ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧大曲市角間川を往く(その4)

2018年11月07日 | 旧大曲市を往く

●歩いた日:2018年10月8日(月)

●歩いた所

 ・角間川:東本町、西本町、艮、東中上町、西中上町、町小中島、北小中島、稲荷中島、小中島、南小中島、西上町、中町頭

 ・藤 木:八圭

●歩いたログ(足跡)(道のり5.8km)

(以上の地図:国土地理院)

 郵便局の角から西に進むと、右手奥、道から少し離れたところに大きな寺がある。寺に向かう小道があるので立ち寄ってみる。

📷006:「町小中島」の「覚善寺」

 

 写真には山号が写っている(「本〇山」とは読めるが)ものの寺の名前はわからない。調べると「本妙山 覚善寺」である。境内の入口に2本の見事なケヤキ(欅)が聳える。樹齢はどれ位であろうか。思わず見上げてしまう。

 境内の脇に小道がある。

(「覚善寺」脇の小道)

 

 手振れの写真で申し訳ありません。道沿いの大きな水路が石積みで作られているところを見ると、この小道はかなり古いと思われる。ログ地図では、この先で右にカーブして「稲荷神社」に向かっており、浜蔵へ通じる古い道であったようにも想像される。

 もとの道に引き返し、少し西に進んで左に折れ、ログ地図に「新町」と書かれた家々が密集するところに向かう。まもなく、右手に神社があり、そのすぐ先にある十字路を突っ切ったところで振り返る。

📷007:「稲荷中島」の十字路

 

 奥から手前に歩いてきたところ。左手鳥居奥の道端に神社がある。神社があるところは「稲荷中島」なので、ここも「稲荷神社」なのだろうか。道の奥にのぞく大きな木立は「覚善寺」である。

 写真背後に延びる道を南に進む。少し行ったところでカギ型は曲がりながら、家々が建ち並ぶ中をさらに進む。この辺りは「小中島」である。

 やがて道は広い畑のところで行き止まりなので、やむを得ず同じ道を引き返し、また神社そばの十字路に戻る。十字路から今度は東に向かう。大きな水路を越え家並が途切れたところで、杉の木の伐採作業を行っているのに出会う。珍しいと思いカメラに収める。

(「北小中島)の杉伐採作業」

 

 奥から、伐採作業の脇を通り抜けて手前にきたところで、そばを通る時は作業を中断してくれた。少し離れたところで最後の一本を切り倒す作業を観察する。木が倒れないように重機で幹を捉まえた上で、もう一人の人がチェーンソーで根元にくさび型の切り込みを両側から入れる。そこで、重機で安全な方向に倒す、という手順である。

 大量の丸太が積まれていることから、ここにかなりの本数の杉林があったとこがわかる。腐りにくい杉の葉が散らからず、見通しも良くなったかと思う一方、残念な気持ちもする。

 ところで、この道の北(右)側は「北小中島」、南(左)側は「南小中島」である。先ほど歩いてきたところは「町小中島」、「稲荷中島」、「小中島」で、「中島」地名が連なっている。調べると、「雄物川」に近いところには、「平中島」、「大中島」、「柳中島」の地名もある。「地名への・・」によると、「中島」は河川の中州で、周辺に比べて小さい洲が「小中島」、大きい洲が「大中島」とある。「角間川」の街から少し離れたこの辺りは、「雄物川」の氾濫原の中でも少し小高い中州であったのであろう。

(その5に続く)


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