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アンテナ メンテナンス <アルミエレメント 接触改善>

2024年06月20日 | アマチュア無線
先日、大気不安定による雷注意報が出ていたので、2階のベランダに設置している垂直アルミポールのアンテナを一時的に降ろしたので、メンテナンスを行いました。

エレメントは以前にも紹介したクッシュクラフト製AR-10(28MHz 1/2λ GP ノンラジアル )です(ブログ記事はここ)。



▼メンテナンス【1】 結束バンド交換
エレメント給電部からATUまでは、支柱から少し離すために、ガイシ2個を結束バンドでつなぎ、給電線ガイドにしています。

結束バンドは耐候性を使用していますが、屋外である程度の期間を経過すると日光と風雨でもろくなるので早めに交換しています。
黒色結束バンドの光沢がくすんでくると、ポロと破断します。



▼メンテナンス【2】 接続部クリーニング
AR-10のパイプ継ぎ目は、次の写真のように下段の太いパイプに切り目があり、水道栓のホースクランプで締め付ける方法です。
エレメント長の微調整には便利ですが、強風でアンテナがしなると接触不良からかSWRがふらつくことがありました。

そこで、タップネジを使用して接続強化しています。

さらに、接続部の接触不良を防ぐために、以前はアンテナ用グリースを使っていましたが、経年劣化でグリースが硬化するので、メンテナンスのたびにクリーニングして塗り直し作業をしていました。


結構な手間と時間がかかるので最近は次の方法で簡易化しています。

まず、『エレクトリッククリーナー』で接合部の汚れをきれいクリーニングします。
配線基板に使用でき、プラスチック部への影響も少ない仕様で、汚れを落とす効果が期待できます。

次に、きれいになった接合部の密着性を高めるため『CRC 2 - 26』をスプレイしています。
2-26の仕様によれば『金属表面から水分を強力に除去する、電気装置用防錆・接点復活剤 』とありますので、接触不良を一定期間防ぐ効果が期待できます。
べたつかないのでメンテナンス時のふき取りも楽です。



▼メンテナス【3】ネジ/クランプのチェック
タップネジとパイプクランプにゆるみがないかチェックして終了です。

設置後のSWR測定では1.8~50MHzまで1.3以下で落ち着いています。

次のメンテナンスは秋ごろかな。



2階ベランダから2.2mの支柱に取り付けて全長7.7m、トップは地上から約11mほどの高さになります。
以前、『カミナリ 怖い』のブログ記事(ここ)に書きましたが、このエレメントは軽くて、簡単に設置、取り外しが可能です。
メンテナンスが楽で、安心して無線を楽しむためには必須のエレメントです。

【追記】
上記の『エレクトリッククリーナー』と『CRC 2 - 26』を利用して各種機器の接続部のクリーニングにも活用しています。
無線機の同軸コネクター、イヤフォンやKeyジャック、パソコンのUSBジャック等々に、ごく少量を歯間ブラシにつけて磨き、綿棒で拭き取る作業を定期的に行い、接触不良からのトラブル防止に役立てています。
『Kure』の回し者ではありませんが結構重宝しています。







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