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かなり昔のアメリカ放浪記・ボクシング編

2006-02-22 00:27:31 | 

 何を隠そう自分は大学の時、体育会ボクシング部に所属していた。今回の旅の相棒も同じボクシング部の同期生。当然の事ながらアメリカ、ボクシングと来れば行く場所はラスベガス。シーザース・パレス前で記念撮影。

 自分たちがベガスに訪れた頃は11月の半ば頃。そうボクシングファンならご存知かもしれないが、89年の12月にこの地で80年代最後のビックファイトがあったのだ。WBC5階級制覇の偉業を成したスーパースター シュガー・レイ・レナード 対 「石の拳を持つ男」ロベルト・デュランの因縁のカードである。ちなみにアメリカでは放映権が高すぎて、有料チャンネルでないと生では見れなかった。(日本は東京12チャンネルで放送)その為、この試合を見たのは1月になってからである。

 ラスベガス(ネバダ州)は州税が他の州より安く、ホテル、食事などもかなり安い。実に居心地がよく何日かモーテル住まいで過ごしていたある日、街中でばったりロベルト・デュランに遭遇する。突然の事で握手してもらう事が精一杯、一緒に写真を撮ってもらえばよかったと後で後悔した。しかし、実物は自分の想像より小柄で、不意を付けば一発ぐらいパンチが当るかもしれないと、ちょっと思った。(笑)実に感じがいい人でレナードも好きだったが、この時は彼に勝って欲しいと思ったほどである。

 この時代(80年代)のボクシング界にはスーパースターが多くいた。
レナード、デュランもそうであるが、この男に勝てる奴なんか居るのかと思うほど、全てにおいて無敵だったマーベラス・マービン・ハグラー、そのライバル、トーマス・ハーンズ、いつもワールド・ボクシングは楽しみに見ていた。(ジョー小泉さんの解説もなかなかイケていた)そんなボクサーの中で自分的にはへクター”マチョ”カマチョがお気に入りのボクサーであった。彼のスタイルにはブーイングを呼ぶ所もあるが、とにかく凄いスピード、トリッキーな動きで観客を沸かせ、実に楽しい試合であった。日本の選手でいうと辰吉丈一郎が今までの中では一番スタイルが似ているかな?

放浪記からは横道にそれてしまいました。
ラスベガスについてはまだまだ面白い出来事が多々あるので、また次回書こうと思っています。

やっと腰も良くなりましたので、スキーに復帰します。と言う事なので次回放浪記はしばらくお休みします。