石川・輪島市議会が送付
石川県の輪島市議会は11日、自民党の森山裕幹事長と、同党の鶴保庸介参院議員(参院予算委員長)に宛てた全会派一致の抗議文を送付しました。鶴保氏が8日、和歌山市の参院選自民党候補の応援演説のなかで「運のいいことに能登で地震があった」との暴言をしたことについて抗議したものです。
抗議文では、鶴保氏がその後、発言を撤回して陳謝しましたが、「被災地として、さらには被災者の感情として到底看過できるものではありません」と強調。鶴保氏の厳正な処分を求めています。また、鶴保氏の一連の発言のなかに、輪島市役所が機能していないかのような発言があり、「懸命に被災者のために努力していた本市(輪島市)職員をはじめ全国各地の自治体から派遣された応援職員の気持ちを考えると、強い憤りを禁じ得ません」としています。
日本共産党の鐙史朗輪島市議は、「私の知人も亡くなられた人がいます。あの発言を聞くたびに涙が出てしまう。看過できない。鶴保氏は議員辞職するべきだ」と述べました。
10日に石川県穴水町で行われた日本共産党の街頭演説に参加した80代の男性は、「撤回しても言った言葉はなくなるわけじゃない。真剣に被災地のことを考えているのか」と述べました。
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