地中海の見える生活

夕日もごちそう・・・「Le Mirage」


6月13日の金曜日。
この日は、前日の12日に妻が○歳の誕生日を迎えたのでバースデー
ディナーを企画しました。

出発は、午後8時。
予約していたタクシーでお目当てのレストランへと向かいます。


そのレストランとは、タンジェの名所の一つである「ヘラクレスの洞窟」
近くの「Hotel Culb Le Mirage」(ミラージュ)。


何度か、過去記事に登場しているこのレストラン。
一番のお気に入りは、レストランのテラスからの眺めです。

崖の上に建てられており、ここから見下ろす25kmも続く砂浜や
大西洋の眺めは格別です。

何故午後8時にタクシーを予約したのか、その一番の理由は大西洋に
沈む夕日を見るためです。
この時期の日没は、およそ午後8時40分ですので、その時間に
合わせて出発したという訳です。


到着したのは、丁度30分後の午後8時30分。
日没予定時間の10分前。

ちょっと、ギリギリのスケジュール設定だったかな・・・。
とにかく、ゆっくりホテルを眺めている時間が無く、急いでテラスへ
向かいます。

テラスには、すでに沢山の人たちが集まっていました。
パーティーでもあったのでしょうか、皆セレブっぽい出で立ちです。
・・中には、「短パン+Tシャツ」みたいな人もいましたが・・・。


日が沈みかけると、日没までの時間はアッと言う間。
夕日を受けて、レストランが真っ赤に染まり始め・・・


海側を振り返ると、夕日が大西洋の向こうへと沈み始めました。
この景色・・・ディナーのフルコースの一つですよね。

この瞬間、他の皆さんも夕日をバックに記念撮影したりで、とても
忙しそうです。
沈み始めると、3分も経たないうちに夕日が沈みきってしまいました。


レストランへの到着が日没ギリギリだった為、ゆっくりと辺りを
撮影している余裕はありませんでしたので、日が沈んでから食事の
前に、ちょっと散策。

と、言うのもこのホテル・・・冬の間、改装の為にクローズしていて
5月に営業を再開したばかり。

レストランの入り口には、豪華な広いレセプションエリアが出来て
いました。


また、レセプションエリアからテラスに出たところには、外の景色を
眺めながら、お酒が飲めるお洒落なバーがあります。

食事の前のひと時を、カクテル等を飲みながら傾く夕日を
見つめる・・・。
う~ん、なんてロマンティックなんでしょう~~~。

が、ロマンティックとは無縁の私たちは「その一瞬を見逃すな!」
とカメラでバシバシ写真を撮るものだから、バーで優雅なひと時を
過ごすことはできませんでした・・・あと30分早く出発して
いればなぁ・・・。

では、このレストランからの眺めを動画に撮影しましたので、
良かったらご覧ください。



とても豪華なレセプションエリアから、テラスに抜けたときに目の前
に現れる絶景や、大西洋に沈む夕日等をご覧いただけます。

(手持ち撮影なので、かなりブレておりますが、ご勘弁を!!)


夕日が沈み終わると、ディナーの始まり。
海風の吹く心地よいテラス席に座って料理を選びます。


予約していたので、レストランの方が気を使って風が当たり過ぎず
眺めの良いテーブルを確保して下さっていました。

遠くには街の明かりが、星の輝きのようにきらめいています。


ホテルの部屋や崖下の海へと続く遊歩道には、明かりが灯され、
テーブルに灯されたロウソクの明かりと相まって、とても素敵です。


そして、忘れてならないのが同じ誕生月であるプー。
6月6日生まれのプーは、7歳になりました。

一人前に、座席を占領して誇らしげです。
ちなみに首についているのは「蝶ネクタイ」ではなくただの「首輪」
です。

「ボクのバースデーパーティーでもあるのに、なんでカリカリの
ゴハンしか食べさせてもらえないんだプー・・・」

ちなみに、こちらはホテルもレストランもペット連れ可なのでプーも
ここでは、大きな顔をしていられます。


途中で、オーナーさんのワンチャンが、プーに挨拶をしに来て
くれました。


では、さっそくモロッコのメジャーなビールである「カサブランカ」
で乾杯。

お通しに出てきた「オリーブの漬物」と「カナッペ」をつまみながら
夜景を楽しみます。


前菜としていただくのは「漁師サラダ」と・・・


「スズキのカルパッチョ」

漁師サラダには、エビ・イカ・ムール貝等が野菜の上に乗せられて
おり、オリーブオイルとレモンをベースにしたシンプルな味付けです。

カルパッチョは、スズキが白くなるほどキチンと「酢」で〆てあり、
アンチョビのビネガー漬よりも食べごたえがあります。


メインには、「ホタテとエビのグリル」と


「St.Pierre(サンピア)のクレベット(小エビ)ソース」

「ホタテとエビのグリル」は、シンプルにガーリックで香り付け
したオリーブオイルでいただきます。

サンピア(仏)は英語名ジョン・ドーリと呼ばれ、親しまれている魚で、
日本では「マトウダイ」と呼ばれているものです。

フランスでは高級魚とされ、フランスと深い関わりを持つモロッコでも
やはり高級魚。
シンプルで癖のない白身魚です。

どちらも、シーフード本来の味を引き立たせた味付けで、とても美味。


最後のデザートは、迷わず選んだ「ヌガーグラッセ」。
グラッセは、フランス語でアイスの事を指します。

ナッツをふんだんに使用したヌガーアイスは、独特のさくっとした
歯触りと、アイスが溶けてなくなった後に残るナッツのコリコリ感
がたまらなく癖になるアイスです。


スタートが遅かったので、食事が終わったのは午後11時少し前。
迎えのタクシーにのってアパートへと戻りました。

参考に、Le MirageのWebサイトがありますので、ご覧に
なられる方はここをクリックするとご覧いただけます。


サイトでは、こんなに素敵な空からの全景もご覧になれます。
(Le MirageのWEBサイトから引用させて頂きました)

このレストランは、市街から車で30分程かかるので、お酒を頂く
からといって、徒歩で来られる距離ではありません。
今度は、時間を気にせず自分の車で来て、宿泊しながら一晩飲み
明かしてみたいなぁ。
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