係を把握している模様だ。仮装売買が疑われる当事者の関係構築に現職が関与していた実態が浮かんだ。
この職員は、主に国外の公安動向の調査を担当する「調査第2部」に所属。北朝鮮関係の情報収集・分析は2部が扱っており、朝鮮総連も調査対象としている。緒方氏も84年から86年まで2部長を務めた。
元社長は、今回の売買に関して、緒方氏と朝鮮総連側との間を取り持ったとされ、東京地検特捜部が東京都内の自宅を電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで家宅捜索している。
元社長は、何度も訪朝したことがあって朝鮮総連とつながりが深いとされる。職員は総連の調査の過程で知り合い、元社長の要請を受けて、退職していた緒方氏を紹介したとみられる。
元社長は、旧住宅金融専門会社(住専)の大口融資先だった不動産会社を経営していたことがあり、住宅金融債権管理機構の債権回収を逃れようとしたとして、警視庁に強制執行妨害容疑などで98年に逮捕されたことがある。
中央本部の売却問題についての現職職員の関与の可能性については、柳俊夫・公安庁長官が13日の自民党の会合で「当庁の職員は一切関与していない。元長官の在職時の職務とも一切関係ないと認識している」と否定している。
緒方氏は93年から95年まで公安庁長官を務め、97年に広島高検検事長を最後に退官している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070617-00000014-mai-soci
進む新華僑華人の両極化
李恩民(リ・エンミン)桜美林大学助教授(中国)
改革開放以来の四半世紀に来日した「新華僑華人」は35万人。いま両極化し、岐路に立っている。
包丁やはさみを手にコックや理髪師、裁縫師として生き抜いた年配の華僑華人と違って、新世代のほとんどは日本留学歴または就学歴の持ち主。ビジネス以外の分野でも存在感を増している。
中でも、大学、研究機関で教授、助教授を務める約1000人の活動が目立つ。博士号をもつ高学歴者で、日本語で本を書く。著名な賞を受けた者も少なくない。
IT、ハイテクの開発にも不可欠な人材だ。ここ数年、IT人材の日本への大量流出があり、中国側が危機感を抱いているほどだ。
新華僑華人社会のマスコミも活発だ。CCTV大富、楽楽チャイナ、中文導報、東方時報などは、在日中国人の日常生活に欠かせない存在。女子十二楽坊の活躍は、日本で中国伝統民楽の旋風を巻き起こした。
しかし、華僑華人社会は現在、深刻な問題を抱えている。90年代以来、在日中国人の犯罪が増え、かつ凶悪化しつつある。マフィアの殺し合い、蛇頭の密航、地下銀行の不正送金、住宅街を狙う窃盗団など、枚挙にいとまがない。最近は20代の留学生・就学生の悪質犯罪が際立つ。大分の「留学生の父」殺害、今年6月の福岡一家4人惨殺事件への関与などだ。
後を絶たない犯罪は、在日中国人の名誉を著しく損なっただけでなく、日本国民と在日外国住民の平和な生活を脅かしている。
かつて留学生は、来日のために厳しい選考を突破しなければならなかった。だが、バブル崩壊後、定員割れの補充、10人留学生目標の達成などで容易に来日できるようになった中国人留学生・就学生10万以上の一部は、学習の目標を失い、「淘金(タオジン)」(金もうけをたくらむ)の下心を持ち始め、拝金主義へ落ちてしまった。20代の学生は「徳育」をきちんと受けていない。経済成長の落とし穴というべきか。
統計によると、罪を犯した在日外国人検挙者の5割弱は中国国籍で、その3割以上は留学生・就学生だ。中国関係当局は、日本側と緊密に連携して真剣に対処しなければならない。在日新華僑華人も立ち上がるべき時だ。大学で教鞭(きょうべん)をとっている教師は、後輩に留学の動機をあらためて認識させ、時には彼らの心のケア、道徳教育を担う責任があるだろう。
* * *
筆者の横顔:山西省生れ。一橋大大学院で日中関係を研究。宇都宮大外国人教師などを経て現職。『転換期の中国・日本と台湾』で大平正芳賞受賞。41歳。
http://www.asahi.com/international/aan/column/031027.html
「和の技」挑む留学生
2007年06月20日
練ったくずをまんじゅうにするのはマレーシアの、トビウオのたたきを形にするのは韓国の留学生だ=新宿区西新宿で
アイナメの椀(わん)もの、丸ナスの揚げ出しなど、初夏の会席料理を実習する調理室。名札を見るまで気づかないが、クラスの半数近くを外国人が占めている。
東京調理師専門学校(新宿区)の日本料理専攻コース。韓国、中国、マレーシアなどから約30人。世界的な和食人気とアジアの経済発展の波に乗ろうと、留学生が集まっている。
「目立って増えてきたのは、すしブームに火がついた5年ほど前から」と同校の青島和之教育部長は話す。授業を日本語で受けるのが条件。東京で自活しながらの学校通いは経済的にも楽ではないが、「技術を覚えて何をやりたいか、学生の目的意識は強い」。
同校の卒業生が最も多い韓国には、200人規模の同窓会組織もできている。
2年生の韓相一(ハン・サン・イル)さん(24)は、ソウルの和食店で働いていた。東京帰りの先輩の盛りつけはセンスが違った。「ごまあえ」や「炊き合わせ」など知らない料理をぱっと作る。「韓国には日本料理のほんの一部しか紹介されていない。伝える側になりたいと思った」
週末以外は、授業が終わった夕方から、ホテルと和食店でアルバイトをしている。生活費のためだけではない。「限られた時間に、できるだけ多くのことを吸収したい」と韓さん。
和食を志す留学生たちは、卒業で日本の調理師免許は取れても、日本の店では修業できない。ビザの壁があるからだ。
現在の省令で認められるのは「外国で考案された日本において特殊な」調理の場合に限られる。和食を外国人が職業にすること自体が「想定外」なのだ。
同校の教員(37)は「基礎を身につけこれから、というときの帰国。入学前に説明するのがつらい」。制約のある彼らの要望に少しでも応えようと、すしの集中講座を設けたり、課外活動の「日本料理クラブ」を支援したりする。
「睡眠時間を削っても店にいたい」という韓さんの熱意を感じ、アルバイト先の調理長(40)は、店が目玉にする「関(せき)さば」のさしみを韓さんに任せた。「高い食材で正直おっかない。いい魚を扱った経験が生きればという、せめてもの応援です」
西欧に負けない日本の菓子技術を学ぼうというアジア人留学生も増えている。
東京製菓学校(新宿区)では、全校650人のうち100人が留学生だ。
「洋菓子は学校として受け入れられる枠いっぱい」とパティシエ志望が多いなか、韓国の兪定何(ユ・ジョン・ハ)さん(27)は、和菓子を選んだ。釜山の大学を卒業後、企業の秘書をしていた。
「日本とは古くから文化の交流があったせいか、初めてなのにほっとするおいしさ。若い人にも受け入れられるはず」。和菓子で海外進出する日本企業もあり、人材として期待される卒業生も出てきたという。
中国吉林省出身の韓勝玲(ハン・ション・リン)さん(22)は、来夏開かれる北京五輪で和食の腕をふるうのが夢だ。今は東京調理師専門学校で学びながら、和食店の厨房(ちゅう・ぼう)入りを目指し、一流ホテルの求人情報を集めている。「いい時代に日本料理と出会った。前を向いていきます」
故郷の食卓は肉料理中心で、唐辛子の味に慣れていた。「実習で一番難しいのは味つけ。『うまみ』を、舌のどこで感じたら分かるのか、感覚を鍛えないと」
昨年暮れに、里帰りをした。両親へのお土産はチューブ入りのワサビ。餃子(ギョーザ)につけて食べるほど、気に入ってくれた。
asahi.com:「和の技」挑む留学生-マイタウン東京
http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000330706200001
「入れ歯の輸入認めるな」歯科技工士80人、国を提訴へ
2007年06月22日10時02分
中国など海外で安く作られた入れ歯の輸入を厚生労働省が認めているのは問題だとして、歯科技工士80人が22日、国を相手に8000万円の損害賠償請求訴訟を東京地裁に起こす。診療報酬が低いため、歯科医が義歯類の作製代の大幅な値引きを求めてきたり、海外業者に委託したりしているため、廃業した技工士が増えているという。
提訴するのは「訴訟を起こして歯科技工士を守る会」(東京)の脇本征男代表(64)ら全国の技工士たち。
歯科技工士法では、義歯類を作れるのは歯科医と、国の免許を得た専門職の技工士だけ。違反者には刑罰があり、材料も指定されている。ところが近年、日本人患者の義歯類を中国などで作らせるあっせん業者が出て、かなりの歯科医が利用するようになった。
脇本さんらは何度も「海外なら無資格者が作ってもよいのか」「粗悪品や有害物質を検査しなくてよいのか」と厚生労働省に実態調査や規制を求めてきた。
しかし、同省は05年9月、各都道府県に対し、「歯科医が患者に十分、情報を提供し、同意を得ればよい」と歯科保健課長通達を出した。
このため、訴状では、国は歯科技工士法に違反し、歯科技工士制度の根幹をゆるがしているなどと指摘、1人100万円の損害賠償を求めている。
http://www.asahi.com/national/update/0622/TKY200706210410.html
【中国】【写真】使い捨て食器半数に問題、催奇性・発がん性も
6月22日12時6分配信?サーチナ・中国情報局
国家品質監督検験検疫総局(質検総局)が使い捨て食器の半数以上で品質が不合格だったとの調査結果を発表した。 <サーチナ&CNSPHOTO>
国家品質監督検験検疫総局(質検総局)はこのほど、使い捨て食器の半数以上で品質が不合格だったとの調査結果を発表した。
特に問題が深刻なのはプラスチック製の弁当箱、椀やトレーで、原料に廃棄プラスチックが使われていたり、薬品が添加されているために、熱い食品や油を入れた際に有害物質が溶け出し、急性あるいは慢性中毒の原因になるという。胎児に奇形を生じさせる催奇性物質や発がん性物質も指摘された。
政府関連部門は今後2年内に金属、紙、陶器製の食品包装、容器などに対して許可制を導入する方針だ。
写真は昨年11月14日に浙江省寧波市の中華ファストフード店で使用される使い捨て食器。(CNSPHOTO)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070622-00000007-scn-cn