「槌砧(ついちん)」という仏具がある。これは、正式な説法や食事の時に、修行僧達に静まることを知らせる合図を打つためのものである。ところで、ここで「槌」は要するにハンマー(柄がない)であり、叩く側、一方の「砧」はその土台であり、叩かれる側で大変に重い。だから、「槌」は油断していると無くなってしまうことがあるが、「砧」は無くならない。「チン」は無くならないのである!! さておき、槌が無くなると次のような会話が交わされることになる。「ついをついつい無くしてしまった・・・」「ついがついに無くなったか」「だからついはついで買っておけと」「ついだけついか注文だな」等々、どの「つい」が「槌」かお分かりだろうかなお、あまり面白くなかったので、ここで説法終わりである。拙僧、白槌して云く「諦観法王法・法王法如是」と。 この記事を評価して下さった方は、を1日1回以上押していただければ幸いです。