ミラクルなる日々 とジンセイプロ

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週刊 タイトル未定の小説 ~2話~

2007-11-27 07:54:51 | その他 いろいろ
新宿警察署内で 大声をあげてる一人の女性に署員が手を焼いていた。
いや正確には一人の男性だ。
「馬鹿にすんじゃないわよ。私はねあんた達が鼻水垂らしてる頃からこの街で生きてんダヨ」
「私が何したってんだい!!悪いのはあの男だろ」
ここではよくある客とのトラブルだが、新宿に店を構えて20年以上経つやすこママがこういうトラブルで警察に来ることは珍しい。
「うるせぇよ このオカマババァ」
一方の相手は未だ若い20歳をちょっと過ぎたばかりの幼さを残す男だった。
出署したばかりの斉藤は 朝っぱらからの騒ぎに少々面倒臭げに対応していた。
やすこママとは知らない仲ではない。いや新宿署に居てやすこママを知らないのは新人か
お堅い事務方の数名だろう

「なぁ やすこさん、いったいどうしたってんだい?こんな子供に何怒ってるんだい」
「何時ものやすこさんらしく無いじゃないか」
若い男は別の人間の任せて、やすこママの対応は斉藤がしていた
「いったい何があったってんだい」 
「何でもないよ。ココはねアンタみたいなガキが来る店じゃないって教えただけさ」
「でも、それにしちゃぁ穏やかでないなぁ。本当は何かあったんじゃないのか?」

話を要約すると、いつもの様に常連の客が引き上げた頃ベロベロに酔った若い男が一人で入ってきた。時刻は午前5時、閉店の時間は当に過ぎていた。
そこでやすこママは若い男に閉店だからと声をかけ、水を一杯差し出した
トコロが、男はそのグラスを撥ね退け酒を飲ませろと店の中へ入り込んできたそうだ。
そこでひと悶着あって 酔いに任せた男が店の中で暴れたそうだ。
普段は温厚なやすこママであったが、元は男、しかもこの新宿で生き抜いてきただけ有って簡単に引き下がらない。騒ぎを聞きつけた近所の人が110番へ通報しとりあえず署まで同行願ったって訳だ。

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とりあえず毎週火曜日更新を目指して頑張ります。
ミクシィとは全く違ったものにしていきますよ。