JA3KBS アマチュア無線 再開局

JA3KBS HamLife(アンテナや無線機器ほか)の忘備録、日々の出来事です

icom IC7300 時計バッテリー交換

2024年02月10日 | アマチュア無線
icom IC7300 時計バッテリー交換

IC7300が電源をonする度に時計がリセットされるようになりました。

マニュアルには『電源が接続されている状態では、常に充電されている。長期間使わないと電池電圧が低下して時刻がリセットされる。充電期間は約2日(目安)。無線機のON/OFFに関係なく電源が接続されていれば充電される』とあります。
当局は無線機をOFFにした時は必ず外部電源もOFFにします。運用時間が少ない場合にリセットされていたのかも知れません。

IC7300の時刻は、icomソフトTime Adjustment Software ST400W』を使えばパソコンから簡単に修正可能なので不便は感じていませんでしたが、この際、交換することにしました。

▶回路図
IC7300の時計にはML414HIV01Eというリチューム充電バッテリーが使われ、充電するのには2.8v~3.1V必要と仕様にあります。とても小さい部品なので扱いが難しいです。

そこで
▶電気二重層コンデンサに交換
 数年前にFMチューナーのチャンネルメモリー用の電気二重層コンデンサを交換したことがあり、部品箱を探すと電気二重層コンデンサ5.5V1Fと2.7V4.7Fが残っていたのでこれを使うことにしました。耐電圧の高いほうが安全ですが、5.5V1Fのリード線は超短く、リード線の長い2.7V4.7Fを取り付けることにしました。

ここからは自己責任です

▶交換作業
ケースを開けるとTWIN PBTの後ろあたりにバッテリーがあります。


周辺をマスキングテープで養生して、はんだ吸引線を利用して周辺のはんだを吸い取り、加熱しすぎないように注意しながら外します。基板配線を損傷させたり、はんだコテが周りに触れないように特に慎重に行います。
はんだ作業に慣れていない場合はメーカーでやってもらう方がいいです。

電気二重層コンデンサをマスキングテープで保持して、はんだ付け完了です(極性に注意)

▶充電
無線機ON⇒時刻合わせ⇒1時間通電後OFF・外部電源もOFF⇒少したってから電源を入れましたが時計はリセットされていました。

 結局、約2日間、外部電源ONにして放置しました。その後は数日間通電しなくても時刻がリセットされることはありません。

回路図では3.3V電圧に3.3kΩの抵抗が入って充電池につながっています。耐圧が気になるので、時々、コンデンサのチェックしています。


2024.4.7追記 時刻がリセットされるまでの期間
  • 3月中旬から14日間、IC7300の電源を入れることなく、久しぶりに電源ONにしたところ時刻がリセットされていました。
  • すぐにicomソフトTime Adjustment Software ST400W』で時刻を設定して1時間ほど通電後OFF。翌日、電源ONにしたところ時刻はリセットされることなく正常でした。
  • これまでに7日間通電しない折にはリセットされることはありませんでした。今回は通電しない期間がいつもより長期だったことが原因です。
  • 運用形態(時間)にもよりますが、私のように数日おきに1時間程度の通電の場合、この電気二重層コンデンサ2.7V4.7Fは通電しない期間が2週間程で時刻を保持する電圧が不足してリセットされるようです。
電気二重層コンデンサに取り換えてから6か月が経過しました。耐電圧が気になりますが、今のところコンデンサーに膨らみは見受けられず正常に動作しています。



この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 白梅 咲いてきました | トップ | 春近し! »
最新の画像もっと見る

アマチュア無線」カテゴリの最新記事