う○こパニック

マミイにご飯をもらおうと待機するわし
かわいく鳴いてご飯をゲット
マミイはちょろい

マミイいつもより遅いなあとお腹をすかせた、愛息子のわしは心配してた
玄関さえ、開けることができたらお迎えに行ってやるのに
やっと帰ってきて、わしに謝っていた
理由は、マミイのバカ上司が終業間際に明日いる契約書の作成依頼
マミイの嫌う優先順序をつけれないバカ上司
もっと早い時間に渡せば良いものを、忘れていたバカ上司
さすがに今日のお仕事は残ってやった

ふざけたマミイの勤めてるふざけた会社に、マミイは門限６時だと伝えている
門限だからという理由で、いつも残業拒否
殿様が待ってるからという理由で早退までする

パートで入ったマミイは、早くから社員のお話をもらっていた
普通の人なら喜んで受けるだろう
マミイは違った
「これ以上、殿様をお留守番させるのはかわいそう」
「殿様と遊ぶ時間がなくなる」
３年間断り続けた
さすがマミイを雇うふざけた会社だけある
「犬小屋を会社に作ろうか」
マミイは、
「エアコン完備でお願いします」

家事がほとほと嫌になったのだろう社員になり今日に至るわけだ
パートの時はかなり時間に余裕があり、週３日しかお仕事行かなかったのが、いきなりのフルタイムだ
目に見えないところから、手を抜き始め、現在はすべてを手抜き
たまにダディが不機嫌になると、仕方なくやっている

いつもなら、５時からはマミイはお仕事のペースアップ
終業時間が６時なので、スーパーさえ寄らなければ、１０分にはわしとハグ

マミイいわく、バカ上司は社内でも取引先にも迷惑がられてるダメ人間
仕事ができない上に、態度も悪いので会社にも迷惑がられてるらしい
マミイ以上に態度の悪い人間なんて、社会人不適合者なのではないか
バカ上司は、取引先の会社名を間違えて登録し、コード申請からやり直したらしい
部下の尻拭いなど絶対しない（できない）どころか、自分のケツも拭けないどうしようもない上司らしい

書類を用意し、帰ってきたのは７時前
どうせ雨だしお散歩は行けないのだけど、１人より２人が良いに決まってる
マミイ帰宅し、１分後にダディも帰宅
今日の、２人きりのラブラブタイムは終了

普段どれだけダラダラしてるのがわかる夕食作り
３０分で食卓を飾り、ダディもびっくり
その代わりかなり疲れたらしい
ダディがマミイにもお酒を勧めてたが、今日は無理と断っている

早く寝たいのだろう大和撫子は片付けも終わらせのんびりしてる
連休中にダディは新しいおもちゃを手に入れたので、部屋にこもって修理してるのでマミイは、テレビを好きな番組が見れる
お笑いやバラエティばかりで、決して役に立ちそうにはない
今日はダイエットで、６４ｋｇ痩せたというのを食い入るように見ている

恋わずらいで痩せたらしいので、都合のいいマミイは、恋をしたら痩せるとまた自分の都合にいい解釈をダディに伝えてる
ダディに
「素敵な出会いがない（わし以外という意味だろう）」
「恋をしたら痩せれるよ（わしへの愛は別物という意味だろう）」
テレビの人は会社のかっこいい上司への恋わずらいだったので
「転職しようかなあ（これ以上お留守番が増えるのはダメ）」
本当にふざけた女だ
ニコニコ聞いてるダディもダディだ
マミイが他の男とデートに行くときでも、のんきに行ってらっしゃいなんて言うんだろう

わしは、２人の会話をのんびり聞きながらまったりすごしていると・・・
今日のお留守番の寂しさも、おやつのおいしさもすべて忘れるほどの恐怖が
お○っこのご褒美もらい、う○こをした
当然１回で済ますとマミイはご褒美１個しかくれないので、時間差攻撃だ
ご褒美もらおうとマミイについて歩くが、何か変
マミイもご褒美用意しても来ないわしを不思議そうに見ている
おかしいのでお尻を見ようとするのだが、特に問題なさそう
でも何かある
くるくる回りながらさらにチェック
う○こがわしを追いかけてきている
マミイの長い髪の毛を食べてたわしは・・・

ギャー　わしのかわいい肛門から髪の毛が出てる

髪の毛にう○こが絡んでるのがわしを追っかけてたのだ
ここまで来て、マミイようやく気づき、嫌がるわしを押さえ込み
マミイはティッシュでわしのお尻から出てる髪の毛をひっぱっている
やっと取れてわしは一安心とホッとしてたら、マミイが横で倒れている
心配になって様子見に行くと泣きながら大笑い
笑いすぎだ

「嫌な１日だったけど、殿様のおかげで今日の最後に大笑いさせてもらったよ」
となでてくれる

そうなのだ
わしは、疲れきったマミイを楽しませようと体を張って笑わせてやる獰猛愛玩犬なのだ


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