ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧六郷町六郷東根を往く-2(その2)

2021年06月04日 | 旧六郷町を往く

<「北明田地」の「明田地神明社」>

●歩いた日:2021年5月16日(日)

●歩いた所

 ・六郷東根:南紀の国、上中村、下中村、北明田地、東明田地

 ・金沢(旧仙南村):西明田地

●歩いたログ(足跡)(道のり4.3km)


(以上の地図:国土地理院)

 さらに進むと大きな水路がある。

📷02:「北明田地」の「田沢疎水」


 景勝地である「仙北市」の「抱返り渓谷」で取水している「田沢疎水」の幹線用水路には、これまでの「仙北平野」歩きで何度も出会っている。ここはその末端部に当たるので、水路の幅がだいぶ狭くなっている。

 この用水路が開削されるまで、この辺はほとんど原野状態だったはずだ。そのため、飛行場を建設する場所に選ばれたのだろう。

 「六郷東根を往く-1」で、飛行場建設に動員されたSさんの話を書いたが、Sさんによると、建設時、「田沢疎水」の水路の一部が埋め戻されたとも話していた。終戦中にはここまで水路工事が進んでいたようだ。

 今は代掻き時期で水路には勢いよく水が流れている。

 田んぼ中の真っすぐな道をさらに南に進む。

📷03:「北明田地」から北を望む


 道奥から来たところ。

 右手の高い照明塔は、ログ地図にも記されている「美郷町野球場」。その奥が「六郷東根」の中心集落である。

 立っている場所の、すぐ東の田んぼ中に小さな社が見える。そこを目指して進む。

📷04:「明田地神明社」


 田んぼが広がる一画に、小さな社が建つ。木立がそんなに大きくはないので、ここに社が建てられてそんなに長い年月は経っていないのであろう。

 この辺りは、「田沢疎水」に水が通ってから、入植者が作った集落なので、集落ができてから勧請したものと思われる。

 鳥居前まで行ってみる。

(「明田地神明社」2)


 鳥居脇の石柱に「明田地神明社」とある。

 ここの境内には鳥居と石柱以外には、木製のテーブルと腰掛があるだけで、ほかにはなんにもない。神社と言えば、普通は狛犬や石灯篭、石碑などが立っていることが多いが・・。これはこれですっきりして、いい感じではある。

(その3に続く)


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