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夢とうつつと存在と時間

theatregoerの日常と非日常

レミゼラブル

2013-01-06 15:20:23 | 映画
映画化と聞いた時から観るのが待ち遠しかった。

この映画、主役級よりも、モブキャストに注目です!
ウエストエンドで活躍している舞台俳優さんたちが出てるとのこと。
瞬きしている暇はないですよ。
ハドリー・フレザーがバリケードを攻撃する軍の隊長さんででてますよ!
司教様は初代ジャンバルジャンですよ。


オープニングのシーンが船をドッグに奴隷が引き入れているシーンで、
原作ってこうだったっけ??って混乱しながらスタートw

ジャベールはラッセル・クロウじゃなくても良かったな。
もっと歌い上げる人がよかったな。


映画化だから仕方がないとしても、リアルな表現すぎて
映像に情報が多すぎる気がした。
映像が狭いというか、重いというか、息苦しいというか。


ヒュー・ジャックマンがかっこいいのはもちろんですが、
マリウス役のエディ・レッドメインがすごくいい。
イケメンで歌えてる。
「マンマ・ミーア!」のソフィでもすばらしかったアマンダ・セイフライドの
コゼットかわいいし。
舞台コンサートから引き続きエポニーヌを演じたサマンサ・バークスも
すばらしい。

舞台ではカットされていたマリウスとお祖父さんの関係とか
歌詞が追加されていたりと
舞台版そのままというわけではないのですね。

それにしてもアップ多すぎではないですか?
なんでこんなにアップにするのか?
仮釈放のチケットを破るシーンで、あまりにもアップすぎて
違和感。
感動ポイントなのに。。。

ロックオブエイジズ

2012-10-05 15:59:38 | 映画
トムクルーズが出演してるミュージカル映画のロックオブエイジズ。
キャサリーン・ゼタ=ジョーンズもロックは風紀を乱すと反対する
女性団体リーダー役で出演していました。

主役の男の子が女の子に出会い、音楽界で成功しようとする
王道のストーリー。
1980年代のロックミュージックがちりばめられたミュージカルです。


原作の舞台版ではロックスターは、
主役の二人の中をギクシャクさせる悪役という立場のようですが、
この映画ではロックスター自身もスランプに陥っていたのが、
雑誌記者との出会いでスランプから脱出するという
サイドストーリーがあるところがこの映画のいいところ。
舞台と映画は結末も違うみたいです。

まあ、ロックスター役がトム・クルーズなんで、
舞台版のままだとイメージ悪いからって理由もあるのかしら?
主役の二人もよかったけど、この映画はトム・クルーズが持っていった
感じかな~。

キャサリーン・ゼタ=ジョーンズは迫力あるダンスで
魅せてくれました。
ロックを毛嫌いしているように見えて、
実は若かりしころ追っかけみたいなことをしていたってオチも
よかったです。

製作にトビー・マグワイアが参加してるそうです。

監督:アダム・シャンクマン
キャスト:
ジュリアン・ハフ
ディエゴ・ボネータ
ラッセル・ブランド
ポール・ジアンマッティ
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
マリン・アッカーマン
メアリー・J・ブライジ
アレック・ボールドウィン
トム・クルーズ

踊る大捜査線  THE FINAL 新たなる希望

2012-09-18 10:01:23 | 映画
日比谷のスカラ座で見てきました。
平日の午後とあって、封切られてからそれほど日数がたってないにも
かかわらず、思っていたほど混雑してませんでした。

学生時代から好きだったシリーズが終わってしまうのは
寂しいです。

どうやら私が見た回の前も上映トラブルがあったらしく、
開始時間が遅れたのと、
冒頭の商店街捕り物のあたりで、画面がチラついたか何かで
最初から上映しなおしというハプニングがありました。
こんな経験初めてです。


事件が起こっても関係各所への根回しとか書類の提出とかの
規則があって思うように捜査ができなかったり、
署内のパワーバランスが物を言ったりと
刑事でありながらも、サラリーマンの日々と変わらないような
描写が面白いところだと思っています。

その中でもどうにか犯人を捕まえてやろうって思ってがんばっている姿に
共感とか励ましを感じさせてくれるシリーズだったんですが、
今回のラストのすみれさんの行動がそれとは
あまりにも離れていて、少し驚きました。
ハリウッド映画なら何も疑問を持たないけれど、
「“踊る”でそれ?」
その後の始末書とか処分とかもろもろ考えるとなんだか・・・。
そのストーリーはシリーズの良さを台無しにしている気がしました。
自ら作ったリアルな警察ものという路線を最後に壊したかったのでしょうか。

今回の事件は、ルール通りの命令が原因で起きた悲劇によるもので、
ルールや、上層部の判断で現場の行動が決められてしまうことに
犯人たちが反発して起こしたものでした。
確かに室井さんが指揮する時みたいに、現場の捜査員の判断で動けて
成果が出ればいいけれど、そんなに上手くいかないし、統率取れなくなるだけなので、
ルールとかあるわけだし。
命令系統を無視した行動は失敗の元でもあるわけだから
命令厳守についてのフォローのための描写も欲しかったです。
捜査員現場の判断至上主義すぎませんw?

青島の「正義は心に秘めておくくらいがちょうどいいんだ」みたいなセリフが
それに当たるのかもしれませんが、もうちょっと説明ほしいかな。

今回の事件はその現場の意見や判断を吸い上げて柔軟にフィードバック
できない上層部の不作為が原因であるわけですが、
その警察組織上層部の人たちが故意に不祥事を隠蔽しようとしていて、
なんだか人物描写が安易だなと感じました。
ステレオタイプすぎると思いました。
上層部もわざと機能不全なわけじゃなくて、組織としてルールは守らせる立場だし、
気の緩みや忙殺されていてって一つ一つの事件に
そこまで対応しきれないって流れだともっと共感できたかなと。


踊る大捜査線シリーズの映画ってことで期待しすぎて
多くを求めすぎるほどこのシリーズが好きってことですw

ダークシャドウ

2012-07-14 17:23:56 | 映画
ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の映画。
今回も「スウィーニー・トッド」的な血みどろホラー映画かと思ったら、
なんとコメディ映画だった。

18世紀(かな?)、魔女を振ったことで、逆恨みされたバーナバス・コリンズは
バンパイアにされて、棺桶に入れられて地中に埋められてしまっていたが、
開発工事で掘り返されて復活し、自分の家へ戻り、
そこに住んでいた子孫とのジェネレーションギャップでドタバタしつつ、
魔女と対決というお話。

とにかく時代のギャップによる勘違いが面白い。
まず、バーナバスが掘り返されて暗闇にマクドナルドの看板の
Mの文字が光ってるのを見て、メフィストフェレスの象徴と勘違い。
マクドナルドを悪魔扱いww

使われるBGMも1970年代のもので、
クラシックな言葉遣いや様式のバーナバスと、ヒッピーな子孫や周囲との
差が本当におかしかったです。

三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 2011 11 16

2012-05-25 23:56:12 | 映画
アレクサンドル・デュマ・ペールの
三銃士をベースにしたアクション映画。
キャストもオーランド・ブルームがいたりとヒット狙いの全力できた
感じなのに、B級の雰囲気w

三銃士の古典の良さを忠実に重厚にっていうのではなく、
アクションありのどたばたありで、ストーリー展開も
ご都合主義で展開が見えすぎてます!って
思える流れでした。
あからさますぎたので、それに笑ってちょっとはらはらして
最後よかったね~。面白かったね~って終われる作品では
ありました。


監督:ポール・W・S・アンダーソン

テルマエ・ロマエ 2012 5 16

2012-05-25 23:55:33 | 映画
人気漫画が原作のテルマエ・ロマエを見てきました。
これは会社のAちゃんが行きたいとプッシュ。
本当は日比谷のシネマシャンテで見るつもりが、
当日朝ネットで確認したら、水曜日最終の回が売り切れ。
仕方がないので、品川で見ることになりました。

初日でもないのに売り切れって。。
しかも品川も午後9時の回なのに結構観客がいて驚き。
そんなに話題だったんだとは知りませんでした。


見た感想は「美食しんぼか。」
家族関係から国際問題まで料理でなぜか解決してしまう
美食しんぼのように、何でもテルマエというお風呂で解決。
メインのキャストは顔の濃い日本人で、他は外国人で日本語の吹き替え。
それでも全然違和感ない阿部さん、市村さん、北村さん・・・。

おばか映画wでした。


ザヘルプ~心がつなぐストーリー~  2012 5 9

2012-05-11 17:46:54 | 映画
黒人差別が今よりもひどく、当たり前だと思われていた時代に
白人の家でメイドとして働く黒人の話を
メイドたちの協力のもと、作家志望の白人女性が出版するというお話。

初めはリスクを恐れて口をつぐんでいた黒人メイドが
次第に白人の作家志望の女性を信頼していき、
それぞれの事情を抱えながら
各々の雇い主の悪いところだったり、いいところだったりを
話してくれる人が増えて出版にこぎつけるけれど、
大きな反響で作家志望の女性自身やメイドたちの生活にも影響が・・・。


人種差別がテーマではあるけれど、
メイド達も虐げられているだけじゃなくて
反撃に出るシーン(結構グロいw)もあったりとコミカルな場面もあるので、
ただ悲惨な話ってだけじゃない映画でした。


今でもメイドとして働いている家の話を他人に漏らすのは
ご法度だろうし、その上差別が当然と思われていた時代に
黒人が白人のゴシップを公にしてしまうという行為は
かなり危ないことで、結局解雇されてしまうのだけれど、
それでも自分達のスタンスを曲げずに進んでいく姿は
とても感動的でした。


監督:テイト・テイラー

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

2012-03-23 13:48:44 | 映画
品川で会社の友達と仕事帰りに見てきました。

まずメリル・ストリープのサッチャーそっくりメイクにびっくりでした。

第二次世界大戦の戦後から東西冷戦という時代を
庶民の出の女性が政治家としてイギリスという歴史ある国を
引っ張っていったというのは月並みですが、並大抵の事ではなかったと思います。
それに国内ではIRAのテロがあったり、不況だったりと問題が山積しているのを
冷徹な精神力で効率化のもとに不要なものを切り捨てていくのも、勇気がいることだったと思います。
妥協しながら折り合いをつけていければ楽ですから、そちらを選びたくなるものです。

サッチャーが主役なので、彼女の功績がメインになっていますが、
切り捨てられていった人たちがいたというのも事実。
そちら側の人については映画「リトルダンサー」で描かれていましたね。
主人公父親が炭鉱で働いていたけれど閉鎖されるので
労働組合がストするってあたりで。

それほど遠い昔ではないはずですが、
映画化しちゃうとなんだか遠い歴史の教科書に載る出来事のような
感じがします。

J・エドガー

2012-03-20 17:06:48 | 映画
これクリント・イーストウッド監督映画だったんですね。
知らなかった。
FBI長官になるエドガー・フーヴァーを
演じたディカプリオの老人メイクにしっくりこなかったです。
権力をもって恐れられている男でありながら、
実は人間としては小物という描写が印象的でした。

同性愛者だったということが結構しっかりと描かれていていました。


リンドバーグの子供が誘拐された事件は
アガサ・クリスティのオリエント急行殺人事件に
影響を与えた事件だそうです。
ちょうどオリエント急行殺人事件のドラマを最近見たばかりで
いろいろネット検索していて、知っていたので
なんだかタイムリー。

アメリカ人ならFBIをつくった男というので
ある程度知識があるかもしれませんが、
FBI副長官に任命するクライド・トルソンとの死ぬまでの関係とか、
歴代大統領の秘密を握って裏で操作しようとしていたとか
面白い描写がありましたが、
そういう人もいたのか、へ~ってくらいにしか
感じられなかったです。





The Phantom of the Opera 25 anniversary  2011 10 27

2011-10-29 21:03:53 | 映画
有楽町スカラ座で「オペラ座の怪人」25周年記念コンサートが
上映されていたので、最終日の最終回に滑り込み。

実際ロンドンのロイヤルアルバートホールに行って生で聞けたら
どんなに幸せだったでしょう。
映画館の大画面での映像でも十分テンション上がりました。
が、音がね。やっぱり空気の振動としてその場で感じるのとは違いますよね。


キャストはオペラ座の怪人の続編「Love never dies」でも
ファントムを演じていたRamin KarimlooとクリスティーヌのSierra Boggess

ラウルはHadley Fraserさん。
こっちはLNDの人じゃないので知らないと思ったら
レミゼラブル25周年コンサートでABCカフェの仲間で出てたみたい。



レミのコンサートでRaminアンンジョルラスにノックダウンされていたので、
Raminはまだかー、Raminはまだかーと思いながら見ていました。
それで思ったんですが、ファントムってあんまり出番ない?
神秘的な存在だから姿が出てないからかしら。
もっとRaminを!w
鏡を通って、初めて地下にクリスティーヌを連れて行った時の
オールバックファントム。かっこよすぎる。

Sierra BoggessさんはLNDのメイクとちょっと違うのかな。
LNDの写真の感じ好きだったのにな。
ハンニバルのオペラのヒロインに抜擢されて
試しにみんなの前で歌ってみる♪Think of me~では
はじめは緊張して声が震えて駄目なのに、
のってくるとすばらしい歌声を披露する演技って
四季のクリスティーヌでしてたかな?
オペラ座の怪人は曲がすばらしいので、それでなんとかなるけれど、
やっぱりちゃんとキャラクター掘り下げて演技してると
こんなにすごいのかと思ってしまった。

ラウルって私の中ではミュージカル3大天然おぼっちゃまなんです。
(レミのマリウスと・・・ちょっと違うけれどミスサイゴンのクリスあたり?)
ヒロインを一途に思ってくれて、助けてくれて、
ヒロインの悩みにも能天気に大丈夫だよって言ってくれて。
でもなんか頼りない。

今回のラウルって甘ったるい白馬の王子様じゃなかった。
新作オペラ「ドンファンの勝利」で
混乱している支配人、ラウル、カルロッタの重唱のシーンで
恐怖におびえて逃げたクリスティーヌのことは一応追うけど、
「the disaster will be yours!」って対決の方に重きをおいているようだったり、
(それはそれでかっこいいけどね)
クリスティーヌの父親の墓場のシーンでは
angel of musicのファントムにうっとりと付いていこうとしたクリスティーヌに
それは(thingって言ってたかな)父親じゃないって言って
目を覚まさせようとするときも苛立ってる感じ。
私のラウル像ではあくまでもクリスティーヌが心配って感じなのに
ファントムにライバル心をむき出しにしているラウルが意外だった。
私のラウル像のままだとLNDで酒びたり&子供にあたるってのが
全然つながらないけれど、
今回の生身の人間なラウルならありえるのかもしれない。
でも王子様のままがよかったな。

劇場のパトロン+天然でやさしい+爵位持ち(オペラ歌手と婚約って身分的に大丈夫?)王子ラウル
VS殺人ストーカー+変な人形(クリスティーヌ実物大)作家のファントムという構図で、
今まで私はラウル派だったんです。

でも今回のファントムはクリスティーヌ人形カットだし、
初めてクリスティーヌに仮面を剥がされて
クリスティーヌを罵りながら美に憧れる♪secretly,secretly~に続くところで
これが見たかったか!って恐ろしい顔で脅かしながらも、仮面がない顔を隠しながら
震えているraminの演技でファントム派になりました。
今までファントムの気持ちがいまいち共感できなかったけれど
アーサー・コピット&モーリー・イェストンの『ファントム』の時みたいに
ファントムの内面が垣間見えたのでファントムの気持ちもわかるって思えたの初めてかもしれない。

昔って醜さや病って天罰ってみなされてたって聞いたことがあるけど、
子供のころから醜くて罪もないのに罰せられていじめられて周囲が憎いだろうけど、
多分一番呪わしいのは自分だったりするつらさというのもあるかもしれないと
すごくかわいそうになりました。

背景がセットじゃなくて大型モニターに映像が映し出されていました。
場面転換が簡単だしエコです。
ボートはちゃんとありました。
ボートとオルガンは外せない大道具。


もちろん舞台が終わった後には記念コンサートに付きものの、豪華キャストスタッフ登場☆
アンドリュー・ロイド=ウェバーはもちろん、プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュ。
驚きのサラ・ブライトマンやマイケル・クロフォード。
サラ・ブライトマンと4人のファントム(途中からraminも参加して5人)の
デュエット(?)もすごかった。
サラ・ブライトマンの声がね、もっと声量あった気がするのに。
年齢ってのもあるのでしょうか昔のCDとか聞くとすごいのに・・。
一方でコルム・ウィルキンソンさんの声量というか高音が衰えないのがすごすぎる。

マイケル・クロフォードさんも歌ってほしかったな。
レミのコンサートの舞台後サプライズと比べると
なんだか段取りの打ち合わせが足りなかった気がします。

ゴージャスなキャストでしたが、ハンニバルのオペラで
奴隷をまとめている人(どういっていいかわかりません)のバレエが別格。
明らかにうますぎる。ジャンプがとてつもなく高い。
何者!?って思っていたら、カーテンコールでも最後の方に出てきました。
役柄に対してその順番ということは、特別ゲストでしょうね。
豪華~。






The Phantom: Ramin Karimloo
Christine: Sierra Boggess
Raoul: Hadley Fraser
Monsieur Firmin: Barry James
Monsieur Andre: Gareth Snook (アンドレのeはアクサンテギュ)
Madame Giry: Liz Robertson
Meg Giry: Daisy Maywood
Piangi: Wynne Evans
Carlotta: Kiera Duffy