![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/46/01253f4736e83c6b84285bb95ea28b00.jpg)
当局は、QSOデータを無線機の横に置いたデスクトップPCにあるTurbo HAMLOGで記録しています。
どこにいても“hQSL”や“eQSL”のチェックが出来ると便利かなと思い、ノートPCにもHAMLOGをセットアップして、QSOデータを同期させてみました。
その忘備録です。
▶USBメディア利用 その1
最初は、QSOデータのバックアップをUSBメディアにコピーして、ノートPCにリストアする。作業後に逆ルートでディストップPCにリストアする方法で同期させてみました。
頻度が少なければデータ的には確実で安全な方法かと思いますが、いちいちUSBメディアにコピーするのが面倒ですぐに諦めました。
もうちょっといい方法はないかなと思いWeb検索してみると、クラウド利用をされている記事があり参考にさせていただき、試してみました。
▶クラウド利用
当局は、hQSLの転送用にGoogle Mailを利用している関係で、Google Driveを使いました。パソコンではクラウド利用はしたことがなかったので、いまいち理解不足ですが・・・・・。
⓵ Google Driveの『パソコン版ドライブ』のソフトをダウンロードして2台のPCにインストールします。
これで、Google Driveアイコンやエクスプローラから簡単にアクセスできるようになります。
② Google Driveにフォルダ作成
Google Drive内のマイドライブに “ HamLogCommon ” フォルダを作成。名前は自分がわかりやすいものでOK.
“ Chrome ” でGoogle Driveにログインして、フォルダの共有設定をしておくと良いようです。
③ ディストップPC内の “ HamLogフォルダ ” から次のファイルをGoogle Drive内の “ HamLogCommon ” に移動させる。念のためバックアップしておく。
- Hamlog.dx*(*部分は数字が異なる=0、1、2、3、4…)
- HAMLOG.fdt
- HAMLOG.hdb
- HAMLOG.mst
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/a9/e93220c6ee1c26ebf0a013169516e05c.jpg)
④ディストップPCのHAMLOG設定
上記ファイルを移動後にHAMLOGを起動すると,ini内容が異なるので次のような画面となる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/70/ef5e470184b005eb630d5b511332a9d3.jpg)
OKをクリックすると“QSOデータのオープン”の画面になります。
『ファイルの場所』はGoogle Drive内の “ HamLogCommon ” にあるHamlog.mst を選択して「開く」をクリックして終了。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/5b/9bd338d49ed5bef985b7e9d3cdd5518a.jpg)
次にディストップPCのHAMLOGを起動すると正常に動作しているはずです。
⑤ ノートPCのHAMLOG設定
ノートPCのHAMLOGフォルダにある先ほどと同名のファイルを削除します(別の場所に移動させておいてもよい)。
念のため、ディスクトップPCのHAMLOGは終了させておく。
⑥ノートPCのHAMLOGを起動すると先ほどと同じエラーが出る。
先ほどと同様にファイルの場所は、Google Drive内の “ HamLogCommon ” にある “ Hamlog.mst ” を選択します。
次にノートPCのHAMLOGを起動させるとディスクトップPCのHAMLOGと同じQSOデータが表示されます。
⑦同期のテスト
両PCのHamlogで仮のQSOを入力保存して、それぞれのPCで同じデータが表示されれば完了です。
⑧念のため、HAMLOGの “ 環境設定 ” の設定2の画面の “ QSOデータの共有オープン ” にチェックしておきます。
▶運用
しばらくは特に問題なく動作していましたが、FT8のQSOにおいてWSJT-XからJT_Linker経由でHAMLOGにQSOデータを転送させた折に、モードがSSB、RSレポートが59、となる現象が2件ほど起きました。
原因はよくわかりませんが、パソコン内のHAMOLOGに記録させていた時はこの現象は起きていないことから、クラウドにQSOデータをアップロードする時に何らかの要因があるのかなと想像しています。
速いネット環境が必要なのかもしれません。
誤入力に注意して使用すれば、2台のPCで常にQSOデータが同期されているので便利です。
▶クラウド利用 その2
上記のような誤入力があったので、2台のPC それぞれのBackup用フォルダをクラウドに作成して、HAMLOGのバックアップデータを保存するようにしてみました。
HAMLOGの “ QSOデータのバックアップ ” 画面で、“ ↑を2回実行 ” のフォルダ指定をGoogle DriveのBackup用フォルダにしました。
クラウド上のバックアップデータからリストアする方法は、USBメディアが不要になるのでひと手間省けて少し便利かなと思います。
★★ 昔、モービル運用や移動運用していたころは、QSO記録はすべて手書きで、家に帰ってから整理していました。
今は、固定局のみの開局ですので、移動先にPCを持ち出してQSOデータの記録をする必要性はありません。
でも、家中のどこでもノートPCを利用してQSOデータの整理ができれば便利です。
テレビで野球観戦しているときでもチェックできるので、時間の有効活用にもなります(笑)。
NASや他のクラウドサイトの利用など、もっといい方法があるかもしれませんが今回はここまでで完了としました。
▶追記 2024.7.13
上記『クラウド利用 その1』のクラウド先を “ Dropbox ” に変更してみました。
今のところ、うまく動作しています。
しばらくはこの方法で共有を続けてみようと思います。