令和２年12月定例議会：平成31年度決算認定の反対討論

12月8日から22日まで三原市議会定例会。

初日の8日、10月に開かれた決算特別委員会の報告・討論・採決がありました。
※平成31年度決算に関するブログ投稿はこちら
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私は、一般会計の認定に反対し、討論を行いました。
以下、討論の内容です。

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私は、議第１１４号　平成３１年度三原市一般会計歳入歳出決算の認定について、反対致します。

一般会計の歳出総額は、５１５億８０３７万５２４６円。前年度に続いて、５００億円を上回りました。加えて約６８億円が翌年度繰り越しとなっています。災害復旧に尽力され、全体として効率的な財政運営に努められたものと認識しています。

しかし、認定に反対する理由は、三原広域市町村圏事務組合に対して、拠出する、不燃物処理工場の負担金などの衛生費です。

これまでの経緯ですが、平成３１年度の予算審査の前に、不燃物処理工場を新たに建て替える事業の入札で、落札されなかった事業者から、「入札の公平性・透明性に疑義がある」という趣旨の文書が、議会に寄せられました。きわめて異例のことです。

その後の審査で、
・入札手続きの流れが、当日、突然、変えられたこと
・入札の公正性を担保するための外部評価者である特別審査委員のお一人が欠席の日程で行われたこと
・審査会の議事録を作成していないこと
など、問題が明らかになりました。

広域市町村圏事務組合では、杜撰な対応と軽率な意思決定が繰り返されてきており、再三にわたり、問題を指摘してまいりましたが、この入札の問題についても、仕方がなかったかのような答弁が繰り返され、議事録を作成していないことも問題はないという認識が示されました。

このような経緯をたどりながら、平成３１年度は実際に着工された工事の初年度です。不燃物処理工場の建て替えに掛かる費用は、総額２９億７００８万４千円です。これだけの費用をかけて、市民の利便性が高まり、より良い廃棄物政策へつながり、結果として良い形になることを願っていましたが、平成30年から今年にかけて検討され変更になったゴミ出し方法では、ゴミを出せる階数が減るなど不便になったという声をたくさん伺います。

また、建て替えるにあたって、工場の仕様などの詳しい内容が議会に示されないまま予算が可決されました。海洋プラスチックの問題が世界的に注目され、プラスチック廃棄物のありようが大きく変わろうとする今、このタイミングでの施設の更新が適切であったのか疑問が残ります。

以上の理由から、平成31年一般会計の認定に反対します。

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