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高橋よしあき 「日々を綴る。」

高橋よしあき 2005〜2012 ブログ履歴 (以降は更新していません) 

5年ぶり、名古屋ハックフィン。

2007-09-10 19:35:30 | 「歌うたい」の私
さて、
名古屋駅前8時発の長距離バスで帰ってきました。
新宿駅前着、14時過ぎ。
高速の渋滞で1時間近く遅れちまって…
復路も、青春18きっぷの各駅がヨカッタかな。


ご存知でしょうか、キラキラ号。目立ってカワイイよね?

では、ゆうべのライブ記を↓

2007年9月9日 Live at 名古屋HUCKFINN
競演/RULOWRomeo's、THE BALLAD、GULF POAT


1.三月の朝
2.JUSTICE
3.カワサキ
4.神様になりたい
5.がんばれニッポン



「音」のカテゴリーはバラバラ…それがロックってもん

スキンヘッドの私を初見の人は,誰か分んなかったらしい

6月の札幌以来、3ヶ月ぶりのライブ。
いいタイミングに呼んでもらえたもんだ。
今夏は、毎年恒例の地方巡業ができなかった。
東京でのブッキングライブは気が進まないが、
ブランク期間は長くしたくない。
呼んでくれたルロウに感謝

ここハックフィンは3回目。
以前来たのが1990年と2002年だから、
現在と明らかにレパートリーやステージングが異なる。
これを、どう聴いてもらえるのか?
現在の自分を推し測る尺度として臨んだステージ。

何よりスンナリと歌えた。
リラックスと緊張感のバランスもよく、
ヤリタイことをコンパクトにまとめられた。
ダメな時って、不用意にダラダラ長いからさ。
「待ち疲れ」のない2番手という出番と、
お客さんの素直なリアクションにも助けられたね。

もし、あと1~2曲プラスできる持ち時間だったら、
さらに新曲を加えたろう。
もっと作風のチガウやつね。
それで、「トータルな世界観」を提示できるか?
に、チャレンジしたかったな。
ま、これはの機会に。

…って、
次のライブ、決まってナイじゃん(^^;


ドラムレス。まるで“ALFEE”みたいだったTHE BALLAD

ブっといベース音とグルーヴで酔わせてくれたRomeo's

最後はもぉビールかけまくりの乱れ放題。トリのRULOW

でんしゃライブ。

2007-09-04 20:37:40 | 「歌うたい」の私
終電を逃した1日土曜日の鹿島戦後、
新宿に向かう電車の中で珍しい人に会った。


どこのどなたか? ご存知の方は情報くださいませ

「路上ライブなんて古い。車上ライブ」
と、本人がコメントして歌い始めた。
御茶ノ水から新宿までの約15分。
1曲で止めるのかと思ったら、4~5曲♪
最後は一緒にいたパーカッションにコンガ叩かせ、
車両の端から端まで走り回って(^^;

いやぁ~
フロンタ敗戦の晴れない気分がすっかり癒されたわ。
思わず「イェイ!」
と、拍手したのはオレだけ(笑)

漏れ聞いた会話では、昭和40年生れ。
ってことは、42才じゃん!
2つ年下なだけじゃん!
嬉しかったなぁ~
同世代の「お馬鹿」に出会えて。
残念ながら直接は話せなかったけど、
たぶんミュージシャン人脈がどっかで繋がるはず。

オレも演ろうかなぁ~ とも思ったが、
勢いで演るにせよ、でんしゃライブはリスクがデカい。
「車内の迷惑行為」で通報されたら、
「表現の自由」主張したって、ほぼ勝てない。
ストリートと違って「密室」だし、
その列車から逃げても、改札突破せにゃならんしな。

でも、し系女性シンガーとか、
アコースティックなインストなら、どうだろう?
逆に聴き込ませることもできる気がする。
ま、コレも一つの「適材適所」でしょう。

11年目のフジロックに思う。

2007-08-02 23:33:44 | 「歌うたい」の私
アーティストについては書いたので、
全体への所感で締めくくろう。
今回のフジロック、参加は4回目。
正直言うと、モノ足りなさで苗場を後にしました。
そう感じた理由を、解き明かしてみよう。

初めて来たのは、1998年の第2回。
初期は、こういったイベント自体が斬新だった。
70年代前半を除き、これほど大規模な野外フェスは、
自分が知る限り、日本では前例がない。
だから、参加すること自体が冒険であり、
客は「お客様」ではなく、共に開拓する「同志」。
そういった意識で足を運んだ。

その時、脳裏には、
過去に関わった数々の音楽イベントが浮かんでた。
「Atomic Cafe Festival」「いのちの祭り」
そして、80年代後半にイヤというほど参加した、
大衆運動、サヨク活動がらみの野外ライブ。
(参加というより、多くは主催か)

オレは、これらを一つの流れとして捉えてた。
事実、SMASH日高さんとの関わりもあったから、
あながち間違ってはいないしね。
そして、果たせなかった多くの夢=幻想=妄想を、
フジロックの様々な場面に重ね合わせた。

「片想い」かも知れんけど(^^;

フジロックとエコ↓

ゴミを分別するなど当然、とオレは思ってたが…

それができない人の方が多い、という現実は消費社会の産物

めんどくさがらず習慣付ければ、大変なことじゃないヨ

エネルギーの循環にこそ、クリエイティビティを見出したい

あれから10年。
いくつかのは、この場所で現実となった。
ロックは、ある種の理念として共有され、
未知の人との出会いを次々と運んだ。
そして、特定のアーティストではなく、
「場」そのものの磁力で人々が集うようになった。

多くの類似「夏フェス」が後に続く現在、
フジロックは、いまや野外フェスの良きお手本。
しかし、ここまで到達したが故に、
10年経ってもどうにもならない部分も見えてきた。
勝手な言い草だが、
そこにモノ足りなさを感じたんだろう。

それが何か?
は、まだ明確になってないが。
ま、何かが100%叶うことなど、
絶対にナイ。
モノ足りなければ、自分でヤレばいいのだ。
オモシロイと感じることを。

…と書いて気付いた。
ジェラシーもあるわなぁ。
自分がフジロックの舞台に立てないことへの(爆)
実力の世界だから、仕方ナイけどね。

フジロックとアート↓

自然を制するのではなく、自然と共存する

カタチを残さず消えていくからこそ、その美しさは尊い

捨てるも活かすも、それを扱う人間次第だってこと

どんな風景の中にも「生命」を見出せるはず

続・アフターフジロック。

2007-07-31 12:25:17 | 「歌うたい」の私
つづきです。
まず記録として記しときます。
2日間に観たライブは、ザっとこんな感じ↓

■7月28日
少年ナイフ(RED MARQUEE)
KULA SHAKER(GREEN STAGE)
THE ATARIS(WHITE STAGE)
Grace Potter & the Nocturnals(Field of HEAVEN)
IGGY & the Stooges(GREEN STAGE)
浅井健一(RED MARQUEE)
BEASTIE BOYS(GREEN STAGE)


実にカッチョエエ姐チャンだった、グレース・ポッター

アンコールの声が止まなかった、流石の貫禄ベンジー

■7月29日
SOIL & "PIMP" SESSIONS(GREEN STAGE)
HEAT WAVE(Field of HEAVEN)
PURI(ORANGE COURT)
キングトーンズ(Field of HEAVEN)
MIKA(GREEN STAGE)
THE BACK HORN(RED MARQUEE)
Peter Bjorn and John(RED MARQUEE)
FRICTION(RED MARQUEE)
東京スカパラダイスオーケストラ(GREEN STAGE)


韓国のPURI、こういう未知のバンドと出会えるのが嬉しい

全く期待してなかった分、かなり楽しませてくれたPB&J

初めて観たぞ、タツヤがドラムを叩くフリクションを

最終日、もしラストまで残れてたら、
これらに、ボアダムスとケミカルブラザースが加わった。
ま、それでもベストパフォーマンスは、
昨日書いたようにイギーポップで揺るがない。
それくらい別格だった。

概して、以前にライブ経験のあるアーティストの場合、
過去と比べてガッカリすることが少なくない。
こちら側が過剰に期待したが故。
あるいは、明らかに老体化しているケース。
両方あるが、いずれにせよ自分が身構えてる場合が多い。
こちらが金払ってる以上、なおさらね。

一方、全く未知のバンドはニュートラルに観れる。
期待がないから、「良い部分」を素直に受け取れる。
それが、自分の音楽スタイルから遠ければ遠いほど、
新鮮味と敬意をともなって。
オレの場合、フェスティバルの楽しみはコッチだな。

で、収穫はKULA SHAKERとPETER BJORN and JOHN。
どちらもシングルヒット1曲しか知らず、
下手すりゃ、ただの一発屋バンドと思ってた。
んが、良い意味で裏切ってくれた。
「自分たちの音」を持ってるんだな。
まだカタチになってない部分を懐に秘めながら。
こういうバンドは、また観たいと思うよね。

一方、期待以上に唸らせてくれたのが浅井健一。
自分のランキングとしては、イギーに次ぐ出来映え。
あらためて感じたけど、ベンジーの「こえ」はスゲエ!
何歌っても、ブレがない。
ブランキーの頃、これに気付けなった自分が、
今さらながら悔やまれる。

あと、微妙な評価なのがFRICTION。
うーん…
たしかに、タツヤのドラムには圧倒されるけど、
「これが今のフリクションなのぉ?」
が率直な感想。
初期から知っていて、思い入れもあるからかな?
いや、文句つける気はナイし、
非の打ちどころのない演奏だった。
ま、自分が求めてるモノから距離があるんだろう。

最後に、
まったく期待ハズレだったのが、BEASTIE BOYS。
悪ガキ3人組が大人しくなっちまって、
ヤッテることが形骸化してた。
それに対し、お客の反応も素直だったと思う。
アンコールの声が起こらなかったのは当然の結果。
こういう音楽は、グルーヴこそ生命線。
だよ、ねぇ?



アフターフジロック。

2007-07-30 23:28:10 | 「歌うたい」の私
東京へは、日曜のうちに戻ってました。
当初はムーンライト越後で朝帰りの予定だったけど、
早めに切り上げたんで、新幹線の終電に間に合った。
もちろん最終日の深夜までいたかったサ。
けど、まぁ今回は急なことで仕事の都合がね…

で、まず報告しよう。
オレを呼んでたのは、イギー親爺!
紛れもないワ。
イギーポップのためのフジロック。
と言ってもいいだろう。
まして、STOOGESとは夢にも思わなかった(驚)
いやはや、スゴカッタぜぇ~


初めて観た24年前から全く衰えてない。パンクモンスター

「カモンカモン…」って煽って、
かぶりつきで観てた客をステージに上げちまった。
100人?
イヤ、そんなもんじゃ済まないだろう。
で、好き勝手に踊らしといて、
「テイクイットイージー、とうきょうぱんくす」
だって(^^;
爆笑したわぁ。

苗場でのフジロックに初めて来たのは2001年。
目当ては、パティスミスとニールヤング。
あの時、彼らのステージからもらったエネルギーは、
その後の自分の音楽活動の大きな糧になった。
それと同等のモノが、今回のイギーにもあった。

日常、もはやパンクなど聴かない自分です。
いや、パンクどころかロック全般さえ聴かない。
あえて「聴く」と、消耗することの方が多いし。
それに、パンクのリアリティなんて、
音楽以外のモノから見つける方が楽しいしね。

でも、確認できた。
陳腐な言い方だが、イギーの場合は存在自体がパンク。
衰えない肉体と、そこに宿る「叫ぶ魂」。
だから、何をやってもカッコイイ!
やっぱ、こうじゃないとイカンのよ。

フジロックのレポ、明日以降もつづく…


2年ぶり4回目の、富士山じゃないのにFUJIROCKでぇ~