塩野義製薬が開発中の新型コロナウイルスの軽症・中等症向け飲み薬が、早ければ来週にも条件付き早期承認申請を行うのだそうです。
これが承認申請されれば、国内製薬会社の新型コロナの飲み薬としては初めてとなるようで期待したいですね。
新型コロナに感染した軽症や中等症、それに無症状の患者向けの飲み薬の治験を行っていて、その治験では、12歳から60代までの患者69人を対象に、1日1回、5日間、薬を服用するグループと偽の薬を服用するグループで比較しているのだそうで、薬の投与を3回受けたあとでは、感染性のあるウイルスがある人の割合が、薬の用量が多い場合には80%、用量が少ない場合は63%減少したのだそうで、薬を服用したグループではウイルスが陰性になるまでの時間が2日間短く、入院が必要になった人はいなかったのだとか。
さらに、副作用も軽度だったようで、会社では、現在進めているおよそ400人が対象の治験のデータを分析し、高い有効性が認められれば、最終段階の治験の結果を待たずに来週から再来週にも国に承認申請する可能性があるようですよ。