書く女

考えてみたら、オンラインで10年以上日記やら創作やらを垂れ流して来た。今でも電波の海を彷徨っているあれこれを回収したいとは思うのだけど、途方もない時間がかかりそうでそのままにしている（それにたとえ手をつけたとしても保存作業そっちのけで読み耽ってしまうに違いない）。

出産前はだらだらと思ってること、出来事を書く女だった。鞄には必ずノートとペンを忍ばせ、職場の昼休みに待ち合わせに駄文を書き連ねていた。あの頃はバンドの為に歌詞も書いていたので、お気に入りのペンとノートがあれば何時間でも時間を潰せていた。だけど生活が変われば習慣も変わる。なかなか落ち着いて何かを書くことがなくなった。でもそれは仕方のないことだからと気にしていなかったのだけど、この間友達に「思ったこと、感じたことをノートに書き出したらざわざわとかもやもやとか落ち着いたよ」と言われてハッとした。私のここのところの余裕のなさ、思っていること考えていることをまとめきれていないからでは？と。

早速ノートを買ってきた。ペンも文房具屋で実際に見てから決めた。ノートの行の幅とかペンの太さとか、自分にはとても大事なところなのだ。長く続けるためにも。

メンタルは常にところてん、人の言葉の「裏」を気にしてしまう。そんな私にはアナログでも書く作業が必要なのかもしれない。今も絶賛モヤモヤ中なので少し吐き出して心の平穏を取り戻したい。