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てしかが自然学校

道東の弟子屈町(てしかがちょう)で、活動する日々のあれこれ

雪が積もりました

2015-11-28 14:39:27 | 原野のもりプロジェクト
11月24日にいきなり一気に積雪しました。
だいた25~30㎝といったところでしょうか。

例年、この時期に積もることはほとんど無く
あちこちから「冬支度が終わっていない」という話を聞きます。

実は、原野のもり整備もそんな状況でして
刈りたかった林内のササも、すっかり雪の下…。

しょうがないので、昨年から目をつけていた、有刺鉄線の撤去をしました。
昔、ここで動物を飼っていた時の囲いにしていたのだとか。
こうして目印を付けていたのですが


撤去しながら、周囲をチェックしてみると
あるわあるわ、けっこうな収穫でした。

危険物が撤去できたので、一安心です。

雪が積もるのはワクワクするのですが
終わらせたかった作業が完了していないのでなかなか微妙な心境です。
この雪、いちど融けてくれないかなぁ…。

(はぎわら)

原野のもりのオトナ木育ひろば 2015.11.1

2015-11-13 22:19:35 | 原野のもりプロジェクト
大人だって木育ひろばを楽しみたい!
そんな声にお応えして、開催しました「オトナ木育ひろば」。

カラマツの黄葉もピークを迎え
この秋イチバンと思える穏やかな晴天に恵まれました。

もう、外に座っているだけでも十分な気持ちよさですが
今回、メインにやろうとしているのはカラマツ蒸留です。

カラマツの枝葉をはさみで切って釜に入れます。

もう、チョキチョキしている時の陽射しの心地よさと言ったら…。
これだけで、ありがたい気持ちになってしまいましたが
気を取り直して、蒸留の装置をスタートします。
釜で煮詰めた上記が右側に伝っていき、水に冷やされて
蒸留水と精油が採れるわけです。


精油が採れるまではしばらく時間がかかるので
その間は木育ひろばでのんびり過ごしました。


普段の木育ひろばは、親子参加が多いので
子どもにやらせてあげようと、オトナ心がはたらいてしまいますが
今日は独占OKです!

いつものように、美味しいモノの差し入れもありがとうございます。

焼イモ(サツマイモ)と燻製タマゴ。
子どもに奪われず(笑)、しっかり食べることができました。

この日は防寒が必要ないほど暖かく、こみちの散歩も快適です。


途中、こみちの整備でいつも刈り取ってしまいそうになる小さな木を引越しさせました。
(このやり方で正しいのか自信がないのですが…)


さて、そうこうしているうちに
精油がとれはじめました。

おぉ!

上にたまっている、うっすら黄色いのがカラマツ精油です。
あれだけの枝葉の量に対して、ごくごく微量なんですね。

カラマツの香りがする蒸留水もたくさん採れたので
参加者にはスプレー容器入れてお土産にできました。

小瓶に入った森林浴。お好きな用途に使えます。


小さい子たちの賑やかな、いつもの木育ひろばも楽しいですが
大人メインの、ゆっくりした時間もなかなか良いものでした。

最後は、たき火サンセット。今日という一日にありがとう。


次回は12月。
またご案内します!

(はぎわら)

原野のもりの紅葉

2015-10-18 16:58:21 | 原野のもりプロジェクト
原野のこみちを作って初めての秋を迎えています。
(こみちを作ったのは昨年12月でした)

原野のもりは、カラマツが植えられた一見すると単一な針葉樹林ですが
以外と広葉樹もあるものでして
見栄えするであろう花の咲く木や
紅葉が期待できるカエデ類が生えている場所を
何となく縫うように道を作っています。

というわけで、今日のお散歩。

良い感じです!

(はぎわら)

原野のもりの木育ひろば 2015.10.4

2015-10-08 16:44:58 | 原野のもりプロジェクト
今年度4回目の木育ひろば
ふりかえってみると、雨にあたることが多いのですが(雨でも問題ないのですが)
今回は、お天気の心配をすることなく爽やかに晴れました。

というわけで、はじまったのは「森のフロッタージュ美術館を作ろう」。
フロッタージュは、物の表面の凹凸を紙に写し取るものです。
10円玉など硬貨でやったことがある方もいるのでは…。
これを、樹皮や葉でやってみたわけです。

原野のもりは、主にカラマツの造林地ですが、広葉樹も案外まじってきているのです。
フロッタージュをすることで、何だか色々な種類があることがわかります。


最後にはカラマツ林内に紐を渡して、みんなの作品を飾り、「森の美術館」が完成しました!
風にそよそよ揺れる作品がなんとも素敵です。こうした森の空間利用もいいですね。



さて、この木育ひろば、いくつかの活動が同時進行されており
自分で選んだ好きな場に居てOKとしています。
誘いはしますが、無理に引っ張っていったりはしません。

「行かないよー」と、好きな遊びを見つけてくれれば、それでいいのです。


セラピーカフェは、今回も安定の癒しのスペース。
これからの時期にありがたい、自然の香りを使った保湿クリーム作りや
マッサージも受けることができます。
子どもたちが遊んでいるのも窓から見えるので、親も安心できる距離感です。




その他いろいろ…

親子で一緒に薪割り、いいですね!


薪割りをしようと丸太をどかしたらミミズがいたぞ。


ユキムシが飛んでいたので
この虫はだなぁ…と、この時期に越冬のためヤチダモの木に引越しするウンチクを語っていたら

「ここにいっぱいいるよー」と子どもたち。
そうそう、それ。語る必要はなかったかもしれませんね…。




毎回欠かさないのは「たき火」。
せっかくあるので、美味しいモノでも作りましょう。
定番の棒巻きパン


ありがたいことに差し入れも豊富でした
地元産のとうきび。
皮ごと焼いても美味しいですよね。


お、これは…


燻製タマゴでした。

美味しくいただきました。

お昼すぎからは、マシュマロも焼いてみたりで
なんだかずっと食べていたような(笑)
トドメには焼きリンゴです。



今回も、のびのびと森の時間を過ごすことができたのでは。
参加のどなたかが子どもに言っていた「ここにいると、怒られないもんねー」の一言。
森の中などの外遊びって、子どものやりたいことに対して懐が深いように思っています。
親もリラックスできて、子どもも目いっぱい遊べる場作り。
これからも、皆さんと進めていきたいところです。

次回は、1月24日(日)。
雪が(適度に)しっかり積もっていると見込んでいます。
また近くなったらご案内します。

(はぎわら)

原野のもりの木育ひろば 2015.9.13

2015-09-17 22:50:07 | 原野のもりプロジェクト
9月にもなると、すっかり秋の気配に包まれた原野のもりです。
周囲のカラマツの葉もだんだん緑色が淡くなってきています。

前日の爽やかな秋晴れとはガラリと変わって
雨天のスタートとなってしまいましたが
タープも十分に設置してあるので、木育ひろばは雨でも開催です!


今回のお目当ては焼イモ。薪を使った焚火で焼きます。
濡れ新聞紙&アルミホイルで包んで、あとはたき火に放り込むだけ。

待っている間は、それぞれ気ままに遊びが展開されていました。


室内の方はというと
木の器(オケクラフト)を使ってコーヒーを飲んでみたり
セラピストさんによる自然の香りの精油を使った保湿クリームを作ってみたり
ハンドマッサージをうけてみたり…。なんとも良いリラックスの時間です。



そうこうしているうちに、美味しく焼き上がりました~。
ちなみに、今回用意したジャガイモは「キタアカリ」という品種。焼イモには最適ですよ!



食後、食卓でまったり過ごす女性陣と、やや体力を持て余し気味(?)な男性陣。
雨も上がってきたので、ヤロウどもだけで「オレたちの森探検」を決行。
ひとり1本ずつの棒を持っていくのは義務のようです(笑)。



午後からは、みんなでたき火を囲んでマシュマロ焼き。
いやぁ、コーヒーとの相性は抜群です。



食べてばっかりでなく
薪割り作業もしてくれて、とても助かりました。




雨まじりのお天気でしたが
特に問題もなく、みなさん元気に遊んでいました。
火遊びや、棒を振り回すこともココではOK!
やはり森あそびの懐の深さを感じます。
飽きたり疲れたら、すぐ会場のログハウスに逃げ込めるのが、ここのメリットかなとも思っています。
おおらかに見守ってくれるお父さんお母さんにも感謝です。

次回は10月4日(この後、すぐ告知します…)。
秋の森あそびを存分に楽しみましょう。

(はぎわら)