Realize

本のリアルを語ろう!

ショートソング

2007-09-04 21:30:18 | Weblog
 なんだか久しぶり過ぎて、もう辞めようかなブログと思いつつ、性懲りも無くまた書いています。
 さてこの本、娘に薦められて読んで見ました。おーっ短歌ってこんなにも面白いものなのかと感じること多々。
 何といっても俳句と違って季語を考えなくていいのがいい
 さよならと 打っては消して また打って 指先恋し 心に小石
こんなわけの分からない歌を詠んでもありかな?たんて楽しく歌を詠みたくなる。
 一寸エッチな歌が多いのも若い人に人気があるのかも

図書館戦争~図書館危機

2007-03-25 14:19:55 | Weblog
 有川浩さんによる、図書館シリーズ第一弾!『図書館戦争』メディアワークス刊
「図書館の自由宣言」にもとずき、図書館の自由を守るべき結成された「図書特殊部隊」それに対抗するのが、図書館に検閲を始め色々な制限を加え管理しようとする「メディア良化委員会」その話に隊員の淡い恋心がからみ、キャタピラが進むように読めます。
 『図書館内乱』文中に出てくる『レインツリーの国』の本がメディア良化委員会の眼にとまり、その本を薦めた図書館員が査問を受ける。査問のバトルシーンは負けるなよと力が入り、『ケンカの作法』辛淑玉、佐高信著 なんかも読んだりしてしまった!
文中に出てくる検閲に引っかかった本『レインツリーの国』という架空本が実際、同タイトルでが新潮社出版されるところも面白い。こちらの本も合わせて読むことをお薦めします。感動本です 主人公の笠原郁の王子様が実は上司の堂上だったと郁の知るところとなり混乱する乙女心も垣間見られ、一寸展開が心配になったりもする。
しかし、シリーズ第3弾!『図書館危機』で戦闘復活?
これまた図書館員泣かせの嬉しい本です。
図書館は安全なところと思われがちですが、油断してはいけません。遊興場のようなあからさまな危険はありませんが、痴漢や押し売り、変質者等一般人に成り済まして入り込みやすいところでもあるのです。そんなこと一般的には知られていないのに有川さんはよく取り上げたな1と感心しました。
 一難さってまた一難、私がかつて勤務していた図書館でも、よくぞこんな問題が起こるというくらい問題の大小はあっても、平穏な日は無かった。さて図書館シリーズの中で隊員達は茨城県立図書館へと応戦に出かけて行く。そこでの戦闘責任をとって稲嶺関東図書基地司令が引責をする。続きは第四弾最終巻へと引き継がれる。どういう展開になるのか、早く読みたいような読みたくないような...。明るい結末を期待したい。

DREAM GLRLS

2007-03-14 23:58:48 | Weblog
映画見て来ました。「ドリーム ガールズ」です。ミュジカルは観たことありません。なので比べられないけど、驚きの映画でした。
 ジェニファー・ハドソンの歌が迫力あって最高でした。ソウル音楽を聴きこんでいない私でも感動です。彼女の歌をもっと聴きたいと思いました。残念ながら音楽CDは売り切れていました。やっぱり思うところはみな同じといった感じです。
 エディ・マーフィがここまで歌えるというのにも驚きました。ハリウッドスターなんだな!と改めて彼の厚みを感じます。
 また、歌だけでなくダンスのすばらしさ、ひきつける衣装、ストーリーと歌の絡みよさ・・・飽きることなく時間が過ぎていきました。
 ディーナ・ジョーンズ(ビョンセ)がどんどんきれいになっていく様子、目を見張るものがありました。

 早くサントラが届きますように。

記憶はどこに

2007-03-12 22:12:23 | Weblog
『海に落とした名前』多和田葉子著。短編集でこのタイトルの他に3タイトル入っています。どの短編にも言えることは真面目に読んでいると、ふと肩透かしのような笑いがあり、ええっつ!とビックリしていると次々におかしなくだりが出てきて声を出して笑ってしまいます。
 『海に落とした名前』では飛行機墜落事故で記憶を失った主人公は名前が分からないので保険が下りない。保険は名前に付けるのでなく、自分自身に付ければよかった!と言います。確かに自分自身を証明する手立てが無い場合保険と本人を証明する事が出来ない。荷物はすべて機内に置いて行ってください。との機内放送に従った主人公は記憶まで機内に置いてきてしまったのだ。そんな事ってあるんだな!なんてあるわけないのに、あるような気になってしまうところが可笑しい。
 薦めていてなんですが、結末が今ひとつわからない。ちょっと安部公房ぽいかな?読んでわかった人、書き込みください。

アラビア数学奇譚

2007-03-07 23:47:57 | Weblog
 「4つの4」これは私のメルアドの一部に使ってある言葉です。意味をよく聞かれます。実は『アラビア数学奇譚』マオバ・タハン著 越智典子訳 白揚社刊の一説から取った言葉です。4を4つ使えば、どんな数でも得られる、という符号なのです。ゼロ…44-44、1…44分の44、2…4分の4+4分の4・・・という感じで10まで現せるのは4だけだという、「4つの4」なのです。この他にも数にまつわる謎をとくお話満載です。それらの謎解きが、慈悲深きアッラーの御名において記されている点が面白いのです。
     4

スターバックス物語

2007-02-24 07:43:25 | Weblog
 いわゆるサクセス本です。時々この手の本が読みたくなります。無意識に精神にカツを入れたいのかもしれない。著者のハワード・シュルツ氏は1987年にシアトルの小さなコーヒー小売会社スターバックスに転職する。コーヒー=アメリカ人
のようなイメージがあったけどこの本を読むとアメリカ人は最初から美味しいコーヒーを飲んでいたわけではない事を改めて知る。貧しいアメリカの一面を見ることもできます。そういった面では『カーネル・サンダース』も単なるサクセス本でなく面白く読めます。
 「本当の人間の価値は、すべてがうまくいって満足しているときではなく、試練に立ち向かい、困難と戦っているときにわかる。  マーチン・ルーサー・キング・ジュニア」
 サクセス本というとトヨタやサントリー系の本も多く出ていますが『青山紀ノ国屋物語』『すぐやる課をつくった男ーマツモトキヨシ伝ー』等もお勧めです。
 巷では「不二家」の再建は消費者の信頼をいかに取り戻せるかにかかっている、と言われていますが、私は消費者と言うより「マスコミ」ではないかと思う。ペコちゃん好きの私としては不二家に営業再開を望むと共にペコちゃんサクセス本を書いて欲しい。

お散歩読書

2007-02-18 19:27:53 | Weblog
 読書するにはここがうってつけスポット探しを始めました。先週から家の近所を探し回っています。ここが都会ならな~すぐ見つかるだろうに、との思いを胸に抱いて。テポテポ歩いているが、なかなかみつかりゃりゃしない。
おしゃれなカフェやデパートの屋上なんてありゃしない。
 『東京おさぼりマップ』『東京ブックストア』『えほんとさんぽ』この手の本を読んでると、自分の街がとっても寂しく感じるぜ
 と言いつつも今週も本を鞄に出発。
 先週は見つけられなかったけど、今週ついに発見!
          
写真参照①G県にある町立図書館の南側がお散歩にうってつけの公園になっていたのだ。散策しながらベンチでランチしました。(2・17)
          
写真参照②G県大型娯楽施設屋上。あまり知られていないのか、天気が悪かったからかとってもすいていた。ここなら家から歩いて20分くらいだからまさにお散歩読書にうってつけ(2・18)
 
 今日は歩いて駅まで行って(25分)電車の中で読書した。大宮往復。途中入院している友達のお見舞いもできた。『星々の生まれたところ』マイケル・カニングガム著。を持っていったが、寝たり起きたり読み返したり・・・で、P58しか読めなかったよ。

もやしもん4

2007-02-17 01:00:40 | Weblog
 開いてびっくり、いきなり「のだめカンカンタービレ」なのだ! のだめカンカンタービレ15巻のカレー事件にどうやら「もやしもん」の菌達がお邪魔した様子。それにしても「もやしもん」には色々な細菌が出て来て覚えられないよ沢木惣右衛門直保君は肉眼で菌が見えると言う特技?があるのだが、この巻で見えなくなってしまった!この先どうなることやら...。

翻訳本

2007-01-14 20:01:15 | Weblog
『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』金原見瑞人/著
翻訳家と聞くと語学が達者な人というイメージがあるが、この本を読んでいると、ベースの日本語の重要性がひしひしと伝わってくる。また、翻訳家に必要な才能という事で「細かい調べ物が嫌いな人は、翻訳なんかやらないほうがいい~」と言うくだりがある。なんか司書に似ている。ちょっと嬉しい
 翻訳は生もので寿命がある、という事も思いつきそうで考えない事だと思う。確かに20年もすれば内容が変わるよなー。やっぱし原書で読むのが一番なのかもしれない。
この本はあまりなじみの無い世界を垣間見させてくれます。
 去年の12・2金原さんの講演を聞きに永田町行きました。金原さんは、さりげなくかっこ良かったです。ヤングアダルトという分野を切り開いっていった一人でもあり、彼の感覚が好きです。文章だけでなく、本を右開きにするか、左開きにするか。縦書きか横書きか、といった細かいニュアンスも大切な要因で、無意識に読んでいた事を反省しました。
 この講演会はJPICの主催で、午後はブックトークを2本聞きました。金原さん目当ての講座参加でしたが、ブックトークのすばらしさに日頃の勉強不足を反省させられました。私ももっと本読まなきゃな!ここ1年、精神的にリラックスでき、ストレスも少なくのんびりさせてもらえ幸せでした。でも、もう少しプレッシャーかけて本読まなきゃな!

熱くなれ

2007-01-07 09:33:17 | Weblog
 前回のブログを見たら何と!6月だった。随分長いこと私何していたのでしょう?
12月に翻訳家の金原瑞人さんの講演を聞きに永田町に行きました。(金原さんのことは後日書きます。)日本出版文化協会の主催の会で、講演の他にブックトークが2本ありました。高校生に、しかも男子にブックトークすることを今まで考えたことなかったのですがお二人の実演を見てやってみたいと目標をもってしまいました
 といっても、相手は男子高校生。おおよそ私と読む本が合わないことは、この数ヶ月の観察から感じていました。小説はあまり読まず、へんな生き物や空想科学本、理数系的な本を好むようなのです。???環境問題やスポーツ、音楽、宇宙系ならなんとかなりそうかな?ということで。年末年始『風が強く吹いている』『Run!Run!Run!』『一瞬の風になれ』(まだ1巻)を読む。
 3点とも陸上の”走る”作品。しかも仲間と助け合い心を一つにし目標達成に向け努力する、と言う感動本だ。目標に対する気持ちは一つでも、バラバラの個々人の心理描写が描が面白い。人間皆違うと言う当たり前のことをサラーッと再確認させられる。この3点は話題になった本なので読んでいる人も多いと思いますが、寒い季節熱くなれます。 
 *注意ヤングアダルト本なので、綺麗過ぎるところもあります*