9月14日のblogに対して
ちょっと違います(あれっ?)
というコメントが寄せられましたので反論しよう。
まず、
「添乗員の親が訴えたのはエジプト政府。また観光客は旅行会社JTBに対し6億5千万余りを賠償請求しています。
よく調べてから書かれた方がよろしいかと思います。」
という内容については、事実をきちんと調べていない。添乗員の親がエジプト政府を訴えたのは4月のことである。その後、添乗員の親は添乗員である娘が業務を請け負った旅行会社JTBを訴えた。これが第二段階になる。そしてこの第二段階はコメントの投書者は調べておらず、サイトのなかの「ご参考までに」に書いてある情報を鵜呑みにしている。
はっきり言ってインターネットの記事は非常に主観的なものが多く、参考するに値しない。それを絶対のようにあつかう投書者の頭の程度は......
人を調べ不足と非難しながら自分のほうが調べ不足ではないのか。それは次の記事から自明であろう。
1998年6月15日の朝日新聞によると、
「ルクソールテロ事件遺族 JTBなど提訴
-エジプトの観光地ルクソールで昨年11月、日本人10人を含む62人の犠牲者を出した武装グループによる観光客襲撃事件で、死亡した新婚カップルと添乗員の遺族が15日、「エジプトでは外国人観光客を狙ったテロ事件が頻発するなどしていたのに、安全に配慮する義務を怠った」として、ツアーを企画した日本交通公社(JTB)とその子会社などを相手に6億5000万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
昨年9月に結婚して現地で犠牲になった歯科医(当時32)とその妻(同26)のそれぞれの両親が約5億3600万円、殺された添乗員(同47)の母親が約1億1500万円の賠償を求めている。」
となっている。
つまりよく調べると観光客と添乗員の遺族が訴訟を起こしている。ただしほかの遺族については訴訟は起こしていない、とこの記事からは読み取れる。
コメント投書者は6億5000万あまりが観光客のみと間違った読み方をしている。これは事実を調べず、たまたまあったサイトの記事内容のみを信用し、裏づけを取っていないからこんなトンチンカンな批判をしてしまうのである。
人を批判するのであれば、もっとちゃんと調べてからコメントをいただきたいものだ。まるで小学生が闇雲に人を攻撃するのと同じような、児戯的行為はやめていただきたい。また、一部の記事のみ引用し絶対視するのは、科学的とはいえない。トンデモさん?
ただし、当方の思い違いで観光客の遺族からは訴訟が起きていないようなblogを書いたことは間違っていたので訂正します。被害者の観光客の遺族の大部分は訴訟を起こしておらず、当方の印象では「添乗員の家族が訴訟を起こした」ことが頭にあり、家族も一緒に訴訟を起こしたことが抜けてしまったことによる。
当方の真意としては、観光客の遺族にとっては旅行を催行した会社に賠償責任があるとの思いは理解できるが、
添乗員の親が会社を相手取って訴訟を起こすこと自体、自分の子供の判断を信用せず、47歳であっても子ども扱いである印象を受ける。子供をプロとして扱おうという認識にかける行為といえるのだろう。添乗員というのは観光客から言えば加害者側であり、旅行会社と同じ責任を持つべき存在なのではなかろうか。
添乗員が現地事情を知らなければ、その添乗員についてゆく観光客はまさに、ハメルンの笛についてゆく子供たちではないか。添乗員は会社を代表して観光客を案内する存在だ。その添乗員は受け取る情報量も単なる観光客とは違っていなければならない。持っている情報が観光客と同じであれば、その人は添乗員としてはなりえないであろう。
漠然とかはわからないが、危険を知りながらテロ現場へと連れて行ったのは添乗員なのだ。
あるいは危険の認識がなければ、信頼に足る添乗員といえるのだろうか。
この訴訟については続報がないのでどういう司法判断になったのかわからないが、今までの例では催行した旅行会社には賠償責任が無いというのが一般的だ。
なお、主催旅行の場合には保険がかけられており、遺族は最高3000万円まで死亡補償金が支払われることになったいる。
ちょっと違います(あれっ?)
というコメントが寄せられましたので反論しよう。
まず、
「添乗員の親が訴えたのはエジプト政府。また観光客は旅行会社JTBに対し6億5千万余りを賠償請求しています。
よく調べてから書かれた方がよろしいかと思います。」
という内容については、事実をきちんと調べていない。添乗員の親がエジプト政府を訴えたのは4月のことである。その後、添乗員の親は添乗員である娘が業務を請け負った旅行会社JTBを訴えた。これが第二段階になる。そしてこの第二段階はコメントの投書者は調べておらず、サイトのなかの「ご参考までに」に書いてある情報を鵜呑みにしている。
はっきり言ってインターネットの記事は非常に主観的なものが多く、参考するに値しない。それを絶対のようにあつかう投書者の頭の程度は......
人を調べ不足と非難しながら自分のほうが調べ不足ではないのか。それは次の記事から自明であろう。
1998年6月15日の朝日新聞によると、
「ルクソールテロ事件遺族 JTBなど提訴
-エジプトの観光地ルクソールで昨年11月、日本人10人を含む62人の犠牲者を出した武装グループによる観光客襲撃事件で、死亡した新婚カップルと添乗員の遺族が15日、「エジプトでは外国人観光客を狙ったテロ事件が頻発するなどしていたのに、安全に配慮する義務を怠った」として、ツアーを企画した日本交通公社(JTB)とその子会社などを相手に6億5000万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
昨年9月に結婚して現地で犠牲になった歯科医(当時32)とその妻(同26)のそれぞれの両親が約5億3600万円、殺された添乗員(同47)の母親が約1億1500万円の賠償を求めている。」
となっている。
つまりよく調べると観光客と添乗員の遺族が訴訟を起こしている。ただしほかの遺族については訴訟は起こしていない、とこの記事からは読み取れる。
コメント投書者は6億5000万あまりが観光客のみと間違った読み方をしている。これは事実を調べず、たまたまあったサイトの記事内容のみを信用し、裏づけを取っていないからこんなトンチンカンな批判をしてしまうのである。
人を批判するのであれば、もっとちゃんと調べてからコメントをいただきたいものだ。まるで小学生が闇雲に人を攻撃するのと同じような、児戯的行為はやめていただきたい。また、一部の記事のみ引用し絶対視するのは、科学的とはいえない。トンデモさん?
ただし、当方の思い違いで観光客の遺族からは訴訟が起きていないようなblogを書いたことは間違っていたので訂正します。被害者の観光客の遺族の大部分は訴訟を起こしておらず、当方の印象では「添乗員の家族が訴訟を起こした」ことが頭にあり、家族も一緒に訴訟を起こしたことが抜けてしまったことによる。
当方の真意としては、観光客の遺族にとっては旅行を催行した会社に賠償責任があるとの思いは理解できるが、
添乗員の親が会社を相手取って訴訟を起こすこと自体、自分の子供の判断を信用せず、47歳であっても子ども扱いである印象を受ける。子供をプロとして扱おうという認識にかける行為といえるのだろう。添乗員というのは観光客から言えば加害者側であり、旅行会社と同じ責任を持つべき存在なのではなかろうか。
添乗員が現地事情を知らなければ、その添乗員についてゆく観光客はまさに、ハメルンの笛についてゆく子供たちではないか。添乗員は会社を代表して観光客を案内する存在だ。その添乗員は受け取る情報量も単なる観光客とは違っていなければならない。持っている情報が観光客と同じであれば、その人は添乗員としてはなりえないであろう。
漠然とかはわからないが、危険を知りながらテロ現場へと連れて行ったのは添乗員なのだ。
あるいは危険の認識がなければ、信頼に足る添乗員といえるのだろうか。
この訴訟については続報がないのでどういう司法判断になったのかわからないが、今までの例では催行した旅行会社には賠償責任が無いというのが一般的だ。
なお、主催旅行の場合には保険がかけられており、遺族は最高3000万円まで死亡補償金が支払われることになったいる。
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