北欧の戦士は、死んだらバルハラという戦士の天国へ行くことを信条に
命を惜しまずに戦いました。
1000年くらい前のことです。
いまは、キリスト教圏で整然としている北欧ですが
その下敷きは、多神教文化。
ヴァルハラ・・・。そのことを調べていたら
行き着きました。公開されたのかしら?この映画。
まったく知らなかった。
見たいので、レンタルしてこようと思います。
バイオレンス映画なので、暴力の映像がみちみちているので
苦手な人は見ないでください。
わたしも、暴力系の映画は苦手ですが
北欧文化のかけらが見られるのなら、具合悪くなっても
絶対見ようと思うくらい
・・・考古学馬鹿です。
↓
『ヴァルハラ・ライジング』予告編
最近、北欧の原風景を知りたくて
ヴァイキングのことをしらべていました。
ケルト民族もまた、北欧やブリテン島を侵略した民族だった
・・・と知ったとき
さらに、さかのぼる原住民を
知りたくなってます。
手仕事のこまかさに秀でた人種。
強い女神を軸にする巨石の母系文明があったようなのです。
ギリシアや地中海も
大理石きらきらな、アーリア系の父系社会のイメージ強いですが
どうやら、有色の人種の文明がベースだったようなのです。
女性巫女を軸とする有色人種の母系社会が
底辺にあったようなのです。
そこに、スパルタなどに代表されるような
父系社会が制覇した。
地球上で、気象の変化があり、
男性が、そのようなかたちで
力を外側へ、いったん押し出し続けることが
必要だったのだと思います。
長い間。
気象への対処というだけでなく。
きっと、長い間ベースとなった母系社会への反動だったはずです。
おそらく。男性は、働き蜂であり、奴隷だったのです。女性社会の中で。
お母さんのもとから、独立するための
人類の、思春期反抗期だったのかもしれません。
しかし。何千年も、戦闘と略奪と覇権争いが
あまりにも長く続いたために
葬られた以前の原風景は
文化のかけらしか、残ってないのです。
大地とのつながりをもった女性性文化は
娼婦になり、魔女になり、やまんばとなり
男性社会から、コントロールの対象になってきました。
世界中どこもかしこも。
だから片鱗しか残ってない。
それでも。そこへ、回帰する流れが
今、きたならば
もう、それは、とめることはできないでしょう。
確実にきている流れなのです。
回帰というよりも。やっと、人類の長い思春期が終わって
青年期・壮年期へ、移行するために
ふたたび、女性性と対等に融合するのだと思います。
ママのいうことを聞く、小さな男の子ではなく。
パパに庇護を求める、小さな女の子ではなく。
大人の男性と女性として。
しかしそのまえに。
こころから、哀悼の気持ちで、その戦いの足跡を葬り去る
仕事が必要ですが。
それは、意図せずとも、役割をになった人が
自然と、流れで動かされて
行っていることがわかりました。
ここ、数日の複数の友人とのメールで
必要なひとは、その土地土地へ現実のつながりの中でむかわされ、
そこで、精一杯普通に過ごすことで
十分、何万年分の過去をミソいでいるようです。
意図する人。意図せずナチュラルに行う人。
それぞれで、いいのだと、気がつかされます。
それがわかったとき。けっこう衝撃をうけながら、かみしめました。
社会を見ても、大いなる流れのなかで
滅び行くものの断末魔の中で、身を粉にしてその役割を担っているひとの存在を感じることができます。
そういう、采配ってのはあるんだな。と思います。