日曜日 豪徳寺へ行ってきた♪

土曜日の夜　テレビを観て１人で爆笑しているダディ　
わしを抱っこしながらお皿洗ったり、忙しく家事をしているマミイ　
そのマミイがテレビにくぎ付けになる　
招き猫で高額当選
　
ここだけ聞いたマミイは早速お出かけ準備　

「殿様連れて行って平気か？」
ダディ
くだらないこと言うな　
マミイの愛玩犬としてわしがそばにいることは義務なのだ　
わしは久しぶりのお出かけだし忘れ物ないかチェックに忙しいなあと思っていたら
「ダディとお留守番しておいてね」
そりゃないよ　
わしのブーイング　
お呼ばれしてないダディもなぜかブーイング　

「縁起担ぎに行くのにダディ連れてったら意味ないじゃん」
そりゃそうだけど　
わしまで置いて行くことはないよ　
わしがそばにいることによってさらに運が良くなり、高額当選が近づいてくるぞ　
疑惑の目で見てるのでもうひと押し　
宝くじの神様を捕まえてきます　

ようやくわしも一緒に行くことになった　
ダディは車のカギを隠して、おいて行かれないように防御して寝た…　
別に電車でもいいんだけどねえ

おいていかれないように、いつも以上に早起きをし、リビングで待ち構えていたダディ
爽やかな朝が台無し
かわいそうだよ
ダディも連れて行ってやろうよ
優しいわしの気持ちに応えてくれて、冷戦終結

出没したのは、世田谷区の豪徳寺
　　
高級住宅街を見学しながらお散歩したりしてようやく到着すると　

犬の散歩禁止
　
有無を言わさずダディに抱っこさせられるわし　
マミイのスリングに入ろうと思ったのだけど、
「吠えるけえダメじゃ」
マミイを守るために吠えることは大事なのに
マミイがご朱印帳と招き猫を買ってる間おりこうさんに待つわし

持ち歩きように、豆招き猫を買ってきたマミイ

わしニャンコ苦手なんだけどね
まあ、見てない時にわしが退治しておいてやろう　

世田谷八幡宮に行って

パワースポットの土俵の上で深呼吸

四股踏めって言われるのが心配なマミイはさっさと降りてきた
　
パワーがみなぎったわしとマミイは早速宝くじ売り場を探す　
ケチなマミイは連番とバラを１０枚ずつ買ってきた　
わし的には１万枚ずつぐらい買ってきてほしかったんだけど・・・　

案の定、車で待ってたわしに
「これで当たらなきゃ殿様の宝くじの高額当選を運んでくるという立派な使命ができてなかったことになるよ」
脅しやがった　
お出かけも終わったしマミイのお膝でお昼寝しようかねと思っていたら
マミイはわしの相手もせず、居眠りもせず忙しそうに電卓をたたいている　
家計簿でも付ける気になったのか　
わしが添削してあげるからね　
お金の管理もわしに任せてちょうだい　

マミイは盗らぬ狸の皮算用をしているらしく、５億円の使い道を考えていた…　
わしと折半だから２億５千万の使い道だけ考えておけばいいよ
わしは使い道決めてるから
　
「殿様の使い道ってどうせおやつ買うだけでしょ」
経済や株にも造詣が深いわしがそんな簡単なことするわけないでしょ　

「じゃあどうするの」
しょうがない教えてやろう　
わしは２億５千万円でジャーキー工場を買収してやるのだ　
そして毎日作りたてのジャーキーを届けてもらうのだ　

「すごいことを計画するねえ」
マミイ羨望のまなざし　
わしのような建設的な計画をマミイが建たてられるわけなく案の定、ローン残一括だとか、車の買い替えだとかで無駄なお金を使う計画　
ローンや車の支払いはダディに任せればいいの
しめるとこしめなきゃお金はどんどん出て行くんだよ
ためになるだろう
指南料のおやつよこせ

でも、わしと一緒にハワイ旅行は素晴らしい計画だ　
ハワイはワンコ連れて旅行に行けることを聞きつけたマミイは早速計画に入れたらしい　
　
ダディはお誘いも受けてないくせに、
「休み取れんかも」

ダディには大切なお仕事があるだろ　
「有給取れるといいんだけど」　

会社以上に大切なお仕事だ　
「特にないよ」

お出かけしたら大事なことがあるでしょ　
「ハードオフ巡りは休んでもいいけど…」
ハワイにはハードオフないからな　
じゃなくて、セコム猿やっとけって言ってるんだよ　

「マミイだけ遊ばすわけにはいかん」
１人３０万くらいかかるらしいよ　
ダディそんなにお金持ってないでしょ　

「５億円があるじゃないか」　
それはマミイとわしのお金ですから　
ダディにあげるお金はない　
「ケチ」
ケチで結構　
マミイと暖かいハワイで思い出をたくさん作ってくるのだ

マミイはまだ換金日すら来てないのに素敵なお店を見つけてはわしを車の盗難警報犬を依頼し、お買物三昧…
ダディに
「お金あるんか？」
と聞かれて
「大丈夫　来月には５億円入るから」　
妄想天国してるんだなあ　
現実と妄想の区別がつかなくなっている　
年とって危なくなってきてるのかな

今後のことはよく寝てから考えよう

気が向いたら押してくれ

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